2009年12月16日鳩山政権のウルトラC

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 鳩山さん。大変ですな。お金持ちにはお金持ちの苦労というものがあるんですね。
 ま、人間、失敗するときはいちばん得意なことで墓穴を掘りますからね。

 さて、民主党ですけど、マニュフェストを達成しようにも肝心のゼニが足りません。厳しいなとは思ってたでしょうけど、こんなに急速に無くなるとは思ってもみなかったでしょうな。

 子供手当にしても収入制限を設けようかとか、高速道路無料化は先延ばしにしようかとか、いろんな話がこぼれてきますね。

 にもかかわらず、1つ明確なのがCO2の排出規制。90年比25%削減をぶちあげちゃった。しかも、世界が注視する中で。
 日本て元々、地球温暖化対策については優等生なんですよ。アメリカ、中国、インドなんてむちゃくちゃなんだからね。

 で、高速道路を無料化したら車(ガソリン)の使用量は明らかに増えます。これ、矛盾してないかね。エコカーのみ無料化するとか、ずばっとやったらどうかね。
 カリフェルニアにはエコカー専用の高速レーンはあるし、エコカーはパーキングも無料だしね。高速無料+タイムパーキング無料のETFを発行したらどうかね。
 これならいちばん強い矛といちばん堅い盾を両立されることができるんとちゃう? 国民の支持も得られやすいと思うよ。

 喫煙者のみに甚大な税金かけようとしてたんだから、こっちのほうがまだリーズナブルだと思うけどね。

 もう1つ、高校無料化についててなんですけど、これ、世界的には欧米では常識なんだけど、無料化するよりもすべて「経費」として税控除できるようにしたらいいのよ。
 アメリカの大学は1年で500万円くらいかかります。でも、あれもこれもそれもたいていのコストは税控除できるの。

 教育は、ま、義務教育だけだけどさ、憲法でもわざわざうたわれているほど大切なことなのよ。
 「国の将来は子供たちにかかっている」・・・と本当に思うなら、教育に関するものは幼稚園、保育園〜大学院も教科書も参考書も塾も各種学校、専門学校、資格取得のためのスクーリングもすべて全額税控除するようにしたらいいのよ。
 ちがうか!

 あとね、国民には「自公政権がこんなに無駄遣いしたんで、
一部、公約は実現できません。でも、文句はあの人たちに言ってね」と開き直ることですな。

 さて、本日の「中島孝志の 聴く!通勤快読」は『小学五年生』(重松清著・文藝春秋)です。哀しいほど切ない思いが襲ってきますね。ずんちゃっちゃずんちゃっちゃ。弁士中島孝志の名調子はこちら。読んでから聴くか、聴いてから読むか。「中島孝志の 聴く!通勤快読」をクリックしてください。