2011年12月22日噂の繁盛店

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘年会も今日がラストっしょ。私も、今日なじみのおでん屋さんに繰り出すつもりですけど、3人以上で飲むのは今日が最後(になるはず)。

「今年の12月は厳しかった。去年の3割減でしたよ」とは、銀座でそこそこ繁盛してる居酒屋のオヤジ。ここがそんなに厳しかったら、ほかは推して知るべし。閑古鳥すら鳴かないのでは?

 けどね、どこの世界にもやり手はいるものですな。このご時世、客単価8000円で笑いが止まらない商売してるとこもあんのよね。

 場所は関内。店はF(人気アニメの女性主人公からネーミングしたの)。どんな店かというと、メニューは普通の居酒屋なんだけど、値段が高い。たとえばキュウリ1本で699円もします。

 ご想像の通り、「サービス」に付加価値があるわけね。

 ウエイトレスがみなTバック。上半身は胸にハートのニップレスのみ。つまり、ほとんどマッパなわけ。で、注文すると女の子がやってきて、胸を振るわせ腰をくゆらすダンスを披露。早い話が「ノーパンしゃぶしゃぶ」のダイナミックなヤツ?

 注文が入るたびに披露するから、ついつい注文しちゃって、客単価8000円にもなるつうわけ。
 いまの時代、飲み放題つけて1人3000円でやってくれ、なんて客も少なくありませんから、この金額がいかにバブリーかわかるというもの。

「バッカだねえ。男って」と軽蔑するなかれ。1割は女性客らしいよ。めちゃくちゃ明るいから楽しいんだろうね、きっと。私、まだ行ったことないから詳しくは知らんけど。これ、友人から聞いた話だから。

「日本の女の子は羞恥心かリズム感が悪いのか、ノリがいまいち。その点、ブラジル娘は凄いよお〜。腰の振り方なんぞはお見事のひと言だなあ」

 わかるわかる。グラインドってヤツね。でも、ブラジル娘を指名することはできない。つうことは、たくさん注文するしかないわけ。。。商売人ですなあ。

 月〜木は0時まで、金土はオールナイト。ということは、風俗営業ではなく飲食店として許可をとってるんだね。つうことは、単なる「お運び」で会話もお酌もさせちゃいけない。けど、お客が喜んで金を出す仕組みをつくったわけだ。。。う〜ん、これは頭がいい。

 手入れを食らって閉店しちゃう前に一度、実態を研究してこなくちゃいけませんな。もち、ビジネスモデルの研究つうかマーケティングの勉強のためっつうか。別にブラジル娘のダイナミックなグラインドを見たいわけではありません。んなもんにはぜんぜん興味がありません。あくまでも勉強っす。。。

 だれかご一緒します? 原理原則研究会で「マーケティング探偵団」募集してみようかな。

 
 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『立ち上がれ日本人』(マハティール・ビン・モハマド著・新潮社)です。詳細はこちらからどうぞ。