2008年09月06日「20世紀少年」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 こちらのほうも始まりましたね。混んでます。やっぱりねえ。
 私ゃ、いつもレイトショー。普段はほとんど観客がいないのに、これは入ってましたなあ。

 漫画のファン? CMが効いた? いずれにしても、30〜40代が多かったなあ。



 ストーリーは驚くほど漫画に忠実に描かれてますな。ああ、あの場面ね、これはあのシーンだなとわかる。脚本に原作者の浦沢直樹さんを参加させたからかな。

 でも、それ以上に忠実だと思ったのは、キャストが漫画とくりそ。石橋蓮児さん、似すぎだよ。双子もよく似てる。石ちゃんもくりそ。「まいう」とは言わないけど。
 前から、雨上がり決死隊の宮迫さんは蛙かワニに似てるなあと思ってたんだけど、今回、ケロヨンだって。キャスティング、巧いよなあ。たしかにたしかに。

 というわけで、3部作の第1作なんだけど、物語は以前、漫画を紹介したよね。あれ、参考にしてね。

 ホント、忠実。ロボットも、ああ、あれかと、昔、見たようなイメージのまま。だから、全22巻の漫画をチェックしに行ったような感じ。

 ロックスターを目指してたケンヂ。グレコのテレキャスターで弾くのは「20th century boy」。これ、いいよね。「GTO」を初めて見たとき、「あれ、TーREXじゃん?」と思ったほど。

 で、ケンヂは酒屋からコンビニに転換し、失踪した姉(黒木瞳さん)の子どもを育ててるわけ。
 この子どもが世界征服を狙うカルト集団の教祖「ともだち」との間に生まれた、らしいのよ。

 同窓会でもなにかと「ともだち」が噂になってるし、なにより、「ともだち」の予言はケンヂが小学生時代に原っぱの基地で作成した「よげんの書」とそっくりだ、と言われちゃう。
 その後、友人の変死や事件がケンヂの身の回りで続々と起きるわけ。


ケ〜ンヂくん、遊びましょ?

 事件の謎にあの頃の匂いを感じるや、地球を守るために立ちあがる。
 けど、障害物レースのように進まない。

 「ビッグコミックスピリッツ」で8年連載された人気漫画の実写化。
 60億円という製作費。スケールは大きいな。娯楽大作です。
 ケンヂに唐沢寿明さん、相棒のオッチョに豊川悦司さん、ユキジに常盤貴子さん。常盤さんは見れば見るほどいい女優だなあ。