2009年10月28日「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」 夏野剛著 幻冬舎 798円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 グーグル。いまや世界最大の情報ネットワーク企業といってもいいでしょう。

 ま、出版業界ではグーグル旋風が吹き荒れ、作家の著作権に食指を伸ばしてきたグーグルに対して、戦々恐々、疑心暗鬼、呉越同舟のような面持ちでいるのではないか、と思います。

「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスでき、世界中で使えるようにすること」

 これがグーグルのミッション、とのこと。実に壮大、かつスマートな説明ですなあ。

 「情報」というのは点なんです。もちろん、点のままでは意味ありません。しかし、私たちはその点を探そうと懸命ですよね。けど、この情報はたんなるナレッジでありインフォメーションに過ぎないんです。

 テーマに沿って点と点を紡いでいく。取捨選択する。評価する。類推する。吟味する。すると、それが新たな価値=インテリジェンスを創造することにつながります。

 そういう意味で、グーグルは巨大な「インテリジェンス創造装置」なのかもしれません。

 ところで、いまや、ネット全盛で、情報が簡単に入手できるようになったおかげで、だれでも簡単にウェブビジネスを始められるようになりました。
 けど、「うまくいってる」「儲かってる」・・・と自慢できる人(企業)はそんなに多くはないのではないでしょうか? なぜか? 実は、その理由はこんなところにあるんですよ・・・続きはこちらにどうぞ。