2008年08月21日「地球温暖化論に騙されるな!」 丸山茂徳著 講談社 1470円
しっかし、やきもきされられますな。ソフトボールでんがな。
あれじゃ上野投手が可哀想ですな。「点、いらないんとちゃうか?」と思わせるような拙攻。楽天の野村監督に言わせれば、かつてヤクルトの選手たちが言われたように、「野球を知らない」と切って捨てられるでしょうな。
監督はちょろちょろ動かない。どっしり構えてないから選手は焦る。すると、ああいう普段では考えられない浮ついたプレイをしちゃうのよ。
いずれにしても、神様・仏様・上野様。この人、人間のできてる選手ですな。チームワークを大切にしてるリーダーですな。感動しました。
さて、いま、世界では地球温暖化の犯人は「二酸化炭素」という説がまかり通っております。
洞爺湖の環境サミットでも、あの福田さんですら、「二酸化炭素を削減するために・・・」なんて力説してましたもんね。けど、科学者の間ではとっくの昔に、地球温暖化の原因は二酸化炭素ではないということで一致してるのよ。
なぜ二酸化炭素になっちゃったの? えん罪じゃないか!
そうなのよ、これ、国策捜査なの。つうか、世界的規模での売出しキャンペーンといったほうがいいかな。
ほら、この地球温暖化現象と平行して、「京都議定書問題」とか「排出権問題」とか、一見、正義漢ぶってるけど実はうさんくさいものがいろいろ出てきましたよね。いったいだれが言い出した?
そもそも、いちばん二酸化炭素出してる張本人のアメリカなんて、はなから議定書なんか無視してんじゃん。
そうなのです。地球環境問題をビジネスにしたい連中のシナリオに乗せられちゃいかんのよ。問題の本質はちがうとこにあんだから。
二酸化炭素問題の火付け役のアル・ゴアは「不都合の真実」でノーベル平和賞なんてもらっちゃった。彼がよりどころにした「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」は科学者4000人が参加したんだぞ、と鳴り物入り。
けどさ、彼らは研究や気象データの分析をするわけじゃなく、科学雑誌に掲載された論文やレポートを講評するだけの団体じゃん。
4000人といったって、報告書をまとめるのはほんの数人。ある意図をもってまとめれば、いくらでも都合のいいように「作文」できるのは、わが国の優秀な宦官、いや官僚の皆さんのお仕事を見れば火を見るよりも明らか。
結局、自分たちにとって「不都合な真実」であってね、ほとんど「トンデモ本」なのよ、あれ。
著者は東工大教授にして、世界的に知られる地質学者。専攻は地球惑星科学。
丸山先生によると、地球温暖化現象の原因はいろいろあるけど、「宇宙線の照射量が支配する雲量」だとのこと。少なくとも、二酸化炭素が主因ではないことは科学者の間では学問上の論争はすでに決着してる、とのこと。
情けないことに、わが国の環境省などなんの疑問もなくお先棒を担いでるんだもんなあ。この省は法律のすき間ばかり探してる事務屋より、きちんとした理科系の連中が政策を主導しなくちゃいかんのじゃないか?
で、丸山先生がわざわざ本書を執筆した動機は、温暖化現象、二酸化炭素問題云々というでたらめによって、本当に重要な問題がすり替えられている、という危機から。2020年問題。すなわち、年間8000万人の人口増加による資源・食糧危機が起きる。このことを憂慮してるんですね。
しかも地球は大きなトレンドとしては温暖化ではなく冷却化に向かってる。「温暖化か寒冷化か、どちらが正しいかは10年以内に決着がつく」と自信満々。
基本的知識として、温暖化ガスには二酸化炭素やメタンなどがあります。注意しておきたいのは、大気中の体積比で99%を占める窒素(78%)と酸素(21%)には温暖化効果はまったくないということ。
二酸化炭素の割合は0.054%しかないんです。100万個の分子の中でわずか4個。毎年1個ずつ増えたところでほとんど影響なんてありません。
温暖化ガスの中でもっとも割合が多いのは水蒸気なんですね。
冬にエアコンをつけても加湿器がないとなかなか温かくならない。あれと同じですよ。
水蒸気=雲は、通常、地球の半分の面積をカバーしています。雲量が1%変わると温度が1度変わるんです。雲量が気温に与える影響は二酸化炭素の比ではありません。
1940〜70年まで、人類は石炭や石油などの化石燃料を燃やした結果、排出された二酸化炭素量は急激に上昇したけど、この間、地球の平均気温は下がってるんです。
いま、平均気温が高くなっているのは太陽黒点が多いからよ。
太陽の表面で爆発が次々と起きてる。結果、膨大なエネルギーが地球に飛んできてるのよ。
11年ごとに気温の上下動が記録されてるんだけど、過去30年で観測地ハワイは平均3度も上昇してるのね。
しかし、トレンドとしては地球は冷却化に向かってるんです。
実はこの400年間、地球の磁場は減少を続けています。とくにこの50年間は激しい。磁場が弱くなると宇宙線がたくさん入ってきます。すると雲が増える。つまり、水蒸気が雲になる率が高くなるわけ。
地球を覆う雲が増えると地表の温度は下がります。
基本的に、地球は温暖化ではなく冷却化の方向にあるんです。もち、地球には「緩衝効果」があって気温は上下3度の間で動いてる。
温かい地球がいいか寒い地球がいいか? 温かいほうがいいよね。
二酸化炭素を減らすかどうかなんて些末なことで議論せず、大気汚染、水質汚染、土壌汚染などに注目して解決することが大切なのよ。
中国やアフリカ大陸に削減義務を求めない「京都議定書」なんて、なんの意味もないの。だって、二酸化炭素が増えようとほとんど影響ないんですもん。
批准しないアメリカはあれはあれで正しいんです。ムードに推されて付和雷同する日本のほうがおかしいんです。もっと本質を議論しないとな。
テーマ自体がずれてるってことを、議長の福田さんは提案すべきだったんじゃないかな。そうすりゃ、世界的な議論を巻き起こせたかもしれないのにさ。
プレゼンスのない人が唯一、できたかもしれないパフォーマンスだったんだけどね。
どうでもいいけどさ、これからの政治家はPRアドバイザーを抱え込まないとあかんよ。メディアを巻き込めるアドバイザーが必要だよ。ヒトラーにしても小泉さんにしても、国民を巻き込めたのはPRが巧かったからよ。情報の発信基地を充実させなあかんでえ。250円高。
あれじゃ上野投手が可哀想ですな。「点、いらないんとちゃうか?」と思わせるような拙攻。楽天の野村監督に言わせれば、かつてヤクルトの選手たちが言われたように、「野球を知らない」と切って捨てられるでしょうな。
監督はちょろちょろ動かない。どっしり構えてないから選手は焦る。すると、ああいう普段では考えられない浮ついたプレイをしちゃうのよ。
いずれにしても、神様・仏様・上野様。この人、人間のできてる選手ですな。チームワークを大切にしてるリーダーですな。感動しました。
さて、いま、世界では地球温暖化の犯人は「二酸化炭素」という説がまかり通っております。
洞爺湖の環境サミットでも、あの福田さんですら、「二酸化炭素を削減するために・・・」なんて力説してましたもんね。けど、科学者の間ではとっくの昔に、地球温暖化の原因は二酸化炭素ではないということで一致してるのよ。
なぜ二酸化炭素になっちゃったの? えん罪じゃないか!
そうなのよ、これ、国策捜査なの。つうか、世界的規模での売出しキャンペーンといったほうがいいかな。
ほら、この地球温暖化現象と平行して、「京都議定書問題」とか「排出権問題」とか、一見、正義漢ぶってるけど実はうさんくさいものがいろいろ出てきましたよね。いったいだれが言い出した?
そもそも、いちばん二酸化炭素出してる張本人のアメリカなんて、はなから議定書なんか無視してんじゃん。
そうなのです。地球環境問題をビジネスにしたい連中のシナリオに乗せられちゃいかんのよ。問題の本質はちがうとこにあんだから。
二酸化炭素問題の火付け役のアル・ゴアは「不都合の真実」でノーベル平和賞なんてもらっちゃった。彼がよりどころにした「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」は科学者4000人が参加したんだぞ、と鳴り物入り。
けどさ、彼らは研究や気象データの分析をするわけじゃなく、科学雑誌に掲載された論文やレポートを講評するだけの団体じゃん。
4000人といったって、報告書をまとめるのはほんの数人。ある意図をもってまとめれば、いくらでも都合のいいように「作文」できるのは、わが国の優秀な宦官、いや官僚の皆さんのお仕事を見れば火を見るよりも明らか。
結局、自分たちにとって「不都合な真実」であってね、ほとんど「トンデモ本」なのよ、あれ。
著者は東工大教授にして、世界的に知られる地質学者。専攻は地球惑星科学。
丸山先生によると、地球温暖化現象の原因はいろいろあるけど、「宇宙線の照射量が支配する雲量」だとのこと。少なくとも、二酸化炭素が主因ではないことは科学者の間では学問上の論争はすでに決着してる、とのこと。
情けないことに、わが国の環境省などなんの疑問もなくお先棒を担いでるんだもんなあ。この省は法律のすき間ばかり探してる事務屋より、きちんとした理科系の連中が政策を主導しなくちゃいかんのじゃないか?
で、丸山先生がわざわざ本書を執筆した動機は、温暖化現象、二酸化炭素問題云々というでたらめによって、本当に重要な問題がすり替えられている、という危機から。2020年問題。すなわち、年間8000万人の人口増加による資源・食糧危機が起きる。このことを憂慮してるんですね。
しかも地球は大きなトレンドとしては温暖化ではなく冷却化に向かってる。「温暖化か寒冷化か、どちらが正しいかは10年以内に決着がつく」と自信満々。
基本的知識として、温暖化ガスには二酸化炭素やメタンなどがあります。注意しておきたいのは、大気中の体積比で99%を占める窒素(78%)と酸素(21%)には温暖化効果はまったくないということ。
二酸化炭素の割合は0.054%しかないんです。100万個の分子の中でわずか4個。毎年1個ずつ増えたところでほとんど影響なんてありません。
温暖化ガスの中でもっとも割合が多いのは水蒸気なんですね。
冬にエアコンをつけても加湿器がないとなかなか温かくならない。あれと同じですよ。
水蒸気=雲は、通常、地球の半分の面積をカバーしています。雲量が1%変わると温度が1度変わるんです。雲量が気温に与える影響は二酸化炭素の比ではありません。
1940〜70年まで、人類は石炭や石油などの化石燃料を燃やした結果、排出された二酸化炭素量は急激に上昇したけど、この間、地球の平均気温は下がってるんです。
いま、平均気温が高くなっているのは太陽黒点が多いからよ。
太陽の表面で爆発が次々と起きてる。結果、膨大なエネルギーが地球に飛んできてるのよ。
11年ごとに気温の上下動が記録されてるんだけど、過去30年で観測地ハワイは平均3度も上昇してるのね。
しかし、トレンドとしては地球は冷却化に向かってるんです。
実はこの400年間、地球の磁場は減少を続けています。とくにこの50年間は激しい。磁場が弱くなると宇宙線がたくさん入ってきます。すると雲が増える。つまり、水蒸気が雲になる率が高くなるわけ。
地球を覆う雲が増えると地表の温度は下がります。
基本的に、地球は温暖化ではなく冷却化の方向にあるんです。もち、地球には「緩衝効果」があって気温は上下3度の間で動いてる。
温かい地球がいいか寒い地球がいいか? 温かいほうがいいよね。
二酸化炭素を減らすかどうかなんて些末なことで議論せず、大気汚染、水質汚染、土壌汚染などに注目して解決することが大切なのよ。
中国やアフリカ大陸に削減義務を求めない「京都議定書」なんて、なんの意味もないの。だって、二酸化炭素が増えようとほとんど影響ないんですもん。
批准しないアメリカはあれはあれで正しいんです。ムードに推されて付和雷同する日本のほうがおかしいんです。もっと本質を議論しないとな。
テーマ自体がずれてるってことを、議長の福田さんは提案すべきだったんじゃないかな。そうすりゃ、世界的な議論を巻き起こせたかもしれないのにさ。
プレゼンスのない人が唯一、できたかもしれないパフォーマンスだったんだけどね。
どうでもいいけどさ、これからの政治家はPRアドバイザーを抱え込まないとあかんよ。メディアを巻き込めるアドバイザーが必要だよ。ヒトラーにしても小泉さんにしても、国民を巻き込めたのはPRが巧かったからよ。情報の発信基地を充実させなあかんでえ。250円高。