2012年03月15日「福島第一原発 真相と展望」 アーニー・ガンダーセン著 集英社 735円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 今日は超重要な話です。いま、フクシマはどうなってるのか、についてです。いや、フクシマだけでなく、東京・横浜にも密接です。東日本全体に関わるでしょう。

 あの大地震から1年。ということは、原発事故=放射性物質による汚染から1年、ということです。

 福島第1原発事故の直後、CNNで「レベル7」を指摘したのが著者でした。厳しいかな」と思いきや、その後の展開はすべて著者の指摘通り。いかに政府と東電が甘くてインチキだったかはご存じの通りです。

 スリーマイル島原発事故も含め、原発トラブルについての豊富な経験を持つ人ですね。フクシマをめぐっても、情報が錯綜する中、的確な分析と警告を公表して注目されました。

 さて、1号機、2号機、3号機、4号機。。。それぞれいったいどうなってるのでしょうか。潜在リスクも鋭く指摘しています。日本では補助金漬けの御用学者がウソばかりついてたことが事故1カ月で露呈しましたね。あの連中は今、なにをやってるのでしょうか?

 政府と東電の報道について、「鵜呑みになどしていません」とのこと。彼らが隠している事故原因についてもバッサリ。

「いまだに危機は去っていない」どころか、「4号機プールで火災が起きたら日本を脱出せよ」と友人にはアドバイスするなど、今後、起こり得る危機は山積み。
 とくにいまだに漏洩しっぱなしの放射性物質はどないなってまんねん? 健康被害は? フクシマの真実は? そして未来は?・・・続きは会員のみ視聴できます。会員になってね。