2010年08月03日「デフレ不況の正体」 日下公人著 ベストセラーズ 1470円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 音声ではちがうこと話します。いろいろデリケートなのよ。政治が絡むと。

 デフレ対策でいつも政府首脳が唱えるバカの1つ覚え・・・財政出動と金融緩和。
 これね、ケインズ経済学しか知らない人の言い草なんですね。

 しかも覚えておいて欲しいのは、ケインズが大鉈奮ったのは失業率が20%も超えてから。
 いま、そんなレベルじゃないでしょ?

 いまいちばん心配なのは「インフレターゲット論」がまたぞろ復活しそうなこと。E.T.くりそつの女性評論家が副総理時代から、菅さんに盛んに吹き込んでるようですな。あの人、経済オンチですからね。すぐ騙されますよ。わかりやすく教えるとコロッと騙されるタイプ。

 私がアメリカの対日戦略担当者なら、自民党じゃなくてあえて民主党から立候補させますね。いわゆる、小沢潰しの「くのいち」としてね。どうだろ?

 ところで、「インフレターゲット」「日銀が量的緩和でたくさんマネーを発行すればたちまちデフレが治る」なんて断言してるけど、これ、まったくもってナンセンスなのよね・・・続きはこちらからどうぞ。