2019年10月24日こんな話をしてまんねん。

カテゴリー中島孝志の経済教室」

 忘れないうちに(その1)・・・「中島孝志の経済教室・無料講演会」は明後日26日(土)午後1時開始です。3時間たっぷりやりまっせーー。

 忘れないうちに(その2)・・・「ぴよこちゃん倶楽部」ゲスト講師柳橋。先生が 『投資塾』を開講されるそうです!ぜひご検討くださいませ。ご確認ください。

 毎日毎日、世界ではいろんな「事件」が起きています。
 それを報道する機関も新聞社からテレビ局までわんさか。解説するキャスターとかコメンテーターと称する商売人もたくさんいらっしゃいます。

 「中島孝志の経済教室メルマガ」はメディアでは入手できないネタではなく、その事件をどう読み解けばいいのか、ズバッと鉈で切り落とし、スパッと切り口鮮やかにそぎ落とし、シンプルにかみ砕いてお話しています。
 だれもが入手できるデータとチャートで、手にとるようにわかりやすくお伝えしています。

 たとえば・・・直近10/23の「経済教室メルマガ」を転載してみましょう。

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 おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。

 10/21は日経平均株価が連騰でしたね。先週末にダウが▼255$の下落でしたけど、△56円高。前営業日(先週末)は△40円高。10月は△791円高となってます。
 8月に▼800円下げ、その分、9月に取り戻し、ここに来てプラス。「10月暴落説」があちこちで聞かれていましたけど、いまのとこ、どこ吹く風。このまま上昇トレンドを続けてほしいものですね(予測は「どん底メルマガ」でしてますので省きます)。

 指数で見ればそうなりますが、個別株で見るといろんな風景が見て取れます。

 「なーんだ、上がってるのはこんだけ?」
 「日経平均株価を引っ張ってるのはこれしかないの?」

 それが事実です。たとえば、先週末の△40円にしても、「ユニクロ(9983ファーストリテイリング)」だけで△44円高。「ファナック」が△16円高。この2銘柄で△60円高。にもかかわらず、日経平均株価は△40円高にしかならなかった。
 10/21は△56円高。上げたのは「9433KDDI」が△10円高。下げたのは「ユニクロ」▼8円安。

 つまり、「値がさ株」がもっぱら上げてるわけ。

 日経平均株価が上昇するなら「ユニクロ」は新高値更新する? いえいえ、「ユニクロ」が新高値更新するから日経平均株価は上昇トレンドに乗るんです。

 おかげで昨日の新聞は・・・。



 「NT倍率」が高水準? どういうこと? 4/18の「経済教室」で解説してますけど、日経平均株価は上昇。TOPIXは下落。この比較が「NT倍率」なんですよ。







 「20年振りの上昇だ!(=乖離差拡大)」と経済紙が驚いたのは去年12月。日経平均株価構成銘柄が大幅に入れ替えられた2000年4月が12.36倍でしたが、4月12日(金)のマーケットで更新。
 ところが、10/18の「NT倍率」は13.86倍(92年4月以来27年半ぶりの高水準)。つまり、4月の水準を更新してしまったわけです。

 どういうこと? その前に釈迦に説法を承知で、「NT倍率」についてもう一度まとめておきます(「日経平均株価」についてもまた解説しなくちゃいけませんね)。






 
 「NT倍率? なんやねん、それ?」と感じるかもしれませんが、少し重要なんで注目しているのです。

 NT倍率とは、日経平均株価がTOPIXの何倍かを表す指標です。言い換えますと、「日経平均株価とTOPIXのどちらが強いか?」を示すモノサシです。チャートでおわかりの通り、TOPIXは東証1部の全銘柄を対象にしています。市場全体の景気とか日本経済の景気を体現している、と言い換えてもいいでしょう。

 一方、日経平均株価は?

 ご存じの通り、対象(構成)は東証1部225銘柄です。構成銘柄には「構成率」というものがありまして(ダウ平均株価も同じ)、
 たとえば、「9983ファーストリテイリング」(11.07%)や「9984ソフトバンクG」(4.12%)は構成率のツートップです。上昇率は日経平均株価やTOPIXをはるかに凌ぎます。もちろん、日経平均株価が下落する時には暴落します。

 「値がさ株」と言われるモノです。

 さて、NT倍率の上昇=日経平均株価の上昇が意味することはなにか?

 4/18はこんな解説をしていました・・・「裁定買い」(日経平均株価の先物を売って現物を買う)が積み上がります。信用買いと同じく、反対売買で決済されますから「将来の売り要因=下落」となります。いままでの外国人のやり口を見ていると、裁定買いが最低レベル(5000億円)に下がると売りの玉がなくなり、仕掛けようがありません。マーケットを暴落させたあとは、3兆−5兆円くらいまでせっせと買い上げて株価を上昇させ(積み上げて)、裁定解消売り(裁定買いの反対売買による決済)によって頂上から突き落とします。株価の暴落というヤツです・・・。

 トランプ心と秋の空。不安定で先が見えない。怖くてヘッジファンドは解散トレンドですし、パフォーマンスは最悪です。裁定買いを積み上げてドカンと落とす前に自分たちが解散に追い込まれてしまいました。ですから、極めてショートレンジで売買せざるをえなくなりました。

さーて、「NT倍率」の高水準化ってなーに? はい、ご想像の通り。日銀、GPIFのETF買いが盛んだ、ということでしょう。だから「値がさ株」は上昇トレンドに乗る、と考えているんです。ただし賞味期限がありますからね。ご注意ください。

 重要なことはこんなことではありません・・・実はヘッジファンドにこれらのETFを買わせている勢力があるんです。
 だれだと思いますか? クイズにします。正解は無料講演会でとくとお話します。こんなことさせてていいのでしょうか? この憤りがヒントです。

 日経もチャートを掲載するなら「日本経済を危うくする魑魅魍魎たちの思惑」について書かなくちゃいけませんよ。プンプン!

 今回はこのくらいにしておきましょう。

 さて、中島孝志からのお知らせです。

  「中島孝志の経済教室・無料講演会」は10/26(土)に開催します。参加ご希望メンバーは「メルヘン=メール返信」よろしくです。

◆テーマ::「米中覇権戦争で暴落?暴騰? トランプVSディープステート! 11月解散総選挙もありぃので、『どん底V字復活』を叶えるこれだけの理由」
◆開催日:10月26日(土)午後1時-4時。
会 場:「新橋ビジネスフォーラム」8F(日比谷・内幸町・新橋駅徒歩1-5分)詳しくはブログをご参照ください。
◇参加資格:開催月に現役会員であること。新規会員Welcome!
◇申込法:参加する場合は必ずメルヘンよろしくです。席の用意がありますのでご留意くださいませ。
◆会員以外の参加:1回11万円(消費税込み)。当日お持ちくださいませ。
◆今後の予定:12月1日(日)を予定しています。

※政治経済、歴史と地政学、世界戦略のグランドデザイン、マネーのグローバルトレンドを勉強しましょう。
※推奨銘柄等々の話はしません。知らないしわからないもん(と言っておきます)。
※これからのダウとNK225の予測をテクニカル解析します。
※なお、参加者減少の場合は「無料講演会は余計なお世話!」と理解し12月以降は中止とさせて頂きます。
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 さーて、このメルマガですが「月・水・金と週3回配信(祝祭日も!)で月額いくらかご存じですか。税込3565円なんすよ。もってけ泥棒です。
 しかも「おまけ」が無料講演会「中島孝志の経済教室(偶数月に開催)」です。原理原則研究会、ぴよこちゃん倶楽部、どん底メルマガの会員対象講演会ですけど、「経済教室メルマガ」のメンバーも参加できます。

 左欄の上から2番目「中島孝志の得する経済教室メルマガ」コーナーをクリック。サンプルをご覧いただき、ぜひお仲間になってくださいませませ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 「蛭子の論語 自由に生きるためのヒント 前編」( 蛭子能収著・880円・KADOKAWA)です。とてもいい本です。