2009年11月05日「幸福を見つめるコピー」 岩崎俊一著 東急エージェンシー 1995円
ふう、危ない危ない。なにがって、昨日のブログで某メガバンクで13回連続講演することになったとチラッと書きましたよね。
実は昨日が初日だったわけです。第1回目のスタートなのね。
で、昨日の深夜。すなわち一昨日のことなんですけど、担当者からメールが届いたんですよ。もし、このメールが届かなかったら・・・私ゃいきなり穴あけるとこでしたよ。
あのね。すっかり都内で開催だと思ってたんす。開場の地図見て「へえ意外と近いなあ。1時間かからんなあ」なんて余裕かましてたんでゲスよ。
ところが、メールには「明日、大阪の○○でのご講演、愉しみにしております」と書いてる(全国3カ所でする予定)
「えっ!? なになになに? オーサカ!!!???」
慌ててGoogleカレンダーをチェックしたら、「大阪」と書いてありましたよ。おいおいおい、明日、何時に出ればええんや。大阪、間に合うんか? いまから車で行かなあかんか? な〜んてね。ほとんど気分は「走れ!メロス」でした。
もしメールを到着後すぐにチェックしてなかったら・・・100%ドタキャンになってました。そうなると13回分キャンセルでしょうな。担当者も叱られるでしょうねえ。
で、担当者に感謝メールを送ったんですけどね、レスがないんすよ。レスがレスなの。大阪会場で真っ青な顔して立ってました。「冗談きついですよ。悪い冗談やめてくださいよ」だって。
そうだよなあ。「冗談、冗談。ウソウソ。驚いた?」と言っておきました。けど、彼、マジな顔してたなあ。
やっぱ、仕事ちゅうのは確認の上にも確認、チェックの上にもチェックが大切ですよね(おまえがいうか! ゴメン)。
もらったものは、
買ったものより、
ちょっとおいしい。(西武百貨店)
おやすみなさい。
命令形なのに優しいね。(大塚製薬)
本を読めば、
頭がよくなる。(集英社文庫)
絶対に好きだと
言い合わない愛があるなら、
それは、父と息子だ。(フジテレビ『優しい時間』)
いいですねえ、とってもいい。ラストのコピーなんて、う〜ん、そんなもんかもしんない。ジーンと来ます。
ひと言で秒殺。それがコピーの魅力でしょうね。ひと言でン千万円にもなるのかもしれません。
といって、「ひねり出す」のは簡単なことではなくて、氷山の下には大きなベースになるものがやっぱりあるわけです。
「コピーはつくるものではない。見つけるものだ」
コピーライター生活40年の著者のスタンスです。驚きました。そして、そうだそうだと思わず頷いてしまいました。だって、「アイデアはひねり出すものではなく拾うものだ」って、私、ずっと本でも講演、セミナーでも言ってきたからです。やっぱりなあ。
『博士の愛した数式』(小川洋子著)という本(映画)がありますね。あの中で、博士が数学者の仕事について「私」にこう語ります。
「そう。まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれる以前から、誰にも気づかれずにそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ」
この本も以前、「通勤快読」でご紹介しました。ね? 著者もそして私も実は、同じ所で共感してるんですよ。面白いですねえ・・・。
たくさんある解答のなかで、人が頷く。そうだそうだと共感する。こんなことは稀少ですね。稀なことです。
しかし、たとえ稀であっても、あることも事実です。たくさんの人が共感する。感動する。こころ動かされる。つまりヒットする。
こういうコピーはなにもコピーライターが勝手にでっち上げたものではなく、実は、たくさんの頷いた人たちの思いといってもいいでしょうね。
すなわち、博士が指摘した数学の定理とまったく同じなんです。すでにそこにあった・・・続きはこちらでどうぞ。
実は昨日が初日だったわけです。第1回目のスタートなのね。
で、昨日の深夜。すなわち一昨日のことなんですけど、担当者からメールが届いたんですよ。もし、このメールが届かなかったら・・・私ゃいきなり穴あけるとこでしたよ。
あのね。すっかり都内で開催だと思ってたんす。開場の地図見て「へえ意外と近いなあ。1時間かからんなあ」なんて余裕かましてたんでゲスよ。
ところが、メールには「明日、大阪の○○でのご講演、愉しみにしております」と書いてる(全国3カ所でする予定)
「えっ!? なになになに? オーサカ!!!???」
慌ててGoogleカレンダーをチェックしたら、「大阪」と書いてありましたよ。おいおいおい、明日、何時に出ればええんや。大阪、間に合うんか? いまから車で行かなあかんか? な〜んてね。ほとんど気分は「走れ!メロス」でした。
もしメールを到着後すぐにチェックしてなかったら・・・100%ドタキャンになってました。そうなると13回分キャンセルでしょうな。担当者も叱られるでしょうねえ。
で、担当者に感謝メールを送ったんですけどね、レスがないんすよ。レスがレスなの。大阪会場で真っ青な顔して立ってました。「冗談きついですよ。悪い冗談やめてくださいよ」だって。
そうだよなあ。「冗談、冗談。ウソウソ。驚いた?」と言っておきました。けど、彼、マジな顔してたなあ。
やっぱ、仕事ちゅうのは確認の上にも確認、チェックの上にもチェックが大切ですよね(おまえがいうか! ゴメン)。
もらったものは、
買ったものより、
ちょっとおいしい。(西武百貨店)
おやすみなさい。
命令形なのに優しいね。(大塚製薬)
本を読めば、
頭がよくなる。(集英社文庫)
絶対に好きだと
言い合わない愛があるなら、
それは、父と息子だ。(フジテレビ『優しい時間』)
いいですねえ、とってもいい。ラストのコピーなんて、う〜ん、そんなもんかもしんない。ジーンと来ます。
ひと言で秒殺。それがコピーの魅力でしょうね。ひと言でン千万円にもなるのかもしれません。
といって、「ひねり出す」のは簡単なことではなくて、氷山の下には大きなベースになるものがやっぱりあるわけです。
「コピーはつくるものではない。見つけるものだ」
コピーライター生活40年の著者のスタンスです。驚きました。そして、そうだそうだと思わず頷いてしまいました。だって、「アイデアはひねり出すものではなく拾うものだ」って、私、ずっと本でも講演、セミナーでも言ってきたからです。やっぱりなあ。
『博士の愛した数式』(小川洋子著)という本(映画)がありますね。あの中で、博士が数学者の仕事について「私」にこう語ります。
「そう。まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれる以前から、誰にも気づかれずにそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ」
この本も以前、「通勤快読」でご紹介しました。ね? 著者もそして私も実は、同じ所で共感してるんですよ。面白いですねえ・・・。
たくさんある解答のなかで、人が頷く。そうだそうだと共感する。こんなことは稀少ですね。稀なことです。
しかし、たとえ稀であっても、あることも事実です。たくさんの人が共感する。感動する。こころ動かされる。つまりヒットする。
こういうコピーはなにもコピーライターが勝手にでっち上げたものではなく、実は、たくさんの頷いた人たちの思いといってもいいでしょうね。
すなわち、博士が指摘した数学の定理とまったく同じなんです。すでにそこにあった・・・続きはこちらでどうぞ。