2012年12月07日善人ほど若死にをする。。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
勘九郎さん、いえいえ、勘三郎さんが亡くなりました。彼を最初に知ったのは映画「戦争と人間」。
この映画で、主人公の子供役をしてたんですね。主役は五代俊介。北大路欣也さんが演じてました。少年役が勘三郎さんだったわけですね。
この映画、好きでしてね。正月に3日間連続で深夜に放送したのを観て感動。書店に駆け込んで「全17巻、取り寄せてください」。お年玉はたいて買いました。小5のときでした。
学生時代、池袋の文藝座でぶっ続けで観たり、代々木だかどこだかの公民館で全3作の前後編を一挙上映。朝9時から夜10時くらいまで牛乳とパン付きなんても観ましたね。いま思えば、たぶん共産党が主催してたんでしようね。
その後も何度も観ました。もちDVDも持ってますけどね。満州に進出した鮎川義介の日産コンツェルンがモデルですね。
兄は五代英介。亡き高橋悦史さんが演じてました。本当の主役の叔父、五代喬介をこれまた亡き芦田伸介さん。その兄の五代財閥総帥を劇団民藝のこれまた亡き滝沢修さんが演じられてましたね。
大好きな俳優伊藤孝雄さん。彼は五代俊介の友人の苦学青年。のちに俊介の妹の五代順子(よりこ)と結婚する標耕平(しめぎ・こうへい)の兄役でした。あえなく前線で死ぬんです。蝶が舞ってましたよ。
「俊介君のお兄ちゃんは兵役を免除されたんだ。どうして、あんチャンだけ行くの?」
「金持ちはそんなそうだ。耕平、よく覚えておけ。いったい、奴らがどんな物言いをし、どんなメシを食い、どんな行動をするか。言ってることとやってることに裏表はないか。わからないということは恥ずかしいことじゃない。わからないということは、後悔しないための唯一の方法なんだ」
いまだにセリフを完全に覚えてます。参考までに、耕平役は山本圭さん。順子役は吉永小百合さん。でもって、私が大好きな浅丘ルリ子さんは長女の五代由紀子役でした。
勘三郎さんのイメージは子役の頃から変わってません。争議鎮圧のために放水されるなか、水浸しになりながら、「やめろ〜」と泣き叫ぶ姿が忘れられないです。
善人は若死にをしますな。くだらないヤツばかりが妙に長生きしてますな。
正月を直前に、12月は喪中葉書が届くシーズンでもあります。もういいんです。いい年の人は。ご親族には悪いけどなんとも思いません。
けど、こういうのはまいるんです。2005年10月03日にこのブログで書きました友人の歯科医檜山隆一さんのこと。
私と同じ年。幼い頃から虚弱体質で大人になるまで生きられないだろう、と医師からいわれましたけど、養生しましてね、生きましたよ。
独自の療法で癌を寛解させたけど、6年後に再発。いい人でしたね。というか、魂のレベルが非常に高い人でした。講演会とかを主催したり、いろんな社会活動を熱心にされてましたね。スタッフも優秀でした。ふつうの歯科医じゃないもんね。ここは。
善人ほど若死にをしますな。惜しい人物ほど先に逝きますな。哀しいですな。とても悲しいですな。人生はあっけない、儚いものですな。
弐十手物語の鶴次郎なら、「ツル〜〜」と凍て鶴になるんでしょうな。心を凍らせて忍ぶんでしょうな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『詩への道しるべ』(柴田翔著・筑摩書房)です。詳細はこちらからどうぞ。
この映画で、主人公の子供役をしてたんですね。主役は五代俊介。北大路欣也さんが演じてました。少年役が勘三郎さんだったわけですね。
この映画、好きでしてね。正月に3日間連続で深夜に放送したのを観て感動。書店に駆け込んで「全17巻、取り寄せてください」。お年玉はたいて買いました。小5のときでした。
学生時代、池袋の文藝座でぶっ続けで観たり、代々木だかどこだかの公民館で全3作の前後編を一挙上映。朝9時から夜10時くらいまで牛乳とパン付きなんても観ましたね。いま思えば、たぶん共産党が主催してたんでしようね。
その後も何度も観ました。もちDVDも持ってますけどね。満州に進出した鮎川義介の日産コンツェルンがモデルですね。
兄は五代英介。亡き高橋悦史さんが演じてました。本当の主役の叔父、五代喬介をこれまた亡き芦田伸介さん。その兄の五代財閥総帥を劇団民藝のこれまた亡き滝沢修さんが演じられてましたね。
大好きな俳優伊藤孝雄さん。彼は五代俊介の友人の苦学青年。のちに俊介の妹の五代順子(よりこ)と結婚する標耕平(しめぎ・こうへい)の兄役でした。あえなく前線で死ぬんです。蝶が舞ってましたよ。
「俊介君のお兄ちゃんは兵役を免除されたんだ。どうして、あんチャンだけ行くの?」
「金持ちはそんなそうだ。耕平、よく覚えておけ。いったい、奴らがどんな物言いをし、どんなメシを食い、どんな行動をするか。言ってることとやってることに裏表はないか。わからないということは恥ずかしいことじゃない。わからないということは、後悔しないための唯一の方法なんだ」
いまだにセリフを完全に覚えてます。参考までに、耕平役は山本圭さん。順子役は吉永小百合さん。でもって、私が大好きな浅丘ルリ子さんは長女の五代由紀子役でした。
勘三郎さんのイメージは子役の頃から変わってません。争議鎮圧のために放水されるなか、水浸しになりながら、「やめろ〜」と泣き叫ぶ姿が忘れられないです。
善人は若死にをしますな。くだらないヤツばかりが妙に長生きしてますな。
正月を直前に、12月は喪中葉書が届くシーズンでもあります。もういいんです。いい年の人は。ご親族には悪いけどなんとも思いません。
けど、こういうのはまいるんです。2005年10月03日にこのブログで書きました友人の歯科医檜山隆一さんのこと。
私と同じ年。幼い頃から虚弱体質で大人になるまで生きられないだろう、と医師からいわれましたけど、養生しましてね、生きましたよ。
独自の療法で癌を寛解させたけど、6年後に再発。いい人でしたね。というか、魂のレベルが非常に高い人でした。講演会とかを主催したり、いろんな社会活動を熱心にされてましたね。スタッフも優秀でした。ふつうの歯科医じゃないもんね。ここは。
善人ほど若死にをしますな。惜しい人物ほど先に逝きますな。哀しいですな。とても悲しいですな。人生はあっけない、儚いものですな。
弐十手物語の鶴次郎なら、「ツル〜〜」と凍て鶴になるんでしょうな。心を凍らせて忍ぶんでしょうな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『詩への道しるべ』(柴田翔著・筑摩書房)です。詳細はこちらからどうぞ。