2010年12月31日不思議なご縁・・・。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 ブログは年末年始はお休み・・・のはずが、ま、書きたくなりましたんで書きます。大掃除でDVD専用棚を整理してたら、これ、見つけちゃった。で、いつもの悪い癖で掃除中止。全6巻かあ(編集者聞いたら怒るだろうな。3社に締切2週間延ばしてもらったんだよね)。

「ビューティフルライフ」。ロベルト・ベニーニ監督・主演の映画? あれは「Life Is Beautiful」。これは2000年1月にスタートしたドラマ(TBS)。キムタクと常盤貴子さん主演のやつ。



「ねえ、柊二。この世は綺麗だったよ。高さ100センチから見る世界は綺麗だったよ。あなたに会って、私の人生は、星屑をまいたように輝いたんだ・・・」

 このドラマ。いまから3年前にも紹介してんのよ。で、そのとき実は紹介してないことが1つあったんです。ま、それはラストにお話しまょう。

 確認すると3年前も同じようなこと書いてんのね(少しカットして引用)。
−−またやっちゃった。チラッと見るつもりが、第1話を見たら止まんなくなっちゃった。学習効果がないというか、承知でやっちゃう確信犯というか。
 主人公の柊二はカリスマ一歩手前の美容師。不器用で一本気な男。ぶっきらぼうだけどセンス抜群。キムタクでしかできない役だな。キムタク最高の演技じゃない?
 杏子は図書館司書。車椅子というハンデを感じさせない明るい女性。ま、バリアフリーもほとんどない環境だから不便は不便。免疫不全なんだ。車椅子もそのせい。
 で、この2人が出会って、恋に落ちて、2人で懸命に夢を語って・・・平均視聴率32%、最終回42%。いまから考えるととんでもない数字を叩き出した作品。
 物語というのは、偶然を装い、必然へと進んでいくわけだけど、2人の出会いのシーンは絶妙。最初の5分でフレームワークがすべて理解できるようになってます。憎いほど巧い。台詞、とくに会話が活きてるんだよね。街中歩いて1つ1つ拾い集めたと思う。で、クライマックスは死化粧シーン(「おくりびと」じゃん!)。主人公が美容師ならでは、という仕掛け。それでいて、ラストがお涙頂戴ではなく、からっとしてるのがなんともいえずにいい。
 名作です。ぜひこの正月TSUTAYAで借りてご覧ください。後悔させませんから。−−まあ、こんなこと書いてるんです。

 で、なにを書き忘れたかというと、もちろん、書き忘れるに決まってるんですけどね。ほら、私、鎌倉にしょっちゅう行ってるでしょ。うち月1回は必ず七里ガ浜なわけ。

 なにしに? 床屋さん。少しでも髪が長くなると頭がボーッとしちゃうの。ただでさえぼんやりしてんのに。

 ここの床屋さん。実はこのドラマの美容指導してた人が店長さんなのよ。キムタクさんが演技で髪を切るときアップになるんだけど、このときの手さばきとかはすべてKさん。「キムタクさんも途中から吹き替え無しでできるほど巧くなりましたよ」だって。

 ドラマ同様、青山でも営業してるんだけど、Kさん、サーフィン好きが嵩じて七里ガ浜に店出しちゃった。このドラマの関係者(俳優・女優・脚本家など)はみなここに来てるみたい。よく会うもん(さすがにキムタクはKさんに出張ってもらってると思う)。

 ラストで、柊二は杏子との約束通り海辺に念願の美容室をオープンします。ロケは三浦のサーフ・サイド・ビレッジ。でもイメージは絶対七里ガ浜。もちドラマのほうが先だけど、いつか湘南の海のそばに店を出したい、というKさんの夢はみな聞いてたはずだからね。

 そうか、そうだったんだ。どうしてすぐ気づかなかったんだろ・・・。

 今年1年ありがとうございました。よいお年をお迎えください。