2010年05月22日自分にどれだけ投資できるか!
株価が下げ止まりませんね。日経平均もあっさり10000円を割ってしまいました。
欧米か? はい、欧米の金融不安が原因ですね。今日もまたヨーロッパが下げ続けてますね。
恐慌か? はい、恐慌です。前から言ってるでしょ? 二番底はこれからだって。
ヨーロッパ、ガタガタですな。ギリシャ問題はドイツの問題でしてね。それにしたって、ドイツ1国で支えきれるもんじゃありませんよ(そういえば、スイスのUBSどうなんだろ? 日経にもほとんど記事載らないし)。
ユーロは16カ国、EUは27カ国。チェーンは弱いところから切れるわけで・・・。
通貨統合するのはええけど、ギリシャなんて、ドイツの100分の1しか経済力ありませんよ。こんな国でもユーロはユーロ。通貨は共通。つまり為替が共通ということですね。
便利ですよ、為替が共通だと。域内なら、いちいち円高・ドル安で一喜一憂することがなくなります。ギリシャでもドイツでも1ユーロは1ユーロ。ま、労賃の安い国に工場が簡単に移設もできるしね。
通貨・為替を統一したにもかかわらず、国債の発行は国別でしょ? ギリシャ国債もユーロで買えるわけ。もち、フランス国債、ドイツ国債だって買えるわけ。で、この国債の金利とか価格はそれぞれのカントリー・パワーで決まるわけだ。
為替は統一させたのに国債はそれぞれで発行。で、アメリカの格付け会社がギリシャの格付けをドッカーンと落っことした。国債直撃ですよ。
こうなると話は変わってきますわな。ギリシャ国債総売りになりますわな。つまり、いまの金融危機・経済危機は「債券バブル」が引き起こしたものなんですね。
次に来るのはババ抜きです。ババ(=ギリシャ国債)をたくさん持ってる国とか金融機関は危ねえ危ねえ。ま、全世界は疑心暗鬼になりますわな。
同じ腐った果実でも、葡萄なら1粒だけ取り除けばセーフだけど、リンゴじゃ1個まるまるダメになっちゃう。いまのユーロがそれですな。
「いちいち選別してられるか。ユーロは全部ババだ!」というわけです。
ダウも日経平均も金も原油も総売りですね。現金シフトでしょう。ドル上がりますね。円も上がりますね。ユーロだけは持ちたくない(1ユーロ100円切るのも時間の問題かもね)。紙くずになっちゃうかも・・・。
日本はどうすればいい?
はい、いまこそ、「50兆円」で株式を買い取ればいいんですよ。ちょうど1年前の09年4月、当時の与謝野馨財務大臣(現、立ち上がれ日本の共同代表)が「資本市場危機対応機構」を設立しようとしたでしょ。
その後、株価が上向いたんで忘れちゃったかもしんないけど、いまこそ、民主党がやるべきですよ。絶好のタイミングだと思うけどねえ。財界も喜ぶよ。参院選対策なら、これがベスト・ポリシィになりますよ。
というのもね、三菱も三井住友も、出遅れたみずほにしても、日本のメガバンクは増資して体力を強化し、危機への対応とか、M&A戦略とか、今後のダイナミックな金融ビジネスを睨んでるわけ。けど、日経平均の底が見えないとせっかくの定款変更も増資も焼け石に水なわけ。日本の場合、金融機関が膨大な株式を保有してるから、株価が下落するともうあかんねん。そういうシステムでんねん。
だから、いまこそ、50兆、ドンと投入したらええねん。菅さん、やれば総理の芽も出てきまっせ。やらんかなあ。亀井金融相ならやるだろうね(この人、「中小企業に融資しろ!」なんて発破掛けてるけど、それじゃメガバンクを新銀行東京にしちゃいますよ)。
朝鮮半島は暗雲立ちこめる様相ですし、日本では民主党潰しの嵐が吹いてるし、アメリカは金融経済と情報経済という2つのビジネスモデルの立て直しに懸命ですしね(いまから言っておきますけど、私は7月の参院選。民主党が単独過半数とると思ってます。根拠? あとでね。これから支持率アップのウルトラC出てきますよ)。
ま、いずれにしても、いまは、かつてないほど勉強しなければ生き抜いていけない時代だっちゅうことですよ。
で、こういう時代なにに投資すればいちばんいいか? そりゃ、株式でも金でもなく、自分に投資すること。あなた自身に投資すること。これがいちばん。
本を読み、人と議論し、講演やセミナー、勉強会で情報武装する。そして考えに考え抜く。もち、毎日毎日、目の前の仕事を誠実に1つ1つこなして信用を築き上げる。いまこそ「勉強の鬼」になるときかもしれませんね。
で、宣伝。「聴いてから読むか、読んでから聴くか?−−中島孝志の 聴く!通勤快読」では連日、音声とテキストでベストセラーの読み所・使い所を紹介しています。
おもな特長
1 MP3形式の音声ファイルで毎朝(月〜金の平日)お届けします。ざっと月間25冊・年間300冊の本をご紹介します。1冊当たり約40円です。
2 アナウンサーではなく中島孝志の肉声です。
3 ワンランク上の仕事をするための「必読書」を吟味します。
4 経営や経済等のビジネス書だけでなく、小説(純文学、歴史、推理)やエッセーもカバーしています。しかし、あくまでも「仕事に役立つ本」という切り口で読み所・学び所をご紹介します。
5 仕事のヒントだけでなく「面白さ」と「感動」をお届けします。
6 旬のベストセラー7割、ロングセラー2割、中島孝志一押しのへんてこ本1割とお考えください。
7 毎回ラストに中島孝志が気に入ったキラーフレーズ(魂に響く言葉)を本文中からザッピング(ざっと引き抜いて)してご紹介します。
8 音声だけでなくテキスト付きです。微妙に内容が違います。音声のほうがボリュームは多いです。
9 中島孝志&ゲストを交えたオフ会(読書講演会等)を開催します。
愛用者の声
・「最初は忙しいのでテキストだけ読んでましたが、中島さんの声のほうがずっといい。メリハリが効いてるから、どこが重要なポイントか聴いてるとわかってきます」(会社経営・48歳)
・「本を読むより面白い。解説と蘊蓄がてんこ盛りで勉強になります」(大手金融機関勤務・40歳)
・「ビジネスから経済、小説、お笑い本まで、ユニークな視点で読み解いてくれますので、おおいに脳の刺激になっています」(医師・52歳)
・「どんな長編でも本質を1行でズバリ。仕事もこの要領で進められたら。どこが勉強になるか、どこに感動したか、なぜか・・・中島さんの発想法を連日覗いてます」(29歳・商社勤務)
詳細はこちらからどうぞ。iPod touchとかケータイで電車の中で聴いてる方は会社に着いちゃうかもしれません。ま、そういうわけで、よろしくお願いします!
欧米か? はい、欧米の金融不安が原因ですね。今日もまたヨーロッパが下げ続けてますね。
恐慌か? はい、恐慌です。前から言ってるでしょ? 二番底はこれからだって。
ヨーロッパ、ガタガタですな。ギリシャ問題はドイツの問題でしてね。それにしたって、ドイツ1国で支えきれるもんじゃありませんよ(そういえば、スイスのUBSどうなんだろ? 日経にもほとんど記事載らないし)。
ユーロは16カ国、EUは27カ国。チェーンは弱いところから切れるわけで・・・。
通貨統合するのはええけど、ギリシャなんて、ドイツの100分の1しか経済力ありませんよ。こんな国でもユーロはユーロ。通貨は共通。つまり為替が共通ということですね。
便利ですよ、為替が共通だと。域内なら、いちいち円高・ドル安で一喜一憂することがなくなります。ギリシャでもドイツでも1ユーロは1ユーロ。ま、労賃の安い国に工場が簡単に移設もできるしね。
通貨・為替を統一したにもかかわらず、国債の発行は国別でしょ? ギリシャ国債もユーロで買えるわけ。もち、フランス国債、ドイツ国債だって買えるわけ。で、この国債の金利とか価格はそれぞれのカントリー・パワーで決まるわけだ。
為替は統一させたのに国債はそれぞれで発行。で、アメリカの格付け会社がギリシャの格付けをドッカーンと落っことした。国債直撃ですよ。
こうなると話は変わってきますわな。ギリシャ国債総売りになりますわな。つまり、いまの金融危機・経済危機は「債券バブル」が引き起こしたものなんですね。
次に来るのはババ抜きです。ババ(=ギリシャ国債)をたくさん持ってる国とか金融機関は危ねえ危ねえ。ま、全世界は疑心暗鬼になりますわな。
同じ腐った果実でも、葡萄なら1粒だけ取り除けばセーフだけど、リンゴじゃ1個まるまるダメになっちゃう。いまのユーロがそれですな。
「いちいち選別してられるか。ユーロは全部ババだ!」というわけです。
ダウも日経平均も金も原油も総売りですね。現金シフトでしょう。ドル上がりますね。円も上がりますね。ユーロだけは持ちたくない(1ユーロ100円切るのも時間の問題かもね)。紙くずになっちゃうかも・・・。
日本はどうすればいい?
はい、いまこそ、「50兆円」で株式を買い取ればいいんですよ。ちょうど1年前の09年4月、当時の与謝野馨財務大臣(現、立ち上がれ日本の共同代表)が「資本市場危機対応機構」を設立しようとしたでしょ。
その後、株価が上向いたんで忘れちゃったかもしんないけど、いまこそ、民主党がやるべきですよ。絶好のタイミングだと思うけどねえ。財界も喜ぶよ。参院選対策なら、これがベスト・ポリシィになりますよ。
というのもね、三菱も三井住友も、出遅れたみずほにしても、日本のメガバンクは増資して体力を強化し、危機への対応とか、M&A戦略とか、今後のダイナミックな金融ビジネスを睨んでるわけ。けど、日経平均の底が見えないとせっかくの定款変更も増資も焼け石に水なわけ。日本の場合、金融機関が膨大な株式を保有してるから、株価が下落するともうあかんねん。そういうシステムでんねん。
だから、いまこそ、50兆、ドンと投入したらええねん。菅さん、やれば総理の芽も出てきまっせ。やらんかなあ。亀井金融相ならやるだろうね(この人、「中小企業に融資しろ!」なんて発破掛けてるけど、それじゃメガバンクを新銀行東京にしちゃいますよ)。
朝鮮半島は暗雲立ちこめる様相ですし、日本では民主党潰しの嵐が吹いてるし、アメリカは金融経済と情報経済という2つのビジネスモデルの立て直しに懸命ですしね(いまから言っておきますけど、私は7月の参院選。民主党が単独過半数とると思ってます。根拠? あとでね。これから支持率アップのウルトラC出てきますよ)。
ま、いずれにしても、いまは、かつてないほど勉強しなければ生き抜いていけない時代だっちゅうことですよ。
で、こういう時代なにに投資すればいちばんいいか? そりゃ、株式でも金でもなく、自分に投資すること。あなた自身に投資すること。これがいちばん。
本を読み、人と議論し、講演やセミナー、勉強会で情報武装する。そして考えに考え抜く。もち、毎日毎日、目の前の仕事を誠実に1つ1つこなして信用を築き上げる。いまこそ「勉強の鬼」になるときかもしれませんね。
で、宣伝。「聴いてから読むか、読んでから聴くか?−−中島孝志の 聴く!通勤快読」では連日、音声とテキストでベストセラーの読み所・使い所を紹介しています。
おもな特長
1 MP3形式の音声ファイルで毎朝(月〜金の平日)お届けします。ざっと月間25冊・年間300冊の本をご紹介します。1冊当たり約40円です。
2 アナウンサーではなく中島孝志の肉声です。
3 ワンランク上の仕事をするための「必読書」を吟味します。
4 経営や経済等のビジネス書だけでなく、小説(純文学、歴史、推理)やエッセーもカバーしています。しかし、あくまでも「仕事に役立つ本」という切り口で読み所・学び所をご紹介します。
5 仕事のヒントだけでなく「面白さ」と「感動」をお届けします。
6 旬のベストセラー7割、ロングセラー2割、中島孝志一押しのへんてこ本1割とお考えください。
7 毎回ラストに中島孝志が気に入ったキラーフレーズ(魂に響く言葉)を本文中からザッピング(ざっと引き抜いて)してご紹介します。
8 音声だけでなくテキスト付きです。微妙に内容が違います。音声のほうがボリュームは多いです。
9 中島孝志&ゲストを交えたオフ会(読書講演会等)を開催します。
愛用者の声
・「最初は忙しいのでテキストだけ読んでましたが、中島さんの声のほうがずっといい。メリハリが効いてるから、どこが重要なポイントか聴いてるとわかってきます」(会社経営・48歳)
・「本を読むより面白い。解説と蘊蓄がてんこ盛りで勉強になります」(大手金融機関勤務・40歳)
・「ビジネスから経済、小説、お笑い本まで、ユニークな視点で読み解いてくれますので、おおいに脳の刺激になっています」(医師・52歳)
・「どんな長編でも本質を1行でズバリ。仕事もこの要領で進められたら。どこが勉強になるか、どこに感動したか、なぜか・・・中島さんの発想法を連日覗いてます」(29歳・商社勤務)
詳細はこちらからどうぞ。iPod touchとかケータイで電車の中で聴いてる方は会社に着いちゃうかもしれません。ま、そういうわけで、よろしくお願いします!