2019年10月21日「歌謡曲だよ、人生は」
カテゴリー中島孝志の不良映画日記」
忘れないうちに(その1)・・・日本ラグビーチームの皆様、ヘッドコーチ、スタッフの皆様、素晴らしいゲームをありがとうございました。参加チームの皆様、ありがとうございました。そして・・・。
「この2、3週間で我々は日本に何度も何度も恋に落ちた。彼らは15年にもW杯開幕週に南アフリカをKOする奇跡の一戦で我々の心を勝ち取ったけれども、今や、彼らの目を奪われるラグビーと生来の無私無欲ぶりには、どの国の人々にとっても『2番目』に応援することになったのだ」
米大手放送局「ESPN」の皆様、感謝感激。誠にありがとうございます。
ゲーム中は戦争。終わればノーサイド。誠に誠に日本人にふさわしい紳士のスポーツです。
忘れないうちに(その2)・・・本日深夜零時に 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信しています。タイトルは 『がんばれトランプ!「売国奴」が群がるホワイトハウス!こんな国に未来がある?!』 です。お楽しみに・・・。
先週から、実は今週も「通勤快読」では「蛭子能収さん」の本を取り上げてますが、「映画監督もした」と書いてるんですよ。しかも、それ、観たことあるし、DVD持ってるしぃで、調べたら、07年6月6日 (水)に紹介してるのね。
てことで、転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・
「歌謡曲だよ、人生は」
「日経のBizPlus」に連載中の「社長の愛した数式」が好評で1日5万人を突破するアクセスで日経がびっくり。自慢ではありません。「BizPlus」は20人の執筆者で計18万人の読者がいるんですけど、小生のコラムがダントツ人気なのです。いやいや、けっして自慢ではありませんぞ。
この映画、横浜ではやってないのね。で、本日、日経新聞等のインタビューがあったんで、これ幸いと、上映時間をスケジューリングして観て来ちゃいました。
銀座4丁目、和光裏の「シネスイッチ銀座」で上映してんの。銀座のど真ん中にあんの。
客はオババばかり。見渡すかぎり、オババ、オババ、オババ。オババの佃煮ができまっせ。この人たち、2人揃ったら怖いもの無しだかんね。それが束になっているんだよ。どうなったと思う?
以下は本日、私が遭遇した上映中のオババたちの会話です。しばらくお楽しみください。
(画面:ボクシングの試合)
「痛そう、おお、痛そう。あれは痛いわ、あれは痛い」
「ホント、役者も大変ねぇ」
(トイレに閉じこめられてエアギター大会に出られない主人公)
「ドジなんだから。さっきからずっと。ばっかみたい」(そういうキャラなんじゃあ!)
(「女の道」の歌詞がわからなくなった主人公)
「♪うぶな私よ、うぶな私!あんたが唄ったんだから知ってるでしょ」(そういう芝居なんじゃあ!気づけ、こらあ!)
(ラストでとびっきりのいい女が登場)
「あんなのあるわけないよねぇ。釣り合わないわよ」(だから、芝居なんじゃあ!)
(ラブレターが山ほど机から出てきたシーン)
「ストーカーよ、ストーカー。あれ、絶対、ストーカー!」
(歩さんがチャリに乗って五郎丸の車をつかまえる)
「良かったねぇ、パチパチパチ(劇場が揺れたど!)」
静かに観られんのか! いちいち反応すな! 隣と感想しゃべるな!あとにせぇ、あとに! まだ映画始まったばかりやろが! それに何回も出たり入ったりすな! ピカっと明るくなるから、一瞬、スクリーンが見えなくなるんやど!
「○○さん、お茶」「ありがと。じゃ、お煎餅ね」「ありがと」
仲良く会話すな! いま、上映中やろが! まとめて延髄蹴ったろか!
これ10話+オープニング+エンディングで、計12の歌謡曲からイメージする映画を作るという、きわめて挑戦的な、けど、もしかすっと「世にも奇妙な物語」になっちゃいそうなトライアルなのね。
なんたって、私ゃ歌謡曲の味方だかんね。そりゃ、お坊ちゃまの頃は、毎朝、母が弾くショパンのピアノ、父が奏でるメンデルスゾーンのバイオリン。これらが私の目覚ましでしたよ。けど、歌謡曲は好きなんです。
ばらばらの監督が選曲してるわりには、はまりますなぁ。見事にはまります。たぶん世代的には団塊だと思うけど、私にドンピシャの選曲。
映画的には笑えたのは「女の道」。で、感動したのは「逢いたくて逢いたくて」。
後者は妻夫木聡くんと伊藤歩さんのコンビ。なかなか、できたショートストーリー。日テレの「泣ける実話」にも登場できそうなレベルですよ。妻夫木くん、歩さん、演技が巧い。
伊藤歩ちゃんはいい。「東京タワー」「のど自慢」「カーテンコール」にも出てた。
「逢いたくて逢いたくて」は昭和40年、岩谷時子作詞/宮川泰作曲で大ヒット。
この歌、大好き。実は園まりさんのベストCD持ってるんです。彼女の曲で好きなのは「なんでもないの」って曲なんだけど、知らない?
あと、映画はイマイチだったけど、「みんな夢の中(昭和44年)」(浜口庫之助作詞作曲)も好きだなぁ。
今日、高田恭子さんの舞台挨拶があったんだよね。私、インタビュー受けてて観られなかったです、はい。
♪恋はみじかい 夢のようなものだけど
女心は 夢をみるのが好きなの♪
高田さんは元々、関西フォーク出身。あの名曲「竹田の子守歌」も最初に唄ったのはこの人。
12曲の中に実はいちばん好きな曲が入ってて驚いてしまいました。しかも、その映画。私がしょっちゅう行く地元のライブハウス関係者が2人出演してんのよ。あれ、これ、もしかして・・・うわあ、感激! やっぱ、いい曲だなぁ。これは後日、お話しましょうね。
DVDは映画版と音楽版の2枚組。音楽版はオムニバス出演主役の皆さんへのインタビューと歌謡曲。これ、お得です。なにがいいかって、蛭子さん、ギター抱えてノリノリで歌ってるの・・・「♪愛しのマックス」ですよ。で、サックスは武田さん。
蛭子さん、微妙にズレてるけど音程は外さず意外と巧い。ぜひ見てほしいっす。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 「死にたくない 一億総終活時代の人生観 後編」(蛭子能収著・924円・KADOKAWA)です。とてもいい本です。
「この2、3週間で我々は日本に何度も何度も恋に落ちた。彼らは15年にもW杯開幕週に南アフリカをKOする奇跡の一戦で我々の心を勝ち取ったけれども、今や、彼らの目を奪われるラグビーと生来の無私無欲ぶりには、どの国の人々にとっても『2番目』に応援することになったのだ」
米大手放送局「ESPN」の皆様、感謝感激。誠にありがとうございます。
ゲーム中は戦争。終わればノーサイド。誠に誠に日本人にふさわしい紳士のスポーツです。
忘れないうちに(その2)・・・本日深夜零時に 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信しています。タイトルは 『がんばれトランプ!「売国奴」が群がるホワイトハウス!こんな国に未来がある?!』 です。お楽しみに・・・。
先週から、実は今週も「通勤快読」では「蛭子能収さん」の本を取り上げてますが、「映画監督もした」と書いてるんですよ。しかも、それ、観たことあるし、DVD持ってるしぃで、調べたら、07年6月6日 (水)に紹介してるのね。
てことで、転載します。
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「歌謡曲だよ、人生は」
「日経のBizPlus」に連載中の「社長の愛した数式」が好評で1日5万人を突破するアクセスで日経がびっくり。自慢ではありません。「BizPlus」は20人の執筆者で計18万人の読者がいるんですけど、小生のコラムがダントツ人気なのです。いやいや、けっして自慢ではありませんぞ。
この映画、横浜ではやってないのね。で、本日、日経新聞等のインタビューがあったんで、これ幸いと、上映時間をスケジューリングして観て来ちゃいました。
銀座4丁目、和光裏の「シネスイッチ銀座」で上映してんの。銀座のど真ん中にあんの。
客はオババばかり。見渡すかぎり、オババ、オババ、オババ。オババの佃煮ができまっせ。この人たち、2人揃ったら怖いもの無しだかんね。それが束になっているんだよ。どうなったと思う?
以下は本日、私が遭遇した上映中のオババたちの会話です。しばらくお楽しみください。
(画面:ボクシングの試合)
「痛そう、おお、痛そう。あれは痛いわ、あれは痛い」
「ホント、役者も大変ねぇ」
(トイレに閉じこめられてエアギター大会に出られない主人公)
「ドジなんだから。さっきからずっと。ばっかみたい」(そういうキャラなんじゃあ!)
(「女の道」の歌詞がわからなくなった主人公)
「♪うぶな私よ、うぶな私!あんたが唄ったんだから知ってるでしょ」(そういう芝居なんじゃあ!気づけ、こらあ!)
(ラストでとびっきりのいい女が登場)
「あんなのあるわけないよねぇ。釣り合わないわよ」(だから、芝居なんじゃあ!)
(ラブレターが山ほど机から出てきたシーン)
「ストーカーよ、ストーカー。あれ、絶対、ストーカー!」
(歩さんがチャリに乗って五郎丸の車をつかまえる)
「良かったねぇ、パチパチパチ(劇場が揺れたど!)」
静かに観られんのか! いちいち反応すな! 隣と感想しゃべるな!あとにせぇ、あとに! まだ映画始まったばかりやろが! それに何回も出たり入ったりすな! ピカっと明るくなるから、一瞬、スクリーンが見えなくなるんやど!
「○○さん、お茶」「ありがと。じゃ、お煎餅ね」「ありがと」
仲良く会話すな! いま、上映中やろが! まとめて延髄蹴ったろか!
これ10話+オープニング+エンディングで、計12の歌謡曲からイメージする映画を作るという、きわめて挑戦的な、けど、もしかすっと「世にも奇妙な物語」になっちゃいそうなトライアルなのね。
なんたって、私ゃ歌謡曲の味方だかんね。そりゃ、お坊ちゃまの頃は、毎朝、母が弾くショパンのピアノ、父が奏でるメンデルスゾーンのバイオリン。これらが私の目覚ましでしたよ。けど、歌謡曲は好きなんです。
ばらばらの監督が選曲してるわりには、はまりますなぁ。見事にはまります。たぶん世代的には団塊だと思うけど、私にドンピシャの選曲。
映画的には笑えたのは「女の道」。で、感動したのは「逢いたくて逢いたくて」。
後者は妻夫木聡くんと伊藤歩さんのコンビ。なかなか、できたショートストーリー。日テレの「泣ける実話」にも登場できそうなレベルですよ。妻夫木くん、歩さん、演技が巧い。
伊藤歩ちゃんはいい。「東京タワー」「のど自慢」「カーテンコール」にも出てた。
「逢いたくて逢いたくて」は昭和40年、岩谷時子作詞/宮川泰作曲で大ヒット。
この歌、大好き。実は園まりさんのベストCD持ってるんです。彼女の曲で好きなのは「なんでもないの」って曲なんだけど、知らない?
あと、映画はイマイチだったけど、「みんな夢の中(昭和44年)」(浜口庫之助作詞作曲)も好きだなぁ。
今日、高田恭子さんの舞台挨拶があったんだよね。私、インタビュー受けてて観られなかったです、はい。
♪恋はみじかい 夢のようなものだけど
女心は 夢をみるのが好きなの♪
高田さんは元々、関西フォーク出身。あの名曲「竹田の子守歌」も最初に唄ったのはこの人。
12曲の中に実はいちばん好きな曲が入ってて驚いてしまいました。しかも、その映画。私がしょっちゅう行く地元のライブハウス関係者が2人出演してんのよ。あれ、これ、もしかして・・・うわあ、感激! やっぱ、いい曲だなぁ。これは後日、お話しましょうね。
DVDは映画版と音楽版の2枚組。音楽版はオムニバス出演主役の皆さんへのインタビューと歌謡曲。これ、お得です。なにがいいかって、蛭子さん、ギター抱えてノリノリで歌ってるの・・・「♪愛しのマックス」ですよ。で、サックスは武田さん。
蛭子さん、微妙にズレてるけど音程は外さず意外と巧い。ぜひ見てほしいっす。
さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 「死にたくない 一億総終活時代の人生観 後編」(蛭子能収著・924円・KADOKAWA)です。とてもいい本です。