2008年10月30日朝がゆ「瓢亭」+ランチ「嵐山吉兆」

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 一昨日は大阪でイベント。夜はトマトベースのイタリアン風「お好み焼き」。これはB級グルメで近々ご紹介します。
 で、泊まりは京都。となると、昔、京都に4年間住んでた私としては馴染みの店に顔を出さないわけにはまいりません。

 祇園? いえいえ、今回は仕事で来てますからね。まあ、祇園には「中島価格」というのがあって想像以上に価格破壊となってますけどね。

 久しぶりの超A級グルメ。今日来たら、あとは・・・10年後かな。

 私、おかゆ大嫌いなのよね。病院に入院してたときも、「普通のご飯にしてくださいよお」とナースに泣きついたほど。
 でも、ここのは美味いなあ。餡がいい。おかゆの懐石コースでんな。

 瓢箪を取り分けると様々なおかずのオンパレード。名物の半熟卵もいいねえ。朝から茹でたビーフ? ええなあ。


瓢箪が可愛いよね。

開くとこんな感じ。

おかゆ。

「舘ひろし」が撮影で来てた? ハマの舘ひろしのほうだけど。


店名:瓢亭
場所:南禅寺南畔
価格:4000円。リーズナブルだと思うよ。お得感があります。

 なぜ京都に泊まったかというと、京都国立博物館で「japan 蒔絵 宮殿を飾る東洋の煌めき」という特別展覧会をしてるからなのね。

 蒔絵って、織田、豊臣から徳川の江戸鎖国時代にも海外へ輸出されてたのね。南蛮貿易でさ。ヨーロッパの王侯貴族にとっては、東洋からもたらされる美術品・贅沢品として珍重されてたわけ。
 で、この展覧会ではマリー・アントワネットのコレクション83点中40点が公開されるだけでなく、英国ハーバーハウスやデンマーク王室等、ヨーロッパの宮廷に伝わった名品の数々が披露されてるの。
 これは見にいかんとあかんでしょ。

 12月23日からは東京のサントリー美術館でも公開されるんだけど、私のようなせっかち人間は待てんわな。



 その後、久しぶりに嵐山吉兆。ただし今回は嵐山まで行ってる時間がないので駅前店のほう。さすがに料理に隙がありませんなあ。蒔絵を見てきたからか、ちょっとした器や皿、置物にも注目するようになっちゃった。
 あれもこれもいろいろご紹介したいけど、なんとケータイのデジカメがピンぼけ。すんまへん。

店名:嵐山吉兆
場所:本店は嵐山。ほかに京都グランビアホテル店、名古屋にもあるでよ。
価格:そこそこ。

 ま、この料理でこの値段なら相対的にかなり安いですな。いまの日本企業の株価みたいなもん。清水の舞台から飛び降りるつもりで予約したけど、正解でした。また積み立てて10年後に来ようっと。