2012年05月18日四天王寺さんに行ってきましたあ。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 せっかく「原理原則inOHSAKA」のおかげで大阪にくるのに毎度トンボ返りというのもねえ。

 そういうわけで今回は早めに来ました。で、まずは聖徳太子さんゆかりの四天王寺へ。どないしたらいけまんねん? ネットで確認してもいいけど、ここは地元大阪に詳しいMさんに聞こう。

 この人には高野山も鞍馬山も案内してもろた。スピリチュアルのディープなネタをいつも教えてくれる。

「四天王寺前夕陽ヶ丘」という駅で下車とのこと。ふ〜ん、で、その駅にはどうやって行けばええの? そこまで聞いたらアホちゃいまんねんパーでんねん。駅で路線図見ればいいわけね。 

 ふ〜ん。谷町線か。つうわけで、ちょいと早めのランチをいつものように「梅田はがくれ」で。ここのうどんはめちゃ美味い。いつも客が並んでるのがわかりますな。「ざるうどん+おでん+いなり寿司」を堪能。

 う〜ん、やっぱ美味い。カウンターしかないかんね。外には行列。

「じゃ外で待ってますから」
「はい」とMさん。
「兄ちゃん座って待っときいな。食べるの早すぎるわ。大盛にしたってんで」と店のご主人。
「行列だから外にいますわ」
「兄ちゃん悪いな。それにしても早すぎるがな」
 
 早食いとせっかちは治らんなあ。


南大門よりも西重門のほうが写真としてはいいかも。鳥居の扁額はレプリカ。本物は宝物館にあります。
「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」=「この地は釈迦如来が現れて説教されたところで極楽浄土の東門に当たる」という意。


金堂と五重塔。

手前が石舞台。

転法輪です。カトマンズのお寺にあったマニコロみたいなもんかな。

「通勤快読」の読者には何回かお話ししてきましたから常識ですけど、ま、ちょっと説明しときましょか。
 昔、聖武天皇の時代、あの方は5年間に5回も都を換えましたね。平城京、恭仁宮、難波宮、紫香楽宮、そしてまたまた平城京ですね。
 四天王寺のそばにあったのが難波宮で、当時は海がここまで来てました。唐船が近づくと立派な四天王寺が目に飛び込んでくる。そればかりか遠くの海からは大仙陵(仁徳天皇陵)が見えました。

「で・で・でかい! 倭国は意外と文化文明の発達したとこでんなあ(関西弁ではないでしょうが)」

 前方後円墳は単純に中国の円墳と方墳をつないだものではありません。盾を伏せた形=平和のシンボルなんす。で、卑屈にならんよう巨大にしてあるわけ。海岸線に平行してつくられてます。

 なかなか広いですな。快晴ですっきりとした好天気。今日もついてる。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『日本のデザイン 美意識がつくる未来』(原研哉著・岩波書店)です。詳細はこちらからどうぞ。