2012年11月14日選挙に行こう。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いよいよ解散ですか? 「近いうち」というのは年末のことだったんですね。「紅白歌合戦までには解散しますよ」とヒントくらいくれてもよかったのにね。

 けど、野田さんて人、だれに首相にしてもらったんでしょう? 有権者ではありませんね、選挙の洗礼を受けてないんですから。民主党の代議士たちに投票してもらって首相になれたんでしょ。

「解散はしない」という党の機関決定を無視して、勝手に解散なんてできるんですかね?

「解散権は首相の専権事項だ?」

 それは国政選挙で選ばれた首相の場合はね。かつて海部俊樹という人が首相がいました。この人、解散風を吹かしたけど、最後の最後にやめちゃった。小沢さんに脅かされたからですね。

 実態は首相の専権事項なんかじゃありませんよ。

 野田さんに似合うのは「総辞職」じゃないかな。で、首相を換えていきなり解散。なにやったって民主党は消えるんですけど。あがくとすればこれしかないでしょうな。TPP? 自民党にくさびを打とう、という手はたぶん財務省のアイデアでしょ。

 けど、1票の格差問題。これだけは解決しとかないと、選挙結果そのものが無効とされてしまうかもしれません。で、選挙区割。告知徹底期間。。。なんだかんだで早くても2月じゃないの。

 ならば、特例国債発行法案だけ通しといて、任期満了で同時選挙したらいいのに。

 ま、民主党はダメージを最小にしたいから「都知事選挙」とぶつけたいわな。国民の注意が拡散すれば、間違って「民主党候補」に投票しちゃうかもしれんわな。

 でも、国民はそんなにバカではありません。ダメなヤツはダメ。ダメな政党はダメ。ちゃんとわかっとります。もう御用新聞を信じてる人も少なくなったでしょ。

 さて、小沢一郎さんが2審も無罪となりました。得体の知れない検察審査会はいったいなにをやってたんでしょうね。メディアはいまでも被告人扱い。「小沢元被告」と紹介しかねませんよ、きっと。

 人権侵害どころの話ではありませんな。

 検察官役の指定弁護士の控訴を棄却しました。もう上告できないでしょ。不思議なことに、小沢さんの無罪判決はメディアの解散報道とタイミングがドンピシャ。

 さあ、どう読みますか?

 小沢さんは強制起訴されなかったら、民主党代表に復帰してたかもしれませんし、首相にもなっていたでしょう。それで困るのはアメリカです。
 アメリカが困ると、政治主導になりかねない官僚も困るし、広告宣伝費が入ってこなくなるマスメディアもそうですね。だから、これからも小沢バッシングは続きます。

 今回の判決もまともな裁判官が下しました。小沢弁護団がいちばん懸念したことは裁判官のキャスティングだったと思いますね。というのも、いままでアメリカと対立した芦田均、重光葵、あるいは田中角栄といった政治家は、検察にむちゃぶりされて逮捕されたり、長期の裁判に引っ張り出されたり、政治生命を絶ちきられるケースが多かったですね。
 
 角栄さんだけでしょ? 踏ん張れたのは。

「小沢絶対有罪裁判官」を用意することも法務省を動かせばできたでしょうね。 
 けど、やらなかった。できなかったのか? もうやらんでも目的は達した、と判断したのか。。。

 すべては選挙で決まります。選挙がいかに重要なものなのか。国民の意思を表明し、政治家を動かすのは選挙です。

 いずれ、ユダヤ人がどうしてここまで強くなったのか、来月早々、「通勤快読」でご紹介しましょう。アメリカを牛耳っているのはわずか人口2%のユダヤ人です。彼らは真剣に選挙を戦略的に活用しています。だから、政治家はユダヤ人を見て政治をしているんです。

 バラバラの貧乏人がプラカード掲げても、政治家は見ちゃいませんよ。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『田中角栄に聞け』(塚本三郎著・PHP)です。詳細はこちらからどうぞ。