2012年02月03日人口減少・・・だからどうした?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 ドジョウは総理にしてくれた交換条件で、どうしても財務省との約束=増税を果たしたいんですなあ。

 国会会期中の発表。厚労省の人口問題研究所が日本の将来推計人口を公表。50年後は人口が3分の2の8674万人。

 政府がいちばん強調したかったのは65歳以上の人口。23.0%から39.9%だと。50年後の65歳ですからね。いまの中学3年生? こんな数字、去年、国連も同じようなデータを公表してましたよ。

 ドジョウは「50年前は現役9人が高齢者1人を支える胴上げ型社会だったけど、いまは3人で1人を支える騎馬戦型となり、いずれ1人が1人を支える肩車型社会がやって来る」と脅かしてるわけ。つまり、年金制度が破綻しないよう、税と社会保障と一体の「大増税」にご理解を。。。というわけね。

 考えてみりゃわかるけど、政治家とか高給官僚が他人の未来のことなんぞ心配するわけないじゃないですか。そんなタマですか。
 そんだけ思いやりがある人たちなら、民間並みの家賃を払いましょう、公務員の特権年金を廃止した分を年金制度に組み替えよう、天下りで暴利を貪るのはもう止めよう、と自ら範を示すはずでしょうが。

 でも聞いたことないでしょ?

「未来の子孫にツケを回すな!」とは笑止千万。なんのことはない。既存の制度を壊したくない。いままで通り、天下りさせてね、ということでございます。

 年金問題で子孫にツケなどまわすことはありえません。考えみてちょ。団塊世代がいま62歳くらいでしょ。団塊世代の皆さんには申し訳ないけど、この人たち、あと20〜30年も放っておけば消えていなくなります。
 年齢分布のコブが消滅すると同時に年金問題も自然と消えてなくなりますよ。

 少子化のおかげで、50年後、100年後の日本は高齢化社会を迎えてるでしょうが、落ち着いた成熟社会になってると思いますよ。政府がバカなことしなけりゃね。

 リスクの高い移民などをたくさん入れて、いま、社会不安のタネになっている欧米の轍を踏んではいけません。彼らは歴史上、植民地を貪り続けたツケを移民受け容れという形で払わざるをえなかったわけでね。

 罪滅ぼしの真似事させられてるわけ?

 人口が多いからライバルが増えて就活にも苦労してるわけでね。戦争でもするなら話は別だけど、そんなつもりがないなら、人口など増えくていいの。

 少子化おおいに結構。

「1人で1人の肩車社会」というのもふざけた話でしてね。本来、年金は自分でかけたお金を自分で受け取るものなの。それだと政府はお金取れないから「支え合う制度」でごまかしちゃった。ワン・トゥ・ワンの関係ならすっきりするけど、わざわざ9人対1人なんて図式をつくったわけ。

 肩車じゃなくて独立独歩なのよ、ホントは。もういい加減、「みなで支える」という初期設定やめたらどう? すべての間違いはここにあるんです。

 人口動態の変化なんぞ30年前からわかってるんだから。さっさと対策を講じられなかったのは、厚労省の役人が利権(年金関連の特殊法人への天下り先)を奪われたくなかったから。
 年金制度のOSを交換せんとあかんねん。でも役人はミスを認めませんからね。そのおかげでまだこんなバカなシステムを続けるつもりなんでしょうな。

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