2012年08月30日首相もリターン・フリーなんかいな
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
一度決断したことを途中で止める人は少なくないけど、「もう引き返せない」という段階でも平気でキャンセルする日本人が増えてまんなあ。
世界中に出店ラッシュの某アパレル。「いま買って後で考えよう!」「30日以内なら理由を問わず返品・交換OK!」と銘打ったポスターが店内のあちこちに貼り付けられてます。まさに「衝動買い」の奨励。
これで儲かるか? 儲かって笑いが止まらない。だって、商品より電車賃のほうが高いくらいの価格破壊だもん。地方のお客は返品も交換もできないだろうしね。
で、都心のお客はどうかと言えば、これが少し変わってて、似たような商品をとりあえず2着買っておく。で、実際に着て気に入ったほうだけ残して、もう1着は返品。
こういうショッピングスタイルなのね。
消費者が賢くなったというべきか、商魂たくましいアパレルがさらに上手だと褒めるべきか。。。
同じことが外食産業でもいえましてね、大手ハンバーガーチェーンは以前、「まずかったら返金キャンペーン」を展開したことがあります。返品率は0.2%。平素のクレーム率は1〜5%だから、返品=返金率のほうがはるかに低い。
そうかと思うと、アメリカ発の激安流通店なんか、食べかけのアップルパイやケーキでも返品OK(こういうリスク吸収のために年会費をとってんだよ)。で、半分以上食べたお客が返品に平気でやってくる。
この数はハンパない。
昔の日本人なら、まずい店には2度と行かない、っう意思表示したと思う。現代日本人は食べかけどころか半分も食べないと「まずい!」と気づかなくなったのか。ここまで食べても平気で返品しちゃう図太い神経の持ち主が増えたのか、私ゃ理解できまへん。
とにかく権利を堂々と主張するつうか、行動する日本人が出現した、っつうこと。
これ、実は頼もしく思ってるんです、私。「NO!」という日本人に振り回されてるかもしれない。いやいや、いまこれから振り回されるかもよ。
問責決議案が可決されました。谷垣さんも焦ってますな。
{首相は再選されれば10月前半にも臨時国会を召集して解散。11月に衆院選挙だ!」と内外の新聞がコメントしてますけど、ありへまへんな。
年内解散はありません。
理由は2つ。1つは、いま解散したら自公民が負けるから。2つめは、消費税増税廃案が提出されたら困るから。
財務省は解散を延ばしに延ばしますよ。衆院の任期満了まで引き延ばしたいんじゃない? 国民の間に「増税」をすり込ませたい。「もう増税で決まったんだ」と諦めさせたいからですね。10月解散じゃまだ定着してないから、下手するとひっくり返されてしまいます。
ま、自民党も野田首相を追い込むポーズだけはすんだろな。でも自公も年内には解散したくない。谷垣さんもクビがつながるなら解散したくない。それに公債発行特例法案(赤字国債発行法案のこと)と議員定数是正については審議しなくちゃなりまへん。つまり、「問責決議案」云々ゆうても空振りなわけよ。
年内解散はありまへんな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『戦後史の正体』(孫崎享著・創元社)です。詳細はこちらからどうぞ。
世界中に出店ラッシュの某アパレル。「いま買って後で考えよう!」「30日以内なら理由を問わず返品・交換OK!」と銘打ったポスターが店内のあちこちに貼り付けられてます。まさに「衝動買い」の奨励。
これで儲かるか? 儲かって笑いが止まらない。だって、商品より電車賃のほうが高いくらいの価格破壊だもん。地方のお客は返品も交換もできないだろうしね。
で、都心のお客はどうかと言えば、これが少し変わってて、似たような商品をとりあえず2着買っておく。で、実際に着て気に入ったほうだけ残して、もう1着は返品。
こういうショッピングスタイルなのね。
消費者が賢くなったというべきか、商魂たくましいアパレルがさらに上手だと褒めるべきか。。。
同じことが外食産業でもいえましてね、大手ハンバーガーチェーンは以前、「まずかったら返金キャンペーン」を展開したことがあります。返品率は0.2%。平素のクレーム率は1〜5%だから、返品=返金率のほうがはるかに低い。
そうかと思うと、アメリカ発の激安流通店なんか、食べかけのアップルパイやケーキでも返品OK(こういうリスク吸収のために年会費をとってんだよ)。で、半分以上食べたお客が返品に平気でやってくる。
この数はハンパない。
昔の日本人なら、まずい店には2度と行かない、っう意思表示したと思う。現代日本人は食べかけどころか半分も食べないと「まずい!」と気づかなくなったのか。ここまで食べても平気で返品しちゃう図太い神経の持ち主が増えたのか、私ゃ理解できまへん。
とにかく権利を堂々と主張するつうか、行動する日本人が出現した、っつうこと。
これ、実は頼もしく思ってるんです、私。「NO!」という日本人に振り回されてるかもしれない。いやいや、いまこれから振り回されるかもよ。
問責決議案が可決されました。谷垣さんも焦ってますな。
{首相は再選されれば10月前半にも臨時国会を召集して解散。11月に衆院選挙だ!」と内外の新聞がコメントしてますけど、ありへまへんな。
年内解散はありません。
理由は2つ。1つは、いま解散したら自公民が負けるから。2つめは、消費税増税廃案が提出されたら困るから。
財務省は解散を延ばしに延ばしますよ。衆院の任期満了まで引き延ばしたいんじゃない? 国民の間に「増税」をすり込ませたい。「もう増税で決まったんだ」と諦めさせたいからですね。10月解散じゃまだ定着してないから、下手するとひっくり返されてしまいます。
ま、自民党も野田首相を追い込むポーズだけはすんだろな。でも自公も年内には解散したくない。谷垣さんもクビがつながるなら解散したくない。それに公債発行特例法案(赤字国債発行法案のこと)と議員定数是正については審議しなくちゃなりまへん。つまり、「問責決議案」云々ゆうても空振りなわけよ。
年内解散はありまへんな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『戦後史の正体』(孫崎享著・創元社)です。詳細はこちらからどうぞ。