• 2022年1月21日(金)

    「汚れた平和の祭典 前編」 井沢元彦著 1,540円 

    人権侵害、監視、そしてウイグル族等に対するジェノサイド……。
    世界が声を上げ始めた北京オリンピックのボイコットの正当性、歴史的意味合い、そして日本がとるべき針路について、ご存じ井沢元彦が正論を問う!
    冬季北京大会が成功裏に終われば、中国の対外侵略や人権弾圧によりいっそうの拍車がかかるのは、目に見えている。世界のお墨付きを得たと、自信を深めるからだ。
    これが、人類がかつて見た光景と重なって見えるのは、私だけではないだろう。
    歴史を知るということが、いかに大切なことか。ナチス・ドイツが愚挙に出るきっかけを与えた、過去の二の舞いを演じてはいけない――「はじめに」より