2010年06月21日角界の野球賭博のゆくえ

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 琴光喜関をはじめとしたお相撲さんの野球賭博事件ですけど、親方衆にも広がりを見せてますな。
「除名だ!」「解雇だ!」と大騒ぎしてますけど、ま、ここは一場所謹慎くらいで手を打ってはどないでしょうか?

 なぜか?

 優先順位の1番目は、野球賭博を開帳していた胴元=暴力団を逮捕すること。しのぎの術を止めること。結果、暴力団壊滅の一助とすることにあります。これがすべてなんですね。
「賭博に関係した人は潔く名乗り出てください。厳罰に処しますから」ではだれも言いませんて。「今回だけは許す。その代わり洗いざらい話してね」じゃないと実態は解明できませんよ。

 琴光喜関にしたって、百万円の桁で恐喝されてたら我慢もしたでしょうけど、億ともなりゃ警察に駆け込みますわな。親方にも相談したと思いますよ。解雇、除名も覚悟したでしょうね。
 警察は待ってました!でしょう。「被害届を出せ。暴力団に関する情報はすべて欲しい。協力しなければ、大関、逮捕してもええねんで」と相撲協会は脅かされたはず。暴力団も怖いけど、桜田門一家はもっと怖いですからね(もち、文科省+財務省(国税)もサポート。賭博の「勝ち金」も結局は国税にすべて吸い取られることになるでしょうな)。

 相撲協会としては正直にゲロするしかないわけよ。警察は相撲関係者については不起訴にするでしょう。そのかわり、裁判でも検察側証人として協力してもらう。
 相撲協会としては、世間の風向きを見て、一場所休場、二場所休場、一場所差し止め、二場所差し止め、除名、解雇・・・を決める。ま、一場所休場でええんやないの。

 お相撲さんの意識改革? 角界の清浄化? 日本相撲協会の自浄作用の活性化?
 ショック療法になればいいけど、ま、どうでもいいんです、ホントは。胴元が無くなれば博打しようたってできないんですから。

 仲間内で花札やってる? 勝負の世界で生きる男たちに一般ピープルのルールを期待したらいけませんよ。逸脱してるに決まってんじゃん。弟子は親方を見て育つもんだと思いますよ。親方がこの程度なのに、弟子に人徳とか期待しちゃいかんわな。荷が重すぎまっせ。

 ところで、琴光喜関が次の名古屋場所を休場したいと申し出たのは、親方と大関から相撲協会への「お願い」です。で、相撲協会は「受理」しちゃったわけでしょ。
 琴光喜関も親方も、そして相撲協会も、この「お願いを叶えたこと=罰則」と勘違いしたらあきまへんで。たんに休んでるだけなんですから。ペナルティじゃありません。つまり、罰則はこれからなんです。

 ま、そうは言ってもね、狙いは暴力団の資金源潰しですから。積極的に協力してもらえるんなら無罪放免でええんとちゃう? 司法取引でええんよ。
 
 さて今回、「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『お前なんかもう死んでいる』(有吉弘行著・双葉社)です。
「人間、努力しなきゃいけない!とか、努力すればなんとかなる!とか、よく言いますよね。
 ハッキリ言って、努力しても無駄だと思います。そんなもん意味ないと思います。とくに、どん底まで落ちたら何やっても無駄です」
 
 これがなんとも説得力ある話なんです。だって、ゾンビ芸人有吉さんのお言葉なんですから。はい、これ、有吉さんの最新刊です。

 私、彼、大好きなんです。とくにロンブーの番組でのカマトトタレントたちへの切り刻み方。お見事としか言いようがありません。私も有吉先生が見抜いたように、K・YさんよりY・Mさんのほうが男性関係では「したたかな=計算高い」つきあい方をしてると思いますよ、はい。

 豊富な「クラブ」活動の経験から言わせていただきますと・・・続きはこちらからどうぞ。