2009年12月23日「中島孝志の 聴く!通勤快読」は年内30日まで続きます。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 モノの値段が安くなる。これは消費者にとってはウェルカム。
 けど、売る側からしたらちょっと困る。そうとう工夫しないとなりません。それはそれでいいんですけど、よそも安くするから、価格にコストを転化できない。結果、利益を減らしてまで踏ん張るしかない。

 さらに安くされたら? そうなりゃ利益は度外視。過去の利益を喰ってでも踏ん張るしかない。

 もっと大変なのは作る側。メーカーはもっと大変。作れば作るだけ在庫で残っちゃうから製造をセーブします。すると、部品も材料もいらなくなる。部品工場、材料メーカーも減量経営せざるを得なくなります。
 結果、企業全体が縮小均衡していくというわけ。

 すると、どうなるか? 残業がなくなります。給料が減ります。ボーナスが激減するかなくなります。
 消費者は困ります。だって、生産者=消費者なんだもの。

 こうした「デフレスパイラル」を突破するにはどうすればいいか? 

 株価を上げることです。株価はどうしたら上がるか? 景気をよくしたらいい?
 景気は? なかなか戻りません。
 
 ならば、どうするか? 政策的に株価を上げる方法を考えるべきでしょう。
 それが政府、政治家の責任。だけどそれをしているか? どうもしていない。

 株式投資なんて金持ちの道楽だ・・・とでも思っている政治家が少なくないからです。これではいけない。
 とても1400兆円もの個人金融資産を持っている国民の国の選良とは思えない。これではいけない。


 さて、「中島孝志の 聴く!通勤快読」は平日連日(土日祝祭日を除いて)続いております。
 年末年始ですが、年末は12月30日まで。年始は1月5日より始まります。
 年始は司馬遼太郎作品を特集します。

 09年は松本清張&山崎豊子さんがブームになりましたが、10年は司馬遼さんが大ブレイクしそうですね。

 なんつっても、NHKが総力を入れてかかってますからね。『坂の上の雲』『竜馬がゆく』・・・どこか『花神』か『関ヶ原』をやったら当たると思いますけどね。