2007年04月08日西武裏金問題について考える

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

　さて、西武球団による栄養費名目の裏金問題が発覚しました。発覚というか、調査して明るみにしたということですね。

　「プロ野球なんだからいいじゃん？」という声も聞こえますけど、プロとアマって、かなり線引きしていて、プロ関係者がアマを教えてはならないという規定みたいのもありましてね。
　変なの？　おかしいな？　と私はずっと感じていました。
　オリンピックの代表選手たちはプロ、アマ混成でしょ。で、監督、コーチはプロ。どうすんだろ？　これだけは例外としたのかね？
　
　裏金にしても、プロ側の狙いは、いい選手が欲しい。しかし、契約金は安く抑えたい。この2点ですよね？

　裏金がなければ、他球団にとられてしまう。いままでだって、大事に信頼を得てきたのに、最後の最後に「契約金」をドカンと出せる球団にもってかれる。

　いまの時代、表の契約金だけで話が済んでるとはだれも信じてないよね。きっと、表の数倍のお金が動いているはずだ、と思ってるはず。
　裏金の「額」でいえば、栄養費等よりも、いざ、契約時に動く裏金のほうが桁違いに多いはず。だから、この契約時の裏金を増やしたくない、という判断は各球団とも一致しているはず。

　栄養費問題はいわば、まだ入口なのよ。この本丸に切り込んでいかないと、プロ野球界の体質は変わらないと思う。けど、水清ければ魚住まずという言葉もあります。
　「契約金が1円でも多い球団がいい」という親孝行の選手もいると思うし、「選手育成で定評がある球団に入りたい」という選手も増えてくると思う。
　いま、心配すべきはプロ野球のファン離れじゃないかな？