2007年01月08日だれのための成人式か?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘れないうちに言っとくけど、「日経のBizPlus」に連載してる「社長の愛した数式」が好評で、1日5万人以上のアクセスがあり、日経が驚いているそうです。けっして自慢ではありません。
 この「BizPlus」には10数人の執筆者がいるのですが、ダントツ人気とのことです。けっして自慢ではありません。
 これ以上に毎日新聞のウエブ「おとなの仕事相談室」のほうがアクセスが多いんですよね。いったい、何人くらいに読まれてるか気になるところです。
 いやいや、けっして自慢ではありません。この2つのブログも読んでくださいね。

 日経のBizPlus連載「社長の愛した数式」はこちらから。毎日新聞Webサイト「中島孝志の おとなの仕事相談室」はこちらです。よろしくね。

 さて、成人式ですか? 私、こういう式ってのが嫌いで、高校の入学式も行かなかったし、大学の入学式、卒業式も行かなかったし、もち、成人式も行きませんでした。

「成人式、行く?」と友人から電話。
「行かないよ」
「なんで?」
「あぁいうのは勤労者のためにあんの。学生ふぜいがでかい顔して行くもんじゃない」
「女子大生はたくさん行ってるよ」
「見合い用の写真撮影が待ってるの。仕事なんだ、仕事」
「な〜るほどね」
「その後、合コン。あるいはカレシとホテル」
「いいねぇ」
「で、着付けができなくて困っちゃう。タクシーで帰るしかない」
「よくわかってんなぁ」
「経験者は語る」
「でも、なんか貰えるらしいよ」
「アルバムだろ? いらない、そんなもの」
「○○も○○も行くらしいよ」
「じゃ、終わったら電話してくれ。飲もうぜ」
「素直に出てくりゃいいのに」
「絶対に行かない。体制には迎合しないぞ!」
「革命か!」
「欧米か!」


MCもいけんじゃないかな? ツービート・B&B・セントルイス以来の正統派しゃべくり漫才。関西なら、上方漫才大賞も夢じゃないね。

 成人式で、どこかの偉い人の話を聞かせようなんて、まるで、北朝鮮みたいですな。時代錯誤というか、もう、とうに役割は終わったんじゃないかなぁ。親御さんにしてみても、「いよいよ成人か? よくここまで育ったなぁ」なんて感慨深い人なんているのかね。

 昔は、成人式を迎える人といえば、仕事を持ってて税金を納めてくれる人たちがほとんどだったんだよね。だから、役場もありがたく予算をとってくれたわけ。
 集団就職だと(古いねどうも)、会社の社長さんや工場長なんかがちゃんとお祝いの席を用意してくれたりしてね。これは会社としてのイベントだからやるべきですよ。

 けど、自治体がやるのは止めにしたら? 自民党じゃ、成人の扱いを18歳に下げようとしてんでしょ?
 石原都知事さんあたりが率先して、「もうや〜めた」と宣言したらどうかね? 追随する自治体は出てくるんじゃない? 夕張なんか、本当はやりたくないんだから。いや、若者が消えちゃうから歓迎してるかな?

 本来、「役所」と「お祝い」がそぐわないんだよ。こんだけ長く続いてるってことは、きっとまた、公務員が美味しいことしてるんじゃないかな。
 そんな見方しかできないって、性格、歪んでる?