2012年10月13日「刑事」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

♪アモーレ・アモーレ・アモーレ・アモレミオ〜♪
 好き好き好き、あなたのことが大好き。しつこいくらい「好き」を連発する唄ですけどね。

 シャンソンにもこんな唄がたくさんあります。そういえば、「♪without you」もそうでんな。

 こんな女性に出逢えたら本望だ、恋で死にたい、なんて勘違いする男性は少なくないでしょうけど、実際問題として、こんなことがあったら大変ですよ。




 映画としてはいったいどこがいいのかわかりません。ま、DVDはもってるけどね。ピエトロ・ジェルミが好きだからね。

 音楽だろうなあ。やっぱ。カルロ・ルスティケリの「死ぬほど愛して」でしょうな。
 そういえば、「ブーベの恋人」も彼の音楽でした。しかもクラウディア・カルディナーレでしょ。
 情念の女。ま、映画の中身は松本清張ですわ。ローマで白昼、強盗騒ぎが発生てな感じ。

 イタリアの代表する映画にしたのはやっぱ音楽でしょ。で、唄はカルロ・ルスティケリの娘のアリダ・ケッリが歌ってます。これがええのんよお。詞はピエトロ・ジェルミですな。

アリダ・ケッリの「死ぬほど愛して」です(クリックすると聴けますよ)。

 殺人犯ディオメーデは『シェルブールの雨傘』でカトリーヌ・ドヌーブの恋人役をしてたニーノ・カステルヌオーヴォですよ。わかりました?

♪愛しい人よ
 あなたの腕の中で
 すべての苦しみを忘れられる
 死ぬほど一緒にいたい
 泣かないで 愛しい人よ
 黙って この胸にもたれて
 苦しみを 打ち明けて
 私を1人残して
 去って行ったあなた♪

 ラストシーンは見物でんな。これだけでも見たらええねん。
ストーリーはつまらん、つまらん。大滝秀治さん。けど、実際にある事件という事件はこんなもんでしょ。