2010年02月14日魔のバレンタインデーがまた来た〜!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 バレンタインデーですな。私、大嫌いです。ただでさえ忙しいのに、朝から宅配便、郵便、来客の嵐。もう仕事が邪魔されてたまりません。

 で、毎年、どんなチョコが届けられたか。ほんの一部を写真入りでご紹介してきました。もうあんなことは止めます。「めんどくさい」のひと言です。
 もうほとほと飽きました。疲れました。

 「土用丑の日」が夏場さっぱりの鰻屋の販売キャンペーンであるように、読書週間が書店の売上拡大策であるように、バレンタインデーもチョコ屋さんの仕掛けにほかなりません。

 日本人はこういうちょっとしたお祭りが好きですね。すっかり定着しちゃいましたねえ。

 年越し蕎麦に飽きたらず、年明けうどんまで出回るとは、いやはや商魂たくましい。ま、この不況下、こんなことでもしないとね。

 さて、全国の義理チョコしかもらえない、あるいは義理チョコすらもらえない「バレンタインデー難民」の男性諸君(男の子も含む)に「朗報」があります。

 実は、ここだけの話。この私も社会人になるまで義理チョコ1個もらったことがないのです(最初にもらったのが日生のセールスレディからでした)。

 ただし、これは私がモテないというわけではありません。その逆なんですね。

 以前、お話したことがあるかと思いますが、高校時代、眉目秀麗な私についたあだ名が「小田急線の君」だったことはめちゃ有名な話です。
 私らの時代、バレンタインデーは高校1年くらいからでした(中学時代はまったく見たことも聞いたこともありません)。たぶん、チョコ屋さんはこの間隙をぬって仕掛けたんだと思います。

 で、眉目秀麗な私に対して、小田急線沿線の女子高生のみならず、OL、人妻、女教師にいたるまで、ある者は乗車駅で待ち伏せ、ある者は下車駅で待ち伏せ、「チェコ受け取ってください光線」を発しているのです。

 さて、そのとき、私はどうしたか?

 当時、超硬派だったため、「チョコなんざ女子供の食べ物よ。武士たるものが受け取るわけにはまいらぬ光線」で対抗していたのでございます。

 実際、近くに寄ってこようとする女性陣もは少なくありませんでした。が、あと10センチの「バリア」を突き破ることができないのです。
 そして眉目秀麗な私は悠々と彼女たちの脇をすり抜け、小田急線の車内へと消えていくのでありました。

 これが有名な「高嶺の花の法則」です。高嶺の花は眺めるだけで摘み取ることはできないんです。

 あなたの周囲を見渡してください。チョコをたくさんもらっている男性(男子)は実はそんなにレベルが高くありません。たやすく近寄れるレベルです。
 私のようにほんとうにやんごとなき君に対しては、遠巻きに眺め、憧れ、「私のチョコなんか受け取ってもらえるはずがない」とみなでため息をつく。そして諦め、家に帰って涙する・・・せいぜいこんなもんなんですね。

 いまとなっては、当時の私の行動は反省することばかりです。思いやりと優しさが足りない。女心を踏みにじってしまった。もっと脇を甘くしておくべきだった・・・と心から反省しています。

 ま、そういうわけで、今年も幻のチョコに思いを馳せつつ、セブン-イレブンで買ってきた「キットカット」をしみじみ味わって食べたいと思います。トホホ。


めちゃ美味いでえ。