2008年10月31日朝三暮四

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 昔、宋代の中国の話。飼っている猿たちにエサを朝3つあげて、夕方に4つあげるといったらカンカンに怒った。そこで、では、朝4つあげて夕方に3つあげようと言ったら機嫌が直ったとか。
 いわゆる、「朝三暮四」という古諺ですな。

 日本の総理は国民をかの猿と同じように考えているらしい。追加経済対策を発表するとともに、「ところで、3年後には消費税を・・・」。
 こういうのを火事場泥棒というんでしょうな。財務官僚の高笑いが聞こえてきます。

 たとえ消費税導入が避けられないにせよ、その前にすべきことはヤマほどあります。国民に直接負担を求める「法案」は最後の最後でしょう。汗と知恵を絞らず、易きにつけていると国民に総スカンを食らうのは火を見るより明らか。

 いったい、麻生政治のどこに汗と知恵があるでしょうか? いわんや、涙などさらさらない。ずいぶんと改革潰しの芽ばかりが芽生えたものです。

 景気が回復すれば、もちろん、売上&利益のパイは大きくなります。税収も増えます。ですから消費税を3〜5%あげる必要なんてありません。
 景気を回復させること。すべてはここに汗と知恵を絞るべきですよね。