2009年12月24日「告白的恋愛論」 渡辺淳一著 1155円 角川書店
今夜はいよいよクリスマスイブ。どうお過ごしですか? どなたとお過ごしですか?
余計なお世話? たしかに。
私は毎年、イブといってもなにもありません。なにもありませんって、なにかを期待してるような言い方ですけどね。なにもありません。ま、いいんです(グス)。
その点、この方はいまでもいろいろありそうですな。
男でも女でも、いくつになっても色っぽい、艶っぽいというのはいいことですな。
齢を重ねてなお「雰囲気がある」「ムードがある」というのは魅力的ですよね、やっぱ。といって、一朝一夕にできあがるものではありません。経験が下地になるんでしょう。
いったいどんな人生を歩んできたんだろう?
どんな人と会ってきたんだろう?
どんな恋をしてきたんだろう?
ってね。
さて、時効だから書けたんでしょうが、ある意味、渡辺先生の小説の裏話というか、小説のモデル紹介のような内容と思われます。けど、これが正直に、赤裸々に、そして誠実に書かれていて、そこが「とっても美味しかったです(AD堀くん調で)」。
元々は全集の月報(95〜97年まで連載)に掲載された原稿らしいんですけどね。小説よりも楽しめましたなあ。
というのは、懺悔録であり、感謝録だからですね。出会いから別れまで(いろんなタイプがあんのよね)、その後の報告、そしてなによりも、なにを学んだか、学ばされたかをしかと書いてますねん。正直に、赤裸々に、誠実にね。だから、ある意味、小説よりも楽しめたと言うわけです。
帯コピーに「恋して、愛して、学んだ」とありますが、まさにその通り。
大昔、『阿寒に果つ』読んだなあ。『何処へ』も読みました。内容? ぜんぜん覚えてません。高校の図書館で借りて読んだ、と思うけど、本の表紙=装丁だけは覚えてます。
セーラー服着た可憐な女子高生が描かれてたと思う。それが主人公の純子なんでしょうね。
大人の男を惑わす小悪魔的な魅力がありました。芸術家の卵というか、すでに地元ではそこそこ有名な画家。まさか実在の女性がモデルだったとは。
高校3年のときに阿寒で服毒自殺するんですけどね。同級生だった著者はこの女の子と付き合ってたの。その後の著者からは信じられないほどピュアでね。この「女性」との出会いで変わったのかな。うん、きっとそうだ。
「ボクのことをいちばん愛していたはずだ」
ずっと信じてた。理由は、阿寒に旅立つ前、ボクの部屋の前にそっと赤いカーネーションを置いていってくれてたから。
で、20年後、この小説を書くために、当時、彼女の付き合っていた男性を次々に訪れると・・・続きはこちらからどうぞ。読んでから聴くか、聴いてから読むか。「中島孝志の 聴く!通勤快読」をクリックしてください。
余計なお世話? たしかに。
私は毎年、イブといってもなにもありません。なにもありませんって、なにかを期待してるような言い方ですけどね。なにもありません。ま、いいんです(グス)。
その点、この方はいまでもいろいろありそうですな。
男でも女でも、いくつになっても色っぽい、艶っぽいというのはいいことですな。
齢を重ねてなお「雰囲気がある」「ムードがある」というのは魅力的ですよね、やっぱ。といって、一朝一夕にできあがるものではありません。経験が下地になるんでしょう。
いったいどんな人生を歩んできたんだろう?
どんな人と会ってきたんだろう?
どんな恋をしてきたんだろう?
ってね。
さて、時効だから書けたんでしょうが、ある意味、渡辺先生の小説の裏話というか、小説のモデル紹介のような内容と思われます。けど、これが正直に、赤裸々に、そして誠実に書かれていて、そこが「とっても美味しかったです(AD堀くん調で)」。
元々は全集の月報(95〜97年まで連載)に掲載された原稿らしいんですけどね。小説よりも楽しめましたなあ。
というのは、懺悔録であり、感謝録だからですね。出会いから別れまで(いろんなタイプがあんのよね)、その後の報告、そしてなによりも、なにを学んだか、学ばされたかをしかと書いてますねん。正直に、赤裸々に、誠実にね。だから、ある意味、小説よりも楽しめたと言うわけです。
帯コピーに「恋して、愛して、学んだ」とありますが、まさにその通り。
大昔、『阿寒に果つ』読んだなあ。『何処へ』も読みました。内容? ぜんぜん覚えてません。高校の図書館で借りて読んだ、と思うけど、本の表紙=装丁だけは覚えてます。
セーラー服着た可憐な女子高生が描かれてたと思う。それが主人公の純子なんでしょうね。
大人の男を惑わす小悪魔的な魅力がありました。芸術家の卵というか、すでに地元ではそこそこ有名な画家。まさか実在の女性がモデルだったとは。
高校3年のときに阿寒で服毒自殺するんですけどね。同級生だった著者はこの女の子と付き合ってたの。その後の著者からは信じられないほどピュアでね。この「女性」との出会いで変わったのかな。うん、きっとそうだ。
「ボクのことをいちばん愛していたはずだ」
ずっと信じてた。理由は、阿寒に旅立つ前、ボクの部屋の前にそっと赤いカーネーションを置いていってくれてたから。
で、20年後、この小説を書くために、当時、彼女の付き合っていた男性を次々に訪れると・・・続きはこちらからどうぞ。読んでから聴くか、聴いてから読むか。「中島孝志の 聴く!通勤快読」をクリックしてください。