KEYMAN NETWORK 中島孝志のキーマンネットワーク仕事術のカリスマ中島孝志が贈る！
泣いて笑える感動ブログ！

　今日から忘年会シーズンに突入しました。ピークは来週でしょうか。
　地元横浜の飲み屋街（関内）は閑古鳥。なにしろ、人があまり歩いてない。いても終電車の何本か前には消えちゃう。タクシーには乗らない。遅くなったら東横インか、いま話題のアパホテル。

　あるいはぐっさん推薦の万葉倶楽部（ここホントにいいよ）なら5000円かからない。で、温泉がしっかり味わえる。だから、はなからここで忘年会しちゃうグループもあるんです。個室もあるしね。浴衣姿でちょっとした熱海気分てとこかな。

　忘年会というイベント自体が賞味期限切れなのかもしれませんね。
　これから大企業ではリストラが本格化します。ということは、ただでさえ人不足の中小企業もそうならざるをえません。たとえば、日本IBM労組・いすゞ自動車などの「解雇撤回記者会見」を見ていると、60年代にプレイバックした気分になります。　

　不況の時は一律に賃金を下げてでても雇用は守る・・・という日本的慣行は消えつつあるんでしょう。このデフレ下の日本では、労働費はもはや頭うち。もういっぱいいっぱいですよ。

　では、日本という国が「発展・成長・進化」というキーワードとはほど遠いのかというと、けっしてそんなことはありません。人口は伸びない。少子高齢化。だからこそ、知恵と創意工夫、そして経験と情報力でより密度の濃い仕事が展開できると思うんです。

　いちばん遅れているのは、政治家のアタマの中。古い、古すぎます。価値観も古ければ、情報も古い。変化に対応できないどころが、変化していることにすら気づかない。
　本来、日本は金融危機からはいちばん遠いところにいたんてす。にもかかわらず、不況の輸出元アメリカよりも株価は落ちています。政治。とくに財務省と日銀が「打てば響く」対応をしていれば、こんな体たらくではならなかったでしょう。日銀の前任総裁が財務省に対抗しすぎましたね。

　でも、難あれば功あり。幸い、07年から投資銀行・ヘッジファンドを含む外国人が日本株をとことん売ってくれましたから、ドカンと下がってます。NYダウ暴落のとばっちりでさらに下落しています。

　人間万事塞翁が馬。禍福はあざなえる縄のごとしとはよくいったものです。

　いま、日本では「古い投資家たち」がマーケットから退場すると、バトンタッチするかのように、今度は「新しい投資家たち」が入場するや、現金で株価を底値で拾い、金貨を買いあさっています。
　遅れてきた投資家。宴の後に、いちばんのご馳走にありつけるのは、酒宴でも酔わず踊らず遊ばずにいた彼らなのかもしれません。

　酒は飲んでも飲まれるな。忘年会の原理原則です。明日は原理原則研究会の忘年会。さっさと仕事しなくちゃ。