2025年01月31日高峰秀子生誕100周年記念イベント 映画とトークショー「恍惚の人」
カテゴリー中島孝志の不良映画日記」
■忘れないうちに(その1)・・・毎週水曜開催の 中島孝志のワンハンドレッド俱楽部 ですが、どうもお話している私のほうが欲求不満の消化不良なので 時間を延長 します。ただいま冬時間は 22:30-11:45の75分間 とします。サマータイムは30分それぞれ早めます。
前半30分=市場予測、後半45分=注目銘柄サーチ&解析とします。ご期待ください。もち、より密度濃くご提供しますし、アーカイブ配信メンバー様は即配される講義映像をお好きな時間に倍速でご覧ください・・・。詳しくは右欄のサイトにアクセスをお願いします。
■忘れないうちに(その2)・・・本日深夜に中島孝志の経済教室メルマガ を配信しています。
コンテンツは・・・『インフレ退治にきっちり手を打ってるトランプ!原油価格=インフレ→原油メーカーが増産に協力するかどうか!米国より怖いわが国のインフレ!エンゲル係数昂進!ホントは CPI2.0% ではとても済まない 高止まり=データいいとこ取りでも4.0%超 で利上げに追い込まれた日銀!新卒給料だけ上げて中高年リストラで賃金上昇 を演じる企業の実態』です。
途中までですが無料でかなり読めるようになりました。
昨晩、映画&トークショーに参上しました。ずっとマークしてたイベントですが、ようやく男子禁制が解除されたもんで・・・。
映画は「恍惚の人」。トークショーは東宝専務の市川南さん。映画はたっぷり2時間20分。今どきにしては長尺ですけど、この映画、1973年封切り。ドルショック・オイルショックの直後ですよ。
当時めちゃ話題になりました。けどね・・・恍惚の人=ボケ老人ですよ。いまなら当たりすぎて話題にもならないでしょ。一家に1人ボケ老人ですから。
いまから半世紀以上も前によく製作したと思いますね。東宝は偉い・・・と思ったら、違うんですね。やっぱリスクあり過ぎ、糞尿まみれの映画なんて当たるはずない、とネガティブ反応。だもんで、監督とか脚本家(松山善三さん=高峰さんのご主人)たちが出資してつくってプロダクションで製作したとか。
主役の森繫久彌さんもノーギャラ。封切り後の出来高払い。
これが予想に反して大ヒット。こんなにすごい脚本料もらったことない、と松山さんが驚いたほど。
原作者有吉佐和子の慧眼や畏るべし。DVDでも拝見できますけどね、森繁さん演じる徘徊ボケ老人なんざ当時、収容してくれるのは「精神病院」だけ。「介護」「ケアマネ」なんて言葉がなかった頃ですからね。
幸か不幸か、こんだけジジババが急増すれば家族を救う仕組みは政治的に要求されますわな。
100人くらいが参加応募に当選。周囲を見ればジジババばかり。そろそろ「恍惚の人」。ま、人のことは言えませんけど。
そうなんです、53年前なら他人事。「小田急線の光る君」と呼ばれた高校生の時ですから。いまや笑ってらんない。明日は自分という世界。まいったなー。
東宝専務の市川南さん。ホステス斎藤明美さんの質問に訥々と反応。ボケ老人の孫役がいなくて引っ張りだされたのが実兄の泉さん。もち、素人。これ1作だけ。父親がこの映画のプロデューサー。
市川さんは直近のゴジラ映画製作でも知られるプロデューサー。「ゴジラ マイナス1」でアカデミー視覚効果賞は本邦初。あれ、スピルバーグが3回見たらしいね。狙いは・・・いすれお話しましょう。
さー、これから高峰秀子さんの映画と本、片っ端から見なくちゃ読まなくちゃ。高峰秀子さん自身がチョイスする13作のなかにあの名作は入ってないのよね。「私じゃなくてもいい役でしたから」・・たしかにね。そう考えるといちばんの翁が「浮雲」というのもわかるなー。「女を撮らせたらナンバーワン」といわれた成瀬巳喜男監督の傑作ですよ、これは。
そういえば、出演された本邦初総天然色映画「カルメン故郷に帰る」は紀香さんの舞台で見たな―。
さーて、今回の 「中島孝志の聴く!見る!読む!通勤快読」 でご紹介する本は『EVの終焉とエネルギー利権の戦い 前編」(深田萌絵著・1760円・ビジネス社)』です。 とってもいい本です。
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