2008年10月07日「覚悟のすすめ」 金本知憲著 角川書店 740円
あれれ、あっという間に1万ドル割っちゃいましたね。NYダウですよ。
つうことは、日経平均は今日前場で1万円割りますな。で、後場に買い戻しがあってギリギリ1万円超えるか超えないかってとこで落ち着くのではないでしょうかね。
で、金暴騰? いえいえ、株価暴落・ドル暴落=金暴騰という一次関数ではなく、1〜2クッションくらいは置くでしょう。
けどね、これが「世界同時利下げ」となったらわかりまへんでえ。
その可能性は? 十分あるっしょ。もう金融機関は待ったなしだもんねえ。シティがワコビア買収のために訴訟? いまさら業界ぐるみで「安心偽装」してどないすんねん? みえみえでっせ。こうなると金独歩高でやんしょうなあ。
原油高? もうないっしょ。バレル130ドル超えたら、メジャーの経営者が議会に呼び出されるんですよ。OPECは90ドル以下にはせんといてくれ、というスタンスですから、まあ100ドル前後で推移することになります。
何度も言うけど、11月決算を前にして、ヘッジファンドでやられてるとこがありったけの株式でも金でもなんでもドッとはき出してすってんてん。バンザイの嵐が吹き荒れます。
アメリカもかつての日本みたいに、タイタニック沈没にあたって救命ボートには金融機関のみ乗せることになりそうですな。
で、「古いヘッジファンド」は滅び、彼らの残骸をハイエナの如く貪る「新しいヘッジファンド」が台頭してきまっせ。大底ですくい取る「金魚すくいの名人」みたいなもん。つまり、資本主義は屍を乗り越えて淡々と進化していくというわけです。
さて、新大阪駅の書店に大きなパネルがドカン。
「あれ金本やん」
東京では売ってなかったんですよね。13万部突破だって。8割は関西で売れてるんやろな。新幹線で読破。
いいこと書いてますな。チームリーダーに読んで欲しい内容ですな。
リーダーになれる人となれない人の違いは、「期待に応えられるかどうか」にありますね。いわば、使命感をどれだけ感じてプレイするか、仕事するか・・・ですね。
もち、「成果を出す」という使命もありますけど、「お手本になる」「いい影響を与える」という使命があります。仕事ぶり、練習ぶり。率先垂範ということですね。
金本選手の自覚=覚悟はそうとうなものがありますね。
広島入団当初、26歳。一浪して大学出てるからね。この年齢ですと、普通、中軸になってないといけない。にもかかわらず二軍。たまに先発で出ても、左投手が出てくると交代させられちゃう。
悔しいけど仕方ない。「それだけの評価しかされてないんだ」「いまに見てろ。交代されないだけのバッターになってやる」と覚悟を決める。練習の虫に徹する。怪我しても怪我してないと言う。痛くても痛くないという。とにかくゲームに出る。出ないと始まらない。
球界1の練習の虫。野球に対してまじめというか真摯ですな。あと、「いまにみてろ」という負けん気が強い。スポーツ選手はそうでないとね。
入団当時のガリガリをウェイト・トレーニングで筋骨隆々に自己改造。これはいまだに続けてる。40歳の彼にとってきつい。けど、やらないと筋肉ががたっと落ちる。プロとしてだから続ける。ホントは30歳からガタッと落ちるわけ。それ、聞いたから必死にやってた。そのおかげでほかの選手が落ちたのに自分は落ちなかった。
これを移籍後の阪神の選手たちにも伝えたかった。
ところが、ただでさえ「有名人意識」の高い阪神選手にはなかなかわからない。尼崎周辺でのみ通用する有名人にもかかわらず、勘違いしている選手が多かった。自覚のなさ。幼稚さ。アマチュア・・・。それかたまたま優勝した。天狗の鼻はさらさらに高くなった。
星野監督になったとたん、叱られるのが怖くて懸命にプレイしていたのに、自由放任主義の岡田監督に代わったとたんさぼり始めた。
良くも悪しくも阪神の地が出た。
「こいつらこんなもんか・・・呆れた。個人プレイに徹しよう」と諦めた金本選手。ところが、翌年ボロ負け。また元の阪神に戻ってしまうという危機感が選手の間にも漲ってきた。これが幸いした。
練習に本気で取り組むようになってきた。
フィジカルもそうだけど、大切なのはメンタルトレーニング。
毎年、オフに鹿児島の池口恵観法王の最福寺で護摩行の修行に入るのもそう。いまや、新井貴浩選手も参加している。
4メートルの高さにものぼる炎が50センチの眼前。熱い、熱い。よっぽど「氣」をしっかりもってないとやけどする。「氣」をしっかり送らないと火が寄ってくる。「氣」が強ければ炎のほうが遠ざかる。池口法王の前の炎がそうだった。
この「氣」がプレイにも反映される。連続出場世界記録を成し遂げたのもこのおかげ。デッドボールの後のヒット率が4割を軽く超えるのもこのおかげ。
「氣=意識」を高いレベルで維持し続けることは、リーダーの一番の使命なのかもしれない。300円高。
つうことは、日経平均は今日前場で1万円割りますな。で、後場に買い戻しがあってギリギリ1万円超えるか超えないかってとこで落ち着くのではないでしょうかね。
で、金暴騰? いえいえ、株価暴落・ドル暴落=金暴騰という一次関数ではなく、1〜2クッションくらいは置くでしょう。
けどね、これが「世界同時利下げ」となったらわかりまへんでえ。
その可能性は? 十分あるっしょ。もう金融機関は待ったなしだもんねえ。シティがワコビア買収のために訴訟? いまさら業界ぐるみで「安心偽装」してどないすんねん? みえみえでっせ。こうなると金独歩高でやんしょうなあ。
原油高? もうないっしょ。バレル130ドル超えたら、メジャーの経営者が議会に呼び出されるんですよ。OPECは90ドル以下にはせんといてくれ、というスタンスですから、まあ100ドル前後で推移することになります。
何度も言うけど、11月決算を前にして、ヘッジファンドでやられてるとこがありったけの株式でも金でもなんでもドッとはき出してすってんてん。バンザイの嵐が吹き荒れます。
アメリカもかつての日本みたいに、タイタニック沈没にあたって救命ボートには金融機関のみ乗せることになりそうですな。
で、「古いヘッジファンド」は滅び、彼らの残骸をハイエナの如く貪る「新しいヘッジファンド」が台頭してきまっせ。大底ですくい取る「金魚すくいの名人」みたいなもん。つまり、資本主義は屍を乗り越えて淡々と進化していくというわけです。
さて、新大阪駅の書店に大きなパネルがドカン。
「あれ金本やん」
東京では売ってなかったんですよね。13万部突破だって。8割は関西で売れてるんやろな。新幹線で読破。
いいこと書いてますな。チームリーダーに読んで欲しい内容ですな。
リーダーになれる人となれない人の違いは、「期待に応えられるかどうか」にありますね。いわば、使命感をどれだけ感じてプレイするか、仕事するか・・・ですね。
もち、「成果を出す」という使命もありますけど、「お手本になる」「いい影響を与える」という使命があります。仕事ぶり、練習ぶり。率先垂範ということですね。
金本選手の自覚=覚悟はそうとうなものがありますね。
広島入団当初、26歳。一浪して大学出てるからね。この年齢ですと、普通、中軸になってないといけない。にもかかわらず二軍。たまに先発で出ても、左投手が出てくると交代させられちゃう。
悔しいけど仕方ない。「それだけの評価しかされてないんだ」「いまに見てろ。交代されないだけのバッターになってやる」と覚悟を決める。練習の虫に徹する。怪我しても怪我してないと言う。痛くても痛くないという。とにかくゲームに出る。出ないと始まらない。
球界1の練習の虫。野球に対してまじめというか真摯ですな。あと、「いまにみてろ」という負けん気が強い。スポーツ選手はそうでないとね。
入団当時のガリガリをウェイト・トレーニングで筋骨隆々に自己改造。これはいまだに続けてる。40歳の彼にとってきつい。けど、やらないと筋肉ががたっと落ちる。プロとしてだから続ける。ホントは30歳からガタッと落ちるわけ。それ、聞いたから必死にやってた。そのおかげでほかの選手が落ちたのに自分は落ちなかった。
これを移籍後の阪神の選手たちにも伝えたかった。
ところが、ただでさえ「有名人意識」の高い阪神選手にはなかなかわからない。尼崎周辺でのみ通用する有名人にもかかわらず、勘違いしている選手が多かった。自覚のなさ。幼稚さ。アマチュア・・・。それかたまたま優勝した。天狗の鼻はさらさらに高くなった。
星野監督になったとたん、叱られるのが怖くて懸命にプレイしていたのに、自由放任主義の岡田監督に代わったとたんさぼり始めた。
良くも悪しくも阪神の地が出た。
「こいつらこんなもんか・・・呆れた。個人プレイに徹しよう」と諦めた金本選手。ところが、翌年ボロ負け。また元の阪神に戻ってしまうという危機感が選手の間にも漲ってきた。これが幸いした。
練習に本気で取り組むようになってきた。
フィジカルもそうだけど、大切なのはメンタルトレーニング。
毎年、オフに鹿児島の池口恵観法王の最福寺で護摩行の修行に入るのもそう。いまや、新井貴浩選手も参加している。
4メートルの高さにものぼる炎が50センチの眼前。熱い、熱い。よっぽど「氣」をしっかりもってないとやけどする。「氣」をしっかり送らないと火が寄ってくる。「氣」が強ければ炎のほうが遠ざかる。池口法王の前の炎がそうだった。
この「氣」がプレイにも反映される。連続出場世界記録を成し遂げたのもこのおかげ。デッドボールの後のヒット率が4割を軽く超えるのもこのおかげ。
「氣=意識」を高いレベルで維持し続けることは、リーダーの一番の使命なのかもしれない。300円高。