2011年05月12日電力不足の根本的解決はこれ!
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
巷間、喧しいのは、計画停電をどうすればいいか、というお話。
なんかトンチンカンな感じがしてならんのです。
世界を眺めますと、エネルギーが増えてる先進国は日本だけです。ま、中国とインドもそうですけど、先進(システム)国では日本だけ。
なぜかというと電力ピークを下げようとしないから。
計画停電にしてもさ、需要のピーク時に最大供給能力が追いつかなくなるから発生するわけでしょ。
日本の電力ピークには一定のパターンがあるの。だからあらかじめ対策を立てておけば簡単にしのげるわけ。
ドイツやフランスはピーク時に電力を使うとそのときだけ価格が11倍に跳ね上がる懲罰的なプログラムで抑えてますし、アメリカはさらに厳しくて200倍に跳ね上がるから、だれも高価な時間帯の電力は使わない。
「電力コストを安くするには東京電力などの高い電力ではなく、自ら電力を自給自足してしまうか、もっと安価な電力を信頼できる新規参入業者から買う」と提案する人もいます。
「電力会社が企業の自家発電を家庭に配電できるように規制緩和すれば、休業中にも自家発電で収益を得られるから一石二鳥だ」という人もいます。
「電力価格の自由化が進んでいる欧米のように発電会社と送電会社を別会社にすべきだ」という人もいます。
「送電線は国営または半官半民で管理する。そうすれば、東京電力がほかの電力供給会社の送電をストップさせるような暴挙も行えなくなる」と指摘する人もいます。
けどさ、半官半民のような組織で成功したケースがあるのでしょうかねえ。天下り官僚の食い物にされるのがオチでしょう。
国営にすれば巧くいくというのもおかしな話でね。東電ですら役所中の役所といわれてきたけど、それをホントの役所に任せたら、もし福島第1原発事故みたいなのが起こっても、東電とは桁違いの隠蔽工作が行われるに決まってるではあ〜りませんか。
東電は形だけは株式会社ですから株主の監視もあるし、利用者の厳しい目があるから、できるかぎりの情報公開もしてきたわけです。「情報公開が足りない」と愚かなメディアが叫んでるのは欧米メディアの猿真似。政府=経産省の保安院がストップしないかぎり情報は公開されてますよ。
そんな提案より、電力会社の独占そのものを取っ払ってしまえばいいんですよ。
あまり規制緩和しちゃうと利幅の高い部分だけ請け負ってほかは電力会社に丸投げするインチキ会社が現れるからね。かつてガスの自由化でそんな会社が雨後の竹の子のごとく現れては消えたもん。
いちばん手っとり早いのは、東電、関電などの一般電気事業者と呼ばれる10社の地域独占権を取り上げて縄張りをなくしちゃうこと。
そうすれば、東京在住の住人が関電の電気を買うこともできる。
どの電力会社の電気を買うかは価格とサービスで需用者=利用者=お客様が選べばいいの。もち、そのためには周波数変換所を建設したり、さらには周波数を全国統一することが必須。
いままで怠慢してやってないんだもん。いま、いいチャンスだと思うよ。
ま、地域独占という既得権益があるから電力会社は地域ボスとして君臨してたし、いたずらに政治力を発揮してきたわけ。この根底部分を規制緩和してしまえば、お客さんのほうを向いて少しは仕事するようになるでしょう。国鉄だってそうなったんだからさ。
原発が嫌いという人は原発のない電力会社から買えばいいんですよ。そういう国民が一定数を超えれば、この国から原発が消えるかもしれません。
やってみたら?
さて本日の「中島孝志の聴く!通勤快読」でご紹介する本は「波瀾万丈の映画人生」(岡田茂著・角川書店)です。詳細はこちらからどうぞ。
なんかトンチンカンな感じがしてならんのです。
世界を眺めますと、エネルギーが増えてる先進国は日本だけです。ま、中国とインドもそうですけど、先進(システム)国では日本だけ。
なぜかというと電力ピークを下げようとしないから。
計画停電にしてもさ、需要のピーク時に最大供給能力が追いつかなくなるから発生するわけでしょ。
日本の電力ピークには一定のパターンがあるの。だからあらかじめ対策を立てておけば簡単にしのげるわけ。
ドイツやフランスはピーク時に電力を使うとそのときだけ価格が11倍に跳ね上がる懲罰的なプログラムで抑えてますし、アメリカはさらに厳しくて200倍に跳ね上がるから、だれも高価な時間帯の電力は使わない。
「電力コストを安くするには東京電力などの高い電力ではなく、自ら電力を自給自足してしまうか、もっと安価な電力を信頼できる新規参入業者から買う」と提案する人もいます。
「電力会社が企業の自家発電を家庭に配電できるように規制緩和すれば、休業中にも自家発電で収益を得られるから一石二鳥だ」という人もいます。
「電力価格の自由化が進んでいる欧米のように発電会社と送電会社を別会社にすべきだ」という人もいます。
「送電線は国営または半官半民で管理する。そうすれば、東京電力がほかの電力供給会社の送電をストップさせるような暴挙も行えなくなる」と指摘する人もいます。
けどさ、半官半民のような組織で成功したケースがあるのでしょうかねえ。天下り官僚の食い物にされるのがオチでしょう。
国営にすれば巧くいくというのもおかしな話でね。東電ですら役所中の役所といわれてきたけど、それをホントの役所に任せたら、もし福島第1原発事故みたいなのが起こっても、東電とは桁違いの隠蔽工作が行われるに決まってるではあ〜りませんか。
東電は形だけは株式会社ですから株主の監視もあるし、利用者の厳しい目があるから、できるかぎりの情報公開もしてきたわけです。「情報公開が足りない」と愚かなメディアが叫んでるのは欧米メディアの猿真似。政府=経産省の保安院がストップしないかぎり情報は公開されてますよ。
そんな提案より、電力会社の独占そのものを取っ払ってしまえばいいんですよ。
あまり規制緩和しちゃうと利幅の高い部分だけ請け負ってほかは電力会社に丸投げするインチキ会社が現れるからね。かつてガスの自由化でそんな会社が雨後の竹の子のごとく現れては消えたもん。
いちばん手っとり早いのは、東電、関電などの一般電気事業者と呼ばれる10社の地域独占権を取り上げて縄張りをなくしちゃうこと。
そうすれば、東京在住の住人が関電の電気を買うこともできる。
どの電力会社の電気を買うかは価格とサービスで需用者=利用者=お客様が選べばいいの。もち、そのためには周波数変換所を建設したり、さらには周波数を全国統一することが必須。
いままで怠慢してやってないんだもん。いま、いいチャンスだと思うよ。
ま、地域独占という既得権益があるから電力会社は地域ボスとして君臨してたし、いたずらに政治力を発揮してきたわけ。この根底部分を規制緩和してしまえば、お客さんのほうを向いて少しは仕事するようになるでしょう。国鉄だってそうなったんだからさ。
原発が嫌いという人は原発のない電力会社から買えばいいんですよ。そういう国民が一定数を超えれば、この国から原発が消えるかもしれません。
やってみたら?
さて本日の「中島孝志の聴く!通勤快読」でご紹介する本は「波瀾万丈の映画人生」(岡田茂著・角川書店)です。詳細はこちらからどうぞ。