2008年09月18日踊る大総裁選

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いま、日本の総理ってだれか、知ってますか?
 そう、福田康夫さんですよね。あの人、どこ行ったんですかね? 伊香保温泉あたりで芸者あげて遊んでんじゃない?

 ま、そんなこたあないでしょうけど、すっかり彼がお隠れになってる間、世間では大変なことが起こってますわなあ。事故米、金正日の健康問題、そしてリーマン破綻、AIGの経営不安、日米欧の協調融資・・・そして株価暴落。

 いずれにしても、社会不安、経済不安はあのバブル崩壊を思わせるレベルといってもいいでしょう。もちろん、「金融恐慌」の発信元のアメリカでは、ある意味、「経済版9.11」といってもいいと思います。

 さて、脳天気な福田さんが大嫌いなマスコミの前に出てきたくないのはわかります。
 「なんでボクなの? もう辞めたって宣言したでしょ。聞きたいなら次の人に聞いてよ」
 ま、そんな気持ちなんでしょうな。


の〜び太くん、遊びましょ?

 あのさ、今回の総裁選は自民党宣伝のための電波ジャックだと国民はとうに見抜いてるんだからさ、当て馬の皆さんもここはさっさと舞台を降りて、本命の麻生さんがこの国難に立ち向かわんとあかんでしょう。

 そうでなければ、「オール脳天気の総裁候補」として責任政党のポジションを失うことになりまっせ。

 今回の総裁選=自民党宣伝キャンペーンの本質は、ウケる政策をリサーチするために1人1人に役割分担をさせてるんです。

 たとえば、「消費税、いけるか?」という判断のための与謝野さん。「対テロ特措法、インド洋上の燃料補給はどやねん?」というための石破さん。「埋蔵金使っていい?」の小池さん、「世代交代はお嫌いですか?」の石原さん。
 ま、本命は麻生さんで決まってんだけど、どの人がどれだけ得票するか。それでウケる政策を占う。そのリサーチのための候補者擁立・・・これが本質ですわな。

 いま、テロに狙われたら、日本という国はあっという間に終わりますわな。油断大敵でっせ。
 こんなに政治が空白してもなんとか機能してるんだから。やっぱ官僚機構は大切だわな・・・と勘違いさせたらあかんねん。トップリーダーの不在。総理が総理としての自覚と役割の放棄。こんなことしてるから官僚に舐められるんだよ。

 病気1つでこんだけ世界から注目されてる首領様のほうがよっぽど存在感ありますわな。
 政治家が注目されない国・・・平和なんやろな。「ボルジア家30年の殺し合い」より「鳩時計」のほうがええっちゅうわけですな。
 けど、国も男も去勢されたらあきまへんなあ。