2018年11月19日月組『エリザベート−愛と死の輪舞(ロンド)−』

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 ご存じ、大ヒットの定番ですわな。お客さん、わんさか満員御礼でございます。

 さすが月組ですな(2年前の宙組、朝夏まなとさんも良かったけど)。



 黄泉の帝王トート(死)は、もちろんトップスターの珠城りょうさん。大きく見えますね。ヨーロッパ中に類い希なる美貌で知られたエリザベート(シシィ)には、今回でご卒業、娘役トップスター愛希れいかさん。

 めちゃ歌とダンス巧いっす。たぶんヅカファンの多くが、「第2部の華やかなショーが好き」「でも、この演目だけは別格!」と思ってるんとちゃうかな。

 考えてみれば、去年も『エリザベート スペシャルガラ・コンサート』見てるんだよね。

 世界に先駆けて96年、一路真輝さんがトップスターだった雪組で初演したのよね(一路真輝さん、離婚しちゃいましたよね。残念だなー、結婚したのが。彼女の歌う「花夢幻」大好きなのよ。紅さんも歌ってたな。やっぱ凪七瑠海さんだわな)
 それから宙組(98年)、花組(02年)、月組(05年)、雪組(07年)、月組(09年)、花組(14年)、宙組(16年)と再演。

 あちこちの組で演じられると、どの組が良かったか、だれのトートが良かったか。いろいろありますわな。いいものはいい。単純に楽しめばいいわけね。

 千秋楽ですから。

 トートとエリザベートもいいけど、シシィのご主人フランツ・ヨーゼフ皇帝(史実では超長生きしてます)と暗殺者ルキーニをだれがどう演じるかが大きいわな。美弥るりちゃんに月城かなとさん。サイコーだわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ぼくの命は言葉とともにある(9歳で失明 18歳で聴力を失った ぼくが東大教授となり、考えてきたこと)」(福島智著・1,728円・致知出版社)です。