2006年01月18日危うし!ライブドア!!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いやはや、検察も考えましたねぇ。「最高のタイミング」だと思ったんでしょうな。
 いえね、ライブドア強制捜査の件ですよ。
 17日は午後からヒューザー小嶋さんの証人喚問でしょ。だから、ワイドショー、ニュース番組はこれ一色になる・・・はずだったんでしょう。
 けど、蓋を開けたら大違い。ホリえもん一色。
 哀しいかな、小嶋さん、もう勝負ついてるもん。四面楚歌。喚問でも、なんとか、伊藤公介代議士に飛び火しないように踏ん張ってたみたいだけど、逆に安部晋三代議士秘書の名前出しちゃった。
 これ、想定外。

 ホリえもんも今度ばかりは「想定外」だったと思うね。
 抜き打ち検査だけど、今回も情報は内部告発から。脱税捜査とまったく同じ。
 敵対的な買収、不適切なM&Aってのは、内部に恨み辛み、ぎくしゃくした禍根を残すモノね。不満がくすぶってると、それが燎原の火の如く、燃え上がったりするんだろうね。

 さて、おかげで日経平均は前日比462円8銭安。またまた1万5千円台に逆戻り。この下げ幅は大きい。
 ホリえもんにしたって、1日で時価総額1500億円が吹っ飛んだ。
 とばっちりを受けたのはソフトバンク。午後、急落。一時ストップ安。これが市場全体を冷やしてしまった。

 引き金をひいたのは、ライブドアの掛目を0に引き下げちゃったこと。
 で、強制清算、あるいは追証が発生。結果として、投売りしたってわけだ。今後の注目は、検察当局と証券会社の出方。まっ、連動してると思うけど。

 経営者はマスコミとのつきあい方、利用のしかたはよく考えないといけないね。露出度が増えれば、それだけビジネスにも有利に働いて、結果として株価を押し上げるかもしれません。ライブドアだって、1年で倍になってるんだから。
 でも、下手を打つと、いくらでも手のひらを返す業界だからね。今度はバッシングに変わります。だから、ある段階で距離を置くことが大切なんだけどね。これもむずかしい問題だよね。