2009年11月24日「リクルート事件・江副浩正の真実」 江副浩正著 中央公論新社 1575円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 原稿自体は4年前にできていたらしいですな。
 「不動産は値下がりする」がベストセラーになりました。で、たぶん、編集部が「ほかになにかありませんかね?」と聞いて、「そういえばこんなのあるけど」と答えたのがこの本の出版の動機かなあ・・・と、最初思ったんです。

 そんな甘い内容じゃありませんでしたね。

 それにしても、中山素平さんのアドバイス、効きましたな。江副さん、だれのアドバイスかだけは最後まで検事に明かさなかったけど、「黙秘を貫いて男を上げた」「信頼を勝ち得た」ということを江副さんも真剣に考えるべきでしたな。
 検事にコロッと引っかけられた。やっぱり人がいいんでしょう。ある意味ボンボンなんでしょうな。極限状態ではやっぱり生身の人間勝負になりますな・・・続きはこちらでお楽しみください。