2007年11月05日福田さん、解散するならいまがチャンス!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 辞任ラッシュですな。サブプライムローンの焦げ付きの責任をとって(とらされて)、メリルリンチのCEOスタンレー・オニールが10/30に辞任。で、本日5日、米国最大手銀行シティグループのCEOチャールズ・プリンスが辞任。
 今後、この手の辞任はいっぱい出てきまっせ。
 
 で、日本では・・・小澤さん、代表、辞めそうですな。

 党内、参院選で勝ったからといって少し浮かれてたのかな。
 政治のプロとしては、「政権をとる」ということはそんなに簡単じゃない。日本人てとっても保守的だから(株式投資より銀行預金が好きな国民性だもの)、「なかなかやるじゃん!」と理解してもらえない限り、なかなか政権交代までは進まないだろう、と踏んでたと思う。

 自民党にしてみれば、法案が1本も通らない福田政権。困ったなぁ、進退窮まったなあという感じ? なら、解散したら? 解散するならいまがいちばんチャンスなんじゃない?
 機を見るに敏な政治家なら、いま、仕掛けるね。

 もちろん、チャンスといっても、いまのところ、衆院では圧倒的多数を占めるだけに選挙はなるべく延ばしたいところ。
 けど、これだけ政治が停滞してしまうとやはり民意を問うことは大切。
 どうせ選挙しなくちゃいけないんだから。やるならいまだよ。

 小澤さんが抜けたいまなら、民主党はとうてい選挙には勝てません。
 政権が取れない民主党には、かつての社会党みたいに何でも反対!というか、それとも自民との連立を前向きに考える、しかないでしょう。

 けどさ、解散総選挙は福田総理の専権事項。いざ、「解散!」といったとたん、小澤さんが民主党党首としてカムバックしたらどうだろう? 「えっ、そりゃないよ」と福田さんは思うだろうね。
 でも、そうしたら民主党は勝てるよ。いまの選挙ってのは、選挙中にどれだけニュースを作れるかが大切なのよ。「風が吹く」ということそういうことだもん。
 小澤さん、そこまでプログラミングしてたらたいしたもんだけどね。そこまで狡くはない。

 さてさて、総選挙となったら、小澤さん、民主党を割るかもしれませんよ。で、自民党と連立するでしょう。「代表を辞する」ということはそこまで踏み込んで考えている証拠。