2012年11月02日「純系名古屋コーチン専門店 炭焼ちきんかばぶ」(名古屋・栄)

カテゴリー中島孝志のB級グルメ探検隊」

 「B級グルメ」とは「格安の値段で超一級の味を提供する料理、すなわち、お買い得、お食べ得の料理」という意味です。高くて美味いのは当たり前。安くても、「こんなに美味いの? こんな値段で食べちゃっていいの?」と腰を抜かしてしまう店。それを紹介するのが本ブログの使命です(ちょっとオーバーか)。

 講演で名古屋に行ったとき、たまたま見つけた店。これが大当たり。

 私、日刊ゲンダイで「焼鳥屋探訪記」を連載してましてね。土曜ごとに食いしん坊3人(森永卓郎さん&辻よしなりさん)と交代で書いてまして。だから、このサイトではなるべく焼鳥屋は紹介しないようにしてきたの。

 でも、この店は先週掲載したので、まっいいかな。

 私くらいの食いしん坊になりますと、店の名前を見ただけ聞いただけで、美味いかどうかがわかります(ま、そう信じてください)。ネットでどこにしようかな、とクルージングしてたときにビビッと来ちゃった。

 ここに決〜〜めた。

 で、名古屋在住の東京原理原則研究会のメンバーTさんを呼び出しまして一献。熱田神宮のあと時間ぎりぎりまで三越の隣ビルの喫茶店(LACHICの宮越屋珈琲店)で仕事してたんだけど、えがったのお。紅茶3回もおかわりしちゃった。

「美味いですね」
「大当たりだね」

 店がわかりづらい。電話で聞いたビルの地下に着いたのに店がない。

「どこにあんの?」
「外にバラの一輪挿しがあります」


なんと茶室の躙り口ではないっすか。60センチほどの入口から身を入れると8人掛けの一本板。乙ですなあ。

薩摩の芋焼酎小鹿。丼にどかんとぶっかき氷。両手で呑むわけ。

〆は玉子かけご飯。

たまりまへんなあ。。。

 焼き鳥? 刺身で食べられるのをちょいとあぶって出してくれます。塩のみ。デザートは手作り豆腐。。。のはずが、どう考えても味はプリン。 

 いやあ名古屋おそるべし。美味くてまいった。

・店名:純系名古屋コーチン専門店 炭焼ちきんかばぶ
・場所:栄の中日ビルから徒歩3分。
・値段:コース5000円でっせ。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『植物からの警告』(湯浅浩史著・筑摩書房)です。詳細はこちらからどうぞ。