2019年11月28日建前と本音。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 さーて、来年早々緊急出版(2冊)の件で、某大手版元の編集長と打ち合わせ。大好きなルノアールが超満員。ウエイティングまであんのよ。で、向かいの渋谷ヒカリエ11F「THEATRE TABLE」なら空いてるだろ。。ミュージカルさえやってなきゃNPなのよ。



 空いてましたなー。クランベリージュースを注文。意外と好きなんすよ。

 いきなり編集長の愚痴。

「今年5人辞めました。だれかいい人いませんかね」
「みなゲンキンだね。出版には未来がないってか。ある意味正解」

 募集はしょっちゅうやってるらしい。けど「欲しい人」じゃない。そんなもんすよ。「欲しい人」はだれもが欲しい。ま、妥協はできんわな。出版なんて仕事、人次第で業績は天地の差ですからね。

 原始的な職人芸ですからAIも通用しない。

 で、理不尽なことに気付きました。募集の時、昔と違っていまは、性別、年齢、学歴・・・等々で差別しちゃあかんのよ。

 でも、採用となるとシビアにここ見てます。たとえば、採用側では「20代!30代前半がギリ」「30半ばのリーダークラスが欲しい」とかね。そこに「経験20年です」なんて人が採用されるわけがありません。

 20代なら鍛えればなんとかなります。なまじ経験があるとなかなか変化できません。ベテランを使うのもしんどいしね。

 てわけで、お互いに時間の無駄だから「年齢制限」くらいは絞りたいわけよ。
 それができないからお互いロスばかり。無駄でも「機会均等」という建前を成立させなくちゃいけないわけね。

 ま、チャンスは平等に処遇は公平に、ですからね。「拾い物」はありえません。私の採用経験では「履歴書」の段階で決定してます。あとは会って確認するだけ。面接でも椅子に座る前に決まってます。

 面白いわなー。

 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 『「松本清張」で読む昭和史 後編』(原武史著・880円・NHK出版) です。とてもいい本です。