2009年04月03日「東京 ひとりで行ける上質ごはん」 フードジャーナリスト会議編 東京書籍 1470円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 日経web連載の「社長の愛した数式」は連日15万人のアクセス。日経記事中ダントツの人気コラム。今回のテーマは「家電・自動車復活の数式」です。ぜひご一読くださいませませ。

 さて、テレビや雑誌でも必須の情報といえば、グルメ店の紹介ですよね。
 美味い店、変わった料理を出す店、面白い店はもいまや、ビジネスパースンの必須アイテム。経営トップって、仕事人間でもあり、また、めちゃ食いしん坊の人がホント多い。だから、自然と、美味しい店を知ってるのよね。

 テレビ東京だけじゃなく、いまや、どのグルメ番組でも、ここのラーメンは最高、ここのカレーライスは絶品、ここのハンバーグは垂涎。ここのフレンチは・・・とだれもが「自分の店」を持ってますよね。
 もち、グルメ専門の情報誌は何冊も刊行されてますし、ムックは数え切れないくらいですな。


 さてさて、本書はその名もズバリ、フードジャーナリスト会議のメンバーが選んだグルメ店紹介の本。カラー写真たっぷり、どうしてこの店に惹かれるか、店との出会い話たっぷり。「ホントは教えたくなかったけど、、まっいいか」という店ばかり。

 実は私も銀座の店1つのみご紹介しております。地元横浜の店を紹介したんだけど、今回のテーマは「東京」。で、銀座1店のみとなった次第。

 仕掛け人は放送作家のわぐりたかしさん。彼の手がけるテレビ番組は週間視聴率100%を超えちゃう。単行本のプロデュースではあのIKKOさんなんかがそうじゃないかな。
 私も彼から頼まれて仕方なくお店を紹介したわけ。知る人ぞ知る店もあるだろうけど、「今回だけだからね」という取材お断りの店が多いと思うな。

 彼とも笑っちゃうほど変な縁で知り合った人。私、読んだ本はどんどんアマゾンのユーズドショップに出してるの。同時に、絶版本等をアマゾン古書店から買うみとも多いのね。
 で、ある時、だれか芸能人だかアーティストの本を買ったわけ。
 すると。

「中島さんて、あの中島さんですか?」
「そう、あの中島です」
「本、読んでますよ」
「ありがとうございます。じゃ新刊贈りましょうか」
「ぜひぜひ」

 こんなメールのやりとりがあって、私が主宰するキーマンネットワークにも参加したり、同じ放送作家でこちらは週間視聴率150%の安達元一さんを紹介してくれたり、グルメで有名な栗栖けいさんを紹介してくれたりね。

 縁は異なモノ味なモノですな。「中島孝志のB級グルメ」を本サイトでも書いてますけどね、まさかグルメ本のお手伝いをするとは考えてもみませんでした。

 これ、かなりいい店が掲載されてます。で、写真が美味しそう。
 しかもコンセプトがいいよなあ。「3000円以下で食べられて少しは飲める店」「1人ごはんができる店」というもの。
 最近、女性の1人ごはん派も増えてますからね。これで研究してちょ。400円高。