2009年07月16日「新・資本論」 堀江貴文著 宝島社 680円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 ダウがいきなりガンガン上げてますね。いったいどうしたの?
 インテルが調子いい? GSも好調で? 底入れ観が広まった?
 自民党波乱含みで衆院選敗北必至。日本売りがニューヨークに回った?
 未明から為替がグーンと円安に振れてますね。 
 
 さて、これ、ライターさんの質問にホリエモンがこたえる形でまとめられてる本です。たぶん、5分もあれば読めるんじゃないかな。それほど薄い本です。
 
 じゃ内容も薄っぺらかというと、そうじゃないのよ。しかと読むとしかと反応があると思う。

 ホリエモン知らない人いないと思うけど、あのライブドアの創業者ね。で、郵政選挙の時に広島から立候補して亀井静香さんと一騎打ち。惜敗したんだけど、後日、国民新党を立ち上げた亀井さんから手紙が届いたとか。
 なんと書いてあったか? 「次の参院選、うちから出ない?」だって。
 さすがですな、政治家は。参院議員にしちゃえば、自分と衆院選で戦う心配はなくなるもんね。

 さてさて、ホリエモンだけにお金の話があれこれ。

 ラジオ番組やってるらしいね。で、派遣切りについても話したらしい。地方経営者はいくら条件を良くして求人しても若い人は来ない、って。求人と求職のミスマッチというけど、要はただの贅沢だと、ホリエモンは言うわけ。
 どうだろ?

 お金の定義が明確です。お金とは・・・信用を数値化したもの。
 どうだろ?
 
 で、生きていく上で、お金の多寡が問題なんではなく、信用の有無が問題なんだと。
 どうだろ?

 信用とはなにか? 結論から言えば、成功体験にもとづく自信から生まれたもの。だから、これを「心の中に打ち出の小槌を持つ」というとか。
 どうだろ?

 ホリエモンは結婚したとき、一度だけ家を買ったことがあるとか。で、離婚するとさっさと売却。そのとき、地震保険に入りますかと聞かれたらしいね。
 えっ、それ、意味あるんですか?
 ないですね。

 というのも、関東で地震があれば、古い家が倒れまくって火災発生。地震保険の支払いがデフォルトしちゃう。保険会社も再保険会社も耐えきれなくて払わない。だから入る必要なし、だとか。
 私も1年だけ付き合って止めましたよ。

 話題はとりとめもなく延々と続くんだけど、たぶん、しかと読めば目から鱗が落ちてくると思うよ。300円高。