2007年07月02日「健康食品 中毒百科」 内藤裕史著 丸善 2800円
「原爆投下はしょうがない!」
政治家ほど頭の悪い連中はいないと思ってましたけど、久間防衛相のこの発言は、日本と日本人を冒涜するものだと思いますよ。この人、地元選挙区の長崎県民にどう申し開きするんでしょうかね。
しかるに、「アメリカの考え方を紹介しただけです」という安倍さん。これもずれた答弁ですな。是は是、非は非でいかなくちゃ。「身内を庇うこと=自己保身」と映るから支持率がドカンドカンと下がるわけでしょ。
この人は愚直だけが売りなんだから、ずる賢く振る舞ったらダメなのよ。
野党から言葉尻をつかまえられたら、つかまった振りしとけばいいんだよ。困った振りすればいいの。すると、「こんなおばかさんをいじめて野党は意地悪だ」と判官贔屓されるんだから。名を捨てて実をとらなきゃ。
「愚直だからあの人だけは裏切らないだろう」と思わせたほうが勝ちでしょうが。
それに、もっと蛮勇を奮わなきゃね。いっそのこと、「郵政非民営化」をスローガンに衆参同時選挙したらどうかね? 「小泉政治は間違ってました。もう1度、信を問いたい」ってさ。名付けて、「ごめんなさい解散」。
国民が許してくれないって? いやいや、そんなこと、説明すればいいんですよ。国民はすぐに気づきますよ。
「小泉−竹中路線にしたがってやってきましたが、このまま進むと、アメリカに日本の富が収奪されてしまいます。ようやく、16年ぶりに外為法改正で外資による主要産業の買収を止める法律を作りつつありますけど、やっぱ、郵政民営化による資金流出が心配です。新規まき直し。ジャパン・ニューディール政策です」なんちゃってさ。
参院選で負けちゃうと、外為法なんか骨抜きにされちゃうよ(「外為法改正」と聞いて、「あぁ、これは新日鐵のための法律だな」とピンと来ましたもんね。下手すっと、ミッテルに買収されちゃうかもしれないからね)。
さてさて、ミートホープ社の肉偽装が話題になってますね。雨水で解凍してたとかさ。
けどさ、アジアやアフリカじゃ雨水溜めて飲料水にしてたりする地域もまだまだあんだよな。
「健康」という観点で考えると、ホントに怖いのは「添加物」のほうだろうね。
いま、中国産のウナギがどうのこうのと騒がれてるけど、いままでやり玉に挙げられた中国産食品なんて掃いて捨てるほどあんのよ。
たとえば、肉まん、冷凍ほうれん草、冷凍エビ、ビール、枝豆、ペットフード・・・それにサプリメントもね。「安かろう悪かろう」を承知で輸入する業者も業者だと思うがね。
本書はいま日本人に大流行の「健康食品」の中毒事例が山ほど載ってます。
著者は筑波大学名誉教授。「中毒学」のスペシャリストですよ。で、「あとがき」にはご自身の中毒体験までおまけに書かれてます。
「目にはブルーベリーがいい」ってよく言われてるでしょ。けど、これ、目安がないの。どのくらいの量をどれだけ摂ればいいのか不明なのね。
で、著者は「ブルーベリー○○」という加工品を試してみたわけ。すると2週間くらい経ってから、腕、下腹部、足に左右対称の湿疹が出てきた。生まれて初めてらしいよ、湿疹なんて。
すぐに服用を止めてメーカーに問い合わせた。15種類の成分のうち、樹皮抽出物が怪しいのではないかと考えて確認すると、「それを添加してから苦情が増えた」と答えれた、という。
結局、痒みがとれるまで半年。その後、色素沈着とざらざら感はいまだに残っているという。
教訓がいくつもあるけれども、1つだけ紹介しておきましょう。
「素材と、それを製剤化したものは、健康という観点からは、まったくの別物と考えるべき」
というのも、製剤化のプロセスでその他に添加物がいろいろ混入されているからなのね。
著者自身のケースでも、樹皮抽出物は天然なのよ。けど、抽出の過程で合成化学薬品が使用されているわけ。ここか盲点なんだな。
もちろん、「ブルーベリー○○」をのんでも平気な人も少なくありません。つまり、個人差があるわけ。ということは、自分に効いたからといって、むやみやたらに他人に勧めちゃいかんのだよ。
そういえば、私、「あるある大事典」という番組で紹介された「○○○」にはホントまいりました。
「中年太りの原因は○○○が体内で合成されなくなるだ。だからサプリの形でとるしかない」と、番組で堺正章さんが盛んに勧めるわけよ。
「そうか、そうだったのかと」すぐにネットで購入したわけ。
するとさ、3カ月後に「痛風」になっちゃった。お酒、やめてたのに。
私、26歳から痛風もちなのね。長年のつき合いだかんね、いまじゃ、痛風の原因は「ストレス」とか「暴飲暴食」が悪いって知ってるよ。ビールがダメだとかプリン体がどうのこうのというのは違うと思うんだ。少なくとも主因じゃないね。
痛風の真因は「肝臓のパワー」が落ちること・・・なんだよ。肝臓が強ければ、いくらビール飲んだって、プリン体をまるごと食べたって平気なの!
大切なのはここ。この○○○のおかげで、可哀想に、私の肝臓は痛めつけられてたってわけ。合成化学薬品が解毒できなかったんだと思う。
お酒も飲まず食べ過ぎもせず、にもかかわらず、血液検査すると肝臓の数値だけがレッドカード。すぐに服用をやめたんだけど、3カ月後にようやく数値が正常になったというわけ。
「健康食品」て、このネーミングいいのかなぁ。健康にならない食品、下手すると、健康を損ねかねない食品じゃ本末転倒でしょ。
よ〜く考えると、サブリは怖い。健康食品は怖い。まして、「中国産」の「サブリ」「健康食品」なんてったらダブルパンチじゃないの?
私の勘違いならいいけどさ。スペシャリストの先生がこんだけレポートしてるんだかんね。
まっ、本書をじっくり読んでみてよ。サプリ、健康食品に関心のある人なら必読書のはず。けど、のむのは楽だけど、読むのは頭使うからなぁ・・・。280円高。
政治家ほど頭の悪い連中はいないと思ってましたけど、久間防衛相のこの発言は、日本と日本人を冒涜するものだと思いますよ。この人、地元選挙区の長崎県民にどう申し開きするんでしょうかね。
しかるに、「アメリカの考え方を紹介しただけです」という安倍さん。これもずれた答弁ですな。是は是、非は非でいかなくちゃ。「身内を庇うこと=自己保身」と映るから支持率がドカンドカンと下がるわけでしょ。
この人は愚直だけが売りなんだから、ずる賢く振る舞ったらダメなのよ。
野党から言葉尻をつかまえられたら、つかまった振りしとけばいいんだよ。困った振りすればいいの。すると、「こんなおばかさんをいじめて野党は意地悪だ」と判官贔屓されるんだから。名を捨てて実をとらなきゃ。
「愚直だからあの人だけは裏切らないだろう」と思わせたほうが勝ちでしょうが。
それに、もっと蛮勇を奮わなきゃね。いっそのこと、「郵政非民営化」をスローガンに衆参同時選挙したらどうかね? 「小泉政治は間違ってました。もう1度、信を問いたい」ってさ。名付けて、「ごめんなさい解散」。
国民が許してくれないって? いやいや、そんなこと、説明すればいいんですよ。国民はすぐに気づきますよ。
「小泉−竹中路線にしたがってやってきましたが、このまま進むと、アメリカに日本の富が収奪されてしまいます。ようやく、16年ぶりに外為法改正で外資による主要産業の買収を止める法律を作りつつありますけど、やっぱ、郵政民営化による資金流出が心配です。新規まき直し。ジャパン・ニューディール政策です」なんちゃってさ。
参院選で負けちゃうと、外為法なんか骨抜きにされちゃうよ(「外為法改正」と聞いて、「あぁ、これは新日鐵のための法律だな」とピンと来ましたもんね。下手すっと、ミッテルに買収されちゃうかもしれないからね)。
さてさて、ミートホープ社の肉偽装が話題になってますね。雨水で解凍してたとかさ。
けどさ、アジアやアフリカじゃ雨水溜めて飲料水にしてたりする地域もまだまだあんだよな。
「健康」という観点で考えると、ホントに怖いのは「添加物」のほうだろうね。
いま、中国産のウナギがどうのこうのと騒がれてるけど、いままでやり玉に挙げられた中国産食品なんて掃いて捨てるほどあんのよ。
たとえば、肉まん、冷凍ほうれん草、冷凍エビ、ビール、枝豆、ペットフード・・・それにサプリメントもね。「安かろう悪かろう」を承知で輸入する業者も業者だと思うがね。
本書はいま日本人に大流行の「健康食品」の中毒事例が山ほど載ってます。
著者は筑波大学名誉教授。「中毒学」のスペシャリストですよ。で、「あとがき」にはご自身の中毒体験までおまけに書かれてます。
「目にはブルーベリーがいい」ってよく言われてるでしょ。けど、これ、目安がないの。どのくらいの量をどれだけ摂ればいいのか不明なのね。
で、著者は「ブルーベリー○○」という加工品を試してみたわけ。すると2週間くらい経ってから、腕、下腹部、足に左右対称の湿疹が出てきた。生まれて初めてらしいよ、湿疹なんて。
すぐに服用を止めてメーカーに問い合わせた。15種類の成分のうち、樹皮抽出物が怪しいのではないかと考えて確認すると、「それを添加してから苦情が増えた」と答えれた、という。
結局、痒みがとれるまで半年。その後、色素沈着とざらざら感はいまだに残っているという。
教訓がいくつもあるけれども、1つだけ紹介しておきましょう。
「素材と、それを製剤化したものは、健康という観点からは、まったくの別物と考えるべき」
というのも、製剤化のプロセスでその他に添加物がいろいろ混入されているからなのね。
著者自身のケースでも、樹皮抽出物は天然なのよ。けど、抽出の過程で合成化学薬品が使用されているわけ。ここか盲点なんだな。
もちろん、「ブルーベリー○○」をのんでも平気な人も少なくありません。つまり、個人差があるわけ。ということは、自分に効いたからといって、むやみやたらに他人に勧めちゃいかんのだよ。
そういえば、私、「あるある大事典」という番組で紹介された「○○○」にはホントまいりました。
「中年太りの原因は○○○が体内で合成されなくなるだ。だからサプリの形でとるしかない」と、番組で堺正章さんが盛んに勧めるわけよ。
「そうか、そうだったのかと」すぐにネットで購入したわけ。
するとさ、3カ月後に「痛風」になっちゃった。お酒、やめてたのに。
私、26歳から痛風もちなのね。長年のつき合いだかんね、いまじゃ、痛風の原因は「ストレス」とか「暴飲暴食」が悪いって知ってるよ。ビールがダメだとかプリン体がどうのこうのというのは違うと思うんだ。少なくとも主因じゃないね。
痛風の真因は「肝臓のパワー」が落ちること・・・なんだよ。肝臓が強ければ、いくらビール飲んだって、プリン体をまるごと食べたって平気なの!
大切なのはここ。この○○○のおかげで、可哀想に、私の肝臓は痛めつけられてたってわけ。合成化学薬品が解毒できなかったんだと思う。
お酒も飲まず食べ過ぎもせず、にもかかわらず、血液検査すると肝臓の数値だけがレッドカード。すぐに服用をやめたんだけど、3カ月後にようやく数値が正常になったというわけ。
「健康食品」て、このネーミングいいのかなぁ。健康にならない食品、下手すると、健康を損ねかねない食品じゃ本末転倒でしょ。
よ〜く考えると、サブリは怖い。健康食品は怖い。まして、「中国産」の「サブリ」「健康食品」なんてったらダブルパンチじゃないの?
私の勘違いならいいけどさ。スペシャリストの先生がこんだけレポートしてるんだかんね。
まっ、本書をじっくり読んでみてよ。サプリ、健康食品に関心のある人なら必読書のはず。けど、のむのは楽だけど、読むのは頭使うからなぁ・・・。280円高。