2011年12月16日「国家破産 これから世界で起きること、ただちに日本がすべきこと」 吉田繁治著 PHP研究所 1995円
「金融の予備知識がなくても読むことができることを心がけました。読むべき立場は一貫して、個人。個人として、私たちがいま知っておくべきことはなにか、を書きました。
論理をたどれば、金融の森と、多くの人にとっては無縁で不明なデリバティブの生態も、確率論である生命保険や損害保険のように、単純な構造であることに気がつくでしょう。
生命保険と損害保険は、未来の不確定な死亡と災害のリスク確率から、保険料と保険金が決まっています。CDS(Credit default swap)もこれと同じです。
違うのは、CDSは、信用リスクそのものを売り買いできる独立した証券として、第三者間で巨額に売買されることです。そして、日々、大きく変化している保険料率が、国債や証券の金利を、中央銀行がコントロールする政策金利をはるかに超えて、先導していることです。」
著者は、「まぐまぐ第1位」の超有名メールマガジン「ビジネス知識源」の発行人。本業は超有名な流通コンサルタントとして知られ、ウォルマートのサム・ウォルトンに関する著作などを何冊かものしておりますけど、実は、金融・経済の超スペシャリスト。財務省を向こうに回してもたぶん軽く論破してしまうでしょう。
いま、日本国債が危ない、いや、日本国債は95%まで日本人が輪有しているから安心だ、と議論がまっぷたつ。ユーロは破綻する、いや大丈夫だ、とこちらもまっぷたつ。米国債は暴落する、いや、アメリカ経済はタフだ、とこちらもまっぷたつ。つまり、専門家と称する人たちでもいったいどちらに転ぶかわからんのです。
そんな両極端の議論に「バイアス無し」「思いこみ」無し。過度の日本贔屓もなければ、欧米神話にとりつかれた無知なマスメディアでもない。客観的、公平に、事実のみで組み立てられた、金融経済論が展開されています。
「国債」「デリバティブ」について、ここまでわかりやすく書かれた本は日本にはありません。私が言っているのですからホントです。
いま日本と世界が直面する国債危機をどう読むか。
ユーロ、アメリカ、アジア各国の国家破産の可能性はどうなのか、日本に国家破産が起きた場合の仮想風景まで、あくまで冷静に、論理的に、読者が理解できるスピードで書き込んでいます。
金融機関の調査部や投資家はもちろん、これから経済に強くなりたいと考えている人にもお勧め。430ページという超ハードな分厚さですけど、これだけわかりやすく書かれた本はちょっとない、と思いますよ・・・。詳細はこちらからどうぞ。
論理をたどれば、金融の森と、多くの人にとっては無縁で不明なデリバティブの生態も、確率論である生命保険や損害保険のように、単純な構造であることに気がつくでしょう。
生命保険と損害保険は、未来の不確定な死亡と災害のリスク確率から、保険料と保険金が決まっています。CDS(Credit default swap)もこれと同じです。
違うのは、CDSは、信用リスクそのものを売り買いできる独立した証券として、第三者間で巨額に売買されることです。そして、日々、大きく変化している保険料率が、国債や証券の金利を、中央銀行がコントロールする政策金利をはるかに超えて、先導していることです。」
著者は、「まぐまぐ第1位」の超有名メールマガジン「ビジネス知識源」の発行人。本業は超有名な流通コンサルタントとして知られ、ウォルマートのサム・ウォルトンに関する著作などを何冊かものしておりますけど、実は、金融・経済の超スペシャリスト。財務省を向こうに回してもたぶん軽く論破してしまうでしょう。
いま、日本国債が危ない、いや、日本国債は95%まで日本人が輪有しているから安心だ、と議論がまっぷたつ。ユーロは破綻する、いや大丈夫だ、とこちらもまっぷたつ。米国債は暴落する、いや、アメリカ経済はタフだ、とこちらもまっぷたつ。つまり、専門家と称する人たちでもいったいどちらに転ぶかわからんのです。
そんな両極端の議論に「バイアス無し」「思いこみ」無し。過度の日本贔屓もなければ、欧米神話にとりつかれた無知なマスメディアでもない。客観的、公平に、事実のみで組み立てられた、金融経済論が展開されています。
「国債」「デリバティブ」について、ここまでわかりやすく書かれた本は日本にはありません。私が言っているのですからホントです。
いま日本と世界が直面する国債危機をどう読むか。
ユーロ、アメリカ、アジア各国の国家破産の可能性はどうなのか、日本に国家破産が起きた場合の仮想風景まで、あくまで冷静に、論理的に、読者が理解できるスピードで書き込んでいます。
金融機関の調査部や投資家はもちろん、これから経済に強くなりたいと考えている人にもお勧め。430ページという超ハードな分厚さですけど、これだけわかりやすく書かれた本はちょっとない、と思いますよ・・・。詳細はこちらからどうぞ。