2008年03月02日アメリカ経済終わりの始まり?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 終わりの始まりというより、もう半ばではないかしらん。
 ダウが300ドル下がりましたね。これで月曜日から東証もどのくらいの下げ幅になるか注目です。

 「モノライン不安の再来」らしいですけど、そもそも、いつモノラインは解決したのよ?
 解決もしてないのに不安の再来はないでしょう? マスコミが勝手に解決ムードに持ち込んじゃってるけど、そんな甘いモノではありませんよね。

 大手モノラインのアムバック救済について、「シティグループやバークレイズなど欧米金融機関が協議を続けている」「救済策は2月下旬に公表される見方が支配的だった」「難航か?」(日経NY・3/2)と述べてますけど、この問題、2/21がデッドラインだったんじゃないの?
 もう10日も過ぎてんの。難航というより困難という表現をすべきでしょうね。

 考えてみりゃ、半分沈んでるボートが救命に来たって、だれも怖くて乗らんわな。

 問題はここです。ここにあります。安全なボートをどれだけ用意するか。で、聞いたこともない「国家ファンド」やら「イスラム金融」やらから、なりふり構わず資金を引っ張ってるのが、アメリカであり、欧米金融機関というわけです。
 日本にも奉加帳が回ってきましたけど、つき合い程度で本腰を入れることはない。狙われるとしたら、ゆうびん貯金か? アメリカがやいのやいの言ってくるけど、株主代表訴訟もあるからねぇ。そう簡単にはいきませんよ。

 NYダウが12000ドルを切る瞬間は直前? ドルは当面下げ? その後、反騰?