2021年01月02日三浦春馬さんの遺作「天外者」サイコーでした・・・。
カテゴリー中島孝志の不良映画日記」
■忘れないうちに・・・本日深夜に “どん底銘柄 特急便”定期便!を配信します。
コンテンツは 『株価・金・原油・為替・債券2020年振り返りから21年大予測!「上昇率ランキング」「目標株価引上銘柄」「2月好決算期待銘柄」チャート解析大研究』 です。ご期待ください。
さーて、大晦日にようやく観られました。映画「天外者(てんがらもん)」です。
傑作ですね。最初から終わりまで筋肉質。引き込まれましたよ。
主人公は五代友厚。日本史ではたしか「明治14年の政変」と関連して出てくる問題で、「北海道開拓使官有物払下げ事件」に登場したと思うんですよね。
私、これ、いまでも「ほっかいどう・かいたくしかん・ゆうぶつ・はらいさげじけん」と覚えてるんですよ。
ちがうでしょ。「かいたくし・かんゆうぶつ」が正しい読み方なんでしょうね。
一度インプットしてしまうとなかなか修正できませんね。いまだにできていません。
漫画「巨人の星」の冒頭主題歌。「思いぃぃ込んだーーら」を「重いコンダーラ」と覚えてましたからね。この歌詞の部分、主人公が重たい整地ローラーを引っ張って足腰を鍛えるシーンがかぶるんです。
で、あのローラーは「コンダーラ」というものなのか・・・とインプットしちゃったわけです。ま、インプリンティングってヤツですよね。
さて、五代友厚を演じるのは三浦春馬さん。細い線のイメージですけど、こういう男くささと迫力のある硬骨漢も演じられるんだな、と驚きました。
龍馬を演じる三浦翔平さん、三菱を築く岩崎弥太郎を西川貴教さん、初代内閣総理大臣となる伊藤博文を森永悠希さん、遊女はるを森川葵さんが演じています。
東の渋沢栄一に対して、西の五代友厚と言われますが、大きな違いがあります。
五代には資産がまったくなく、借金しか残らなかったことです。
維新後、大阪を商都にしたのは五代です。脱藩こそしませんでしたが、殿様だけが味方。周囲の古い頭の連中には嫌われ何回も殺されかけた人物です。
古今東西、大きな事業を成し遂げるには「大物」と「バカ」がいないとできません。
「バカ」が発想し大胆に行動する。すると、周囲のほとんどの「常識人」は反対します。理解ができないのみならず、既得権益とかポストを冒される、と危機感を覚えるからですね。
こういうパンピーから「バカ」を庇護するのが「大物」の役目ですが、世の多くの組織は「バカ」を潰す「小者」がトップの位置を占めているケースが少なくありません。
なぜか? 組織を泳いで上り詰める人材はたいてい「ほかに何もできない小者」ばかりだからです。
あなたの会社の社長さん、どうです? 会社と上司に忠誠を尽くした論功行賞だけで、ご本人はなーんのインテリジェンスもない「小者」じゃないですか?
「バカ」はつまらない組織で禄を食むことなど歯牙にもかけません。人生1つ、会社はいっぱい。やりたいことをやる。それが性分だからです。迷ってる暇などありませんもの。
五代友厚(才助)はホンマモンの「バカ」でした。「金も名誉も命もいらない」といったのは同じ薩摩人西郷だけではありません。西郷とはちがう道を選んだ五代もそうでした。
イギリスに、フランスに、アメリカに狙われた「東洋で小さな小さな国が産声をあげた」わが国を、列強の植民地にせず、利権を奪われず、独立不羈の国造りをしたのは五代のような大日本人がいればこそです。
小粒ばかりの日本人が増えた、とお嘆きのあなた、ぜひこの映画をご覧ください。爽快感と発奮。激動の2021年が始まる今、必見ですよ。
三浦春馬さん いい作品をありがとうございました。合掌。
コンテンツは 『株価・金・原油・為替・債券2020年振り返りから21年大予測!「上昇率ランキング」「目標株価引上銘柄」「2月好決算期待銘柄」チャート解析大研究』 です。ご期待ください。
さーて、大晦日にようやく観られました。映画「天外者(てんがらもん)」です。
傑作ですね。最初から終わりまで筋肉質。引き込まれましたよ。
主人公は五代友厚。日本史ではたしか「明治14年の政変」と関連して出てくる問題で、「北海道開拓使官有物払下げ事件」に登場したと思うんですよね。
私、これ、いまでも「ほっかいどう・かいたくしかん・ゆうぶつ・はらいさげじけん」と覚えてるんですよ。
ちがうでしょ。「かいたくし・かんゆうぶつ」が正しい読み方なんでしょうね。
一度インプットしてしまうとなかなか修正できませんね。いまだにできていません。
漫画「巨人の星」の冒頭主題歌。「思いぃぃ込んだーーら」を「重いコンダーラ」と覚えてましたからね。この歌詞の部分、主人公が重たい整地ローラーを引っ張って足腰を鍛えるシーンがかぶるんです。
で、あのローラーは「コンダーラ」というものなのか・・・とインプットしちゃったわけです。ま、インプリンティングってヤツですよね。
さて、五代友厚を演じるのは三浦春馬さん。細い線のイメージですけど、こういう男くささと迫力のある硬骨漢も演じられるんだな、と驚きました。
龍馬を演じる三浦翔平さん、三菱を築く岩崎弥太郎を西川貴教さん、初代内閣総理大臣となる伊藤博文を森永悠希さん、遊女はるを森川葵さんが演じています。
東の渋沢栄一に対して、西の五代友厚と言われますが、大きな違いがあります。
五代には資産がまったくなく、借金しか残らなかったことです。
維新後、大阪を商都にしたのは五代です。脱藩こそしませんでしたが、殿様だけが味方。周囲の古い頭の連中には嫌われ何回も殺されかけた人物です。
古今東西、大きな事業を成し遂げるには「大物」と「バカ」がいないとできません。
「バカ」が発想し大胆に行動する。すると、周囲のほとんどの「常識人」は反対します。理解ができないのみならず、既得権益とかポストを冒される、と危機感を覚えるからですね。
こういうパンピーから「バカ」を庇護するのが「大物」の役目ですが、世の多くの組織は「バカ」を潰す「小者」がトップの位置を占めているケースが少なくありません。
なぜか? 組織を泳いで上り詰める人材はたいてい「ほかに何もできない小者」ばかりだからです。
あなたの会社の社長さん、どうです? 会社と上司に忠誠を尽くした論功行賞だけで、ご本人はなーんのインテリジェンスもない「小者」じゃないですか?
「バカ」はつまらない組織で禄を食むことなど歯牙にもかけません。人生1つ、会社はいっぱい。やりたいことをやる。それが性分だからです。迷ってる暇などありませんもの。
五代友厚(才助)はホンマモンの「バカ」でした。「金も名誉も命もいらない」といったのは同じ薩摩人西郷だけではありません。西郷とはちがう道を選んだ五代もそうでした。
イギリスに、フランスに、アメリカに狙われた「東洋で小さな小さな国が産声をあげた」わが国を、列強の植民地にせず、利権を奪われず、独立不羈の国造りをしたのは五代のような大日本人がいればこそです。
小粒ばかりの日本人が増えた、とお嘆きのあなた、ぜひこの映画をご覧ください。爽快感と発奮。激動の2021年が始まる今、必見ですよ。
三浦春馬さん いい作品をありがとうございました。合掌。