2010年10月19日中国は一貫している
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
中国で反日デモがあちこちで起きてますな。北京では申し訳程度の規模。日本人が1人もいないようなとこで2000人とか3000人とかの規模。
ま、芝居ですな。典型的な三文芝居。俳優はほとんどが学生さん。
共産党幹部のバカ息子はコネでいくらでも就職できるのに、庶民の子には職がない。就職率が低くて、さぞや鬱憤が溜まってることでしょう。
暇だからデモにも狩り出しやすいしね。バイト感覚というよりバイトそのもの。一応、知識階級だから当局の指示を逸脱しないでよくきく。
ま、こんなとこでしょ。公安国家、一党独裁国家、天安門事件の中国ですから、どんなデモも「官製」に決まってるわけでね。官製以外なら、あの人たち殺されてるか監獄行きですよ。
昔、ムッソリーニ（イタリア元首相）がドイツにやってきましてね。なんかの式典に招待されたんですな。で、一糸乱れずまとまっているドイツ人を見てため息をつくわけ。
イタリア人はまとまらん。勝手に判断して勝手に動く。オレの言うことなんか聞きゃしねえ。
胡錦涛も中国人を見たとき、ムッソリーニと同じようにため息をついてるでしょうな。
1人1人バラバラ。エゴの塊。利害関係にうるさい。他人を信じない。自分のモノは自分のモノ、他人のモノも自分のモノ。わが漢民族とはなんと度し難いか・・・。
いま、中国では第17期中央委員会第5回総会が開催中。習近平国家副主席が中央軍事委員会副主席に任命されました。ということは、胡錦濤総書記の後継者ということ？ 太子党でしょ、この人。すなわち江沢民閥というわけですね。
天皇陛下に拝謁させてもらったのに、お辞儀もしなかった輩です。「お辞儀」という習慣は中国にはありませんけどね。いわゆるマナー違反を承知で無礼を働いた人物で、その点も江沢民と同じ。なんのことはない、劣等感の裏返し。
反日デモもこの太子党の差し金でしょ。けど、こんなものすぐ終わりますよ。予定通りです。
ちょっと前の反日デモでは20万人も集まって、政府が慌てて弾圧しました。これは天安門事件と同じく予想外。だから弾圧した。胡錦涛さんは文革で内ゲバがいちばん激しかった清華大学の出身ですからね。反日デモが反政府デモにいくらでも変わることをよく知っています。これは命取りになるから弾圧する。やらせデモは想定内ですからね。
反日デモがあるという意味は、それだけ日本を脅威に思ってるわけです。北朝鮮相手に「核反対！」「反朝！」なんてデモやらないでしょ？ 中国人は北朝鮮を心底バカにしてるからやらないんです。
デモのスローガン見てると中国人らしいですよ。「我領土魚釣島」「打倒日本」「解放沖縄」「収容琉球」「祖国永遠」「祖国万歳」・・・。はは〜ん、尖閣諸島の次はやっぱ沖縄か。問うに落ちずに語るに落つ、とはこういうこと。
ここに来て、中国は豹変したわけではありません。一貫してます。1949年の建国以来、この国がどんなことをしてきたか、少し振り返れば、ぶれてないことがわかりますよ。たまたま、いままでは、紛争より経済協力を優先したほうが得だ、という優先順位の問題でそうなっただけ。
ようやくワイドショーおばちゃんでも現実の中国に気づき始めると思います。
そういう意味では、胡錦涛さんが辞める2年前にこういう事件が起きたことはかえって良かったのかもしれません。
「遺憾です。日本企業を守ってほしい」と菅さんがいくら言っても効果はありません。いちばん効くのは、日本の世論調査結果を教えてあげること。「中国は大嫌い」「中国は怖い」「こんな国には旅行したくない」「商売したくない」・・・コロッと変わりますよ。
どこの国にも建前と本音があります。中国人は世界中でいちばん嫌われてるんです。日本人だけですよ、偏見ないの。日本人が旅行しなくなると困るのは中国。土産物が売れなくて困る。タクシー代が入らなくて困る。海賊DVDが売れなくて困る。
つまりカネが入らなくなっちゃう。中国人にとって命より大切なものはお金。いちばん重要なことは儲け話。というわけで、デモなんかもうなくなりますよ。
せっかく矛を収めようとしてるのに、このタイミングで、海保巡視艇に対するならず者船長の突撃ビデオなんか公開されたら、中国政府にとってはめちゃまずい。
どうやら、この海保ビデオには報道されていること以上のこと。中国政府にとって、「とっても困ること」が映ってるらしい。反中どころの騒ぎではなくなるなにか・・・全国的に反中デモが起きてもおかしくない。するってえと、中国も反日デモさせなくちゃメンツが潰れちゃう。
このエスカレートがいちばん怖い。
全会一致がルールですから、与野党ともに全会一致で「ビデオ公開」を決めました。野党はやんややんやと騒ぐでしょうけど、菅さんはなんだかんだと言い訳して公開しないと思う。日中会談なんて軽く吹っ飛んじゃうからね。
ところで、私、習近平さんが次期国家主席にすんなりなれるとは考えていません。これからいろいろありますよ。習さんといちばん親しいのは小沢一郎さんです。こちらのほうもいろいろありますな。
さて今回、「中島孝志の 聴く！通勤快読」でご紹介する本は、『原節子 あるがままに生きて』（喜田庄著・朝日新聞出版）です。詳細はこちらからどうぞ。
ま、芝居ですな。典型的な三文芝居。俳優はほとんどが学生さん。
共産党幹部のバカ息子はコネでいくらでも就職できるのに、庶民の子には職がない。就職率が低くて、さぞや鬱憤が溜まってることでしょう。
暇だからデモにも狩り出しやすいしね。バイト感覚というよりバイトそのもの。一応、知識階級だから当局の指示を逸脱しないでよくきく。
ま、こんなとこでしょ。公安国家、一党独裁国家、天安門事件の中国ですから、どんなデモも「官製」に決まってるわけでね。官製以外なら、あの人たち殺されてるか監獄行きですよ。
昔、ムッソリーニ（イタリア元首相）がドイツにやってきましてね。なんかの式典に招待されたんですな。で、一糸乱れずまとまっているドイツ人を見てため息をつくわけ。
イタリア人はまとまらん。勝手に判断して勝手に動く。オレの言うことなんか聞きゃしねえ。
胡錦涛も中国人を見たとき、ムッソリーニと同じようにため息をついてるでしょうな。
1人1人バラバラ。エゴの塊。利害関係にうるさい。他人を信じない。自分のモノは自分のモノ、他人のモノも自分のモノ。わが漢民族とはなんと度し難いか・・・。
いま、中国では第17期中央委員会第5回総会が開催中。習近平国家副主席が中央軍事委員会副主席に任命されました。ということは、胡錦濤総書記の後継者ということ？ 太子党でしょ、この人。すなわち江沢民閥というわけですね。
天皇陛下に拝謁させてもらったのに、お辞儀もしなかった輩です。「お辞儀」という習慣は中国にはありませんけどね。いわゆるマナー違反を承知で無礼を働いた人物で、その点も江沢民と同じ。なんのことはない、劣等感の裏返し。
反日デモもこの太子党の差し金でしょ。けど、こんなものすぐ終わりますよ。予定通りです。
ちょっと前の反日デモでは20万人も集まって、政府が慌てて弾圧しました。これは天安門事件と同じく予想外。だから弾圧した。胡錦涛さんは文革で内ゲバがいちばん激しかった清華大学の出身ですからね。反日デモが反政府デモにいくらでも変わることをよく知っています。これは命取りになるから弾圧する。やらせデモは想定内ですからね。
反日デモがあるという意味は、それだけ日本を脅威に思ってるわけです。北朝鮮相手に「核反対！」「反朝！」なんてデモやらないでしょ？ 中国人は北朝鮮を心底バカにしてるからやらないんです。
デモのスローガン見てると中国人らしいですよ。「我領土魚釣島」「打倒日本」「解放沖縄」「収容琉球」「祖国永遠」「祖国万歳」・・・。はは〜ん、尖閣諸島の次はやっぱ沖縄か。問うに落ちずに語るに落つ、とはこういうこと。
ここに来て、中国は豹変したわけではありません。一貫してます。1949年の建国以来、この国がどんなことをしてきたか、少し振り返れば、ぶれてないことがわかりますよ。たまたま、いままでは、紛争より経済協力を優先したほうが得だ、という優先順位の問題でそうなっただけ。
ようやくワイドショーおばちゃんでも現実の中国に気づき始めると思います。
そういう意味では、胡錦涛さんが辞める2年前にこういう事件が起きたことはかえって良かったのかもしれません。
「遺憾です。日本企業を守ってほしい」と菅さんがいくら言っても効果はありません。いちばん効くのは、日本の世論調査結果を教えてあげること。「中国は大嫌い」「中国は怖い」「こんな国には旅行したくない」「商売したくない」・・・コロッと変わりますよ。
どこの国にも建前と本音があります。中国人は世界中でいちばん嫌われてるんです。日本人だけですよ、偏見ないの。日本人が旅行しなくなると困るのは中国。土産物が売れなくて困る。タクシー代が入らなくて困る。海賊DVDが売れなくて困る。
つまりカネが入らなくなっちゃう。中国人にとって命より大切なものはお金。いちばん重要なことは儲け話。というわけで、デモなんかもうなくなりますよ。
せっかく矛を収めようとしてるのに、このタイミングで、海保巡視艇に対するならず者船長の突撃ビデオなんか公開されたら、中国政府にとってはめちゃまずい。
どうやら、この海保ビデオには報道されていること以上のこと。中国政府にとって、「とっても困ること」が映ってるらしい。反中どころの騒ぎではなくなるなにか・・・全国的に反中デモが起きてもおかしくない。するってえと、中国も反日デモさせなくちゃメンツが潰れちゃう。
このエスカレートがいちばん怖い。
全会一致がルールですから、与野党ともに全会一致で「ビデオ公開」を決めました。野党はやんややんやと騒ぐでしょうけど、菅さんはなんだかんだと言い訳して公開しないと思う。日中会談なんて軽く吹っ飛んじゃうからね。
ところで、私、習近平さんが次期国家主席にすんなりなれるとは考えていません。これからいろいろありますよ。習さんといちばん親しいのは小沢一郎さんです。こちらのほうもいろいろありますな。
さて今回、「中島孝志の 聴く！通勤快読」でご紹介する本は、『原節子 あるがままに生きて』（喜田庄著・朝日新聞出版）です。詳細はこちらからどうぞ。