2012年07月15日「Stand by me」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

「私はあの12歳の時に持った友人に勝る友人を、その後2度と持ったことがない。だれもがそうなのではないだろうか・・・」

 どなんかなあ? あなたにとって最盛期の友人っていつできました?
 私は友人運と女性運だけはいいみたいで、ま、その分、金運が欠落してるわけですけどね。ま、そんなこたあどうでもええねんけど。

 高校時代かなあ。無茶やってましたからね。
「あんたみたいなことやったら退学だよ、退学。私立は校則厳しいんだから」と家内からよく言われました。
 んなこといわれてねえ。私らの時代はいまとちがって公立だってレベルはそこそこでしたし、かなりいい加減でも、成績さえ良ければ先生は大目に見てくれてましたからね。3年間、無遅刻無欠席無早退が1度としてなかったこの私でも卒業させてもらえたんですからね。いや、太っ腹ですよ。もっとおおらかに育てるべきですよね。



 いまは作家となったゴーディが12歳の時代を思い出すきっかけはある新聞記事。

「弁護士クリス・チャンバース刺殺される」

 クリス、クリス、あのクリス。このオレにおまえは文才がある、小説家になれよと勧めてくれた友人だ。
 貧困のどん底で育ち、給食費を盗み、罪を感じて担任に返したら、そのカネを担任は洋服代に使い込んで、罪をクリスになすりつけた。。。

 クリス、おまえは頭がいいんだ。就職じゃなくて進学しろ。一緒に勉強しようと勧めたら一念発起して、バイトと奨学金で大学まで出て弁護士になった。

 その男がファミレスでトラブルを起こしたバカな連中の仲裁をしたらナイフで刺されて死亡かよ。。。

 あの頃、12歳の頃。バカなオレたちは目一杯背伸びしてた。

 オレゴン州キャッスルロックは人口1200人あまりの小さな町だ。
 オレのまわりにはいつも一緒の3人。リーダーはクリスだ。それと大きなメガネのテディだ。オヤジは狂ってると言われてる。けど、ノルマンデー作戦の英雄であるオヤジをテディはとても尊敬していた。それと、いつもスローモーなバーン。

 オレだって優秀な兄貴が事故で死んで、「おまえが死ねば良かった」と父親から言われるような生活だ。

 性格も個性も違うけど、だから引き合っていたのかもしれない。

 そんなある日、バーンは不良の兄貴から耳よりの情報を持ってきた。それは行方不明の少年が30キロ先の森の奥で列車にはねられて死体はいまや野ざらしになっているということだ。

「死体を発見したらヒーローになれる!」とばかりに、ちっぽけな町しか知らない少年の冒険。。。が始まります。

「2日しか経っていないのになぜかキャッスルロックが前より小さく見知らぬ街に見えた・・・」
 そんなものなのかもしれません。1986年の映画。ま、主題歌があまりにも有名になりました。

 これによく似たドラマが日本でもありましたよねえ。なんだったかなあ。。。

※原理原則研究会(東京)は来週17日(火)がオーラスです。1年間お疲れ様でした。打ち上げは21日に横浜でやります。よろしくです。