2020年02月04日18兆円ぶちこんでなんとか止まったーー。

カテゴリー中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記」

 「経済教室」にアップすべきテーマですけど、そっちはもっとやばい内容なんで、ブログでお話しておこうと思います。

 忘れないうちに・・・本日深夜に 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信します。テーマは 『ウイルスは武漢生物化学研究所から漏れた?罹患者発症翌々日に逮捕されたハーバード大学教授!タイミンクが良すぎる疑惑』 です。危ない危ない。けどご期待ください。
 


 良くて2400、ま、2000前後だろうな、と思ってたんすけど、ふたを開ければ「▼7.7%」とはね。





 よー止まりましたなー。崖から落ちるとこを間一髪引っ掛かった、という感じでしょうね。もち、まだまだ油断はできませんよ。

 止まった理由? 18兆円ぶちこんだからですよ。人民元も1ドル7元ちょいでしょ。10元くらいの元安になるはずでしたからね。

 18兆円、ほんとにぶち込んだかどうかはわかりません。「高橋是清方式(見せ金)」かもしれません。けど、バブルが崩壊するときってのはダイナミズムがキモなんすよ。戦力の逐次供給なんてダメ。「いきなりドーン」でないとね。

 リーマンショックの時のFRBがそうでした。ここが日銀と違うとこ。18兆円ゆうたら、日銀による市場買い支えでETF買ってますけど、枠は年6兆円。つまり、3年分を2/3という市場再開日にドーンと突っ込んだわけ。

 だから、2700台で止まったわけ。なかなかわかってますな。

 ところで、ダウなんですけど、1/21の週に大きく下落しました。そして1/31にも▼603$の大幅下落となりました。これ、「新型肺炎」の影響とかいろいろ言われてますけど、違います。

 1/21の5日連続下落は「インフルエンザB型暴落」です。そして1/31の大幅下落は「ハウエル発言(6月から量的緩和はしないかも)」のせいです。



 「経済教室」「どん底メルマガ」のどちらに書いたと思うけど、いま、全米を恐怖のどん底に陥れているのは「インフルの猛威」なんです。
 アメリカでは年間500人くらいがインフルで亡くなります。それがいまのとこ、2万人。これからピークを迎えますから、良くて5万人、たぶん10万-20万人。

 武漢の「新型肺炎」どころの話じゃないんです。



 わが国でも「武漢・湖北省」の中国人は入国拒否です。たぶん、近々、全中国人拒否となるでしょう。でも、「新型肺炎」よりも死亡者の絶対数が多いのは「インフルエンザのアメリカ人」のほうなんですよ。水際対策の対象は中国人よりアメリカ人。ま、この両方を拒否すればいいわけです。

 さてさて、罹患者を無造作に入国させたわが国は、遅かれ早かれ、国内で罹患者が続々と出てきますよ。わが国の医療機関は誠実ですから、中国とちがって「正確な統計」を出します。愚かなワイドシショーあたりがこれ幸いと囃し立てるでしょうな。


 中国のデータは「ウソ」というより診察が追いつかなくて「よーわからん」のが真実なんです。診察が追いついたらこんな数字ではありませんもの。北京政府もわかっていて世間の反応を見ながら適当に数字を出しているはずです。

 狂ったようなイナゴ集団は手を付けられませんから。予告したように、人民解放軍を出動させましたでしょ。つまり、事実上の「戒厳令」なんですよ。

 いま、中国は5.15であり2.26なんです。そして、日本もそうなるかもしれません。ま、日本人は免疫力が強いですから大丈夫。





 参考までに、1月の日経平均株価は△1円で終わりました。なんだかなー。でも大幅下落のダウよりはいいよね。先週末のシカゴNK225先物が22700でしたからね。良くてこの前後、悪ければ200日移動平均線22000。どちらにしても絶好の「買い場」であることには変わりません。

 上海がこの程度で済んだ、ということはダウはそこそこ期待できるんちゃう。

 ところで、2/3大阪で講演会がありまして街中をぶらぶらしましたけど、春節が終わったのか、中国人少ないですね。韓国人はもともといないし。で、関西人はマスク少ないですね。20人に1人くらい。

 帰りの新幹線で見かけるくらい。街中はあまりいませんなー。「マスク売ってないんちゃう?」と思うほど。マスク銘柄軒並み暴落。高値維持は医療関係のみ。たんなる繊維メーカーは総崩れ? いやいや、国内で発症例が潜航してるからでしょうな。インフルはこれからピーク。「新型肺炎」の潜伏期間を考える2月半ばから後半でしょ。

 SARS、MERSでも収束まで丸8-9カ月。甘いわな。

 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 『世界史を「移民」で読み解く 中編」』(玉木俊明著・858円・NHK出版) です。とてもいい本です。