2013年05月14日NHK「テストの花道」に出てしまいました。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
内緒にしてたんだけど、意外と見てる人多いんですね。さすが国営放送。
けど、これ、中高生とか受験生向けの番組ですよ。どうすれば部活と勉強が両立できるかとか、勉強に集中するにはどうすればいいかとか、上手な時間活用法とか。。。
う〜ん、ぜんぶ、ビジネスパースンにもあてはまんじゃん。そういう意味では下手なビジネス書よりずっとわかりやすいかも。
で、NHKがインタビューに来たのは三笠書房から出版した「しないことリスト」つう本を読んで、これ、高校生にも使えますよ、と思ったらしいのね。
まあ、そうかもしれませんな。つうのは、昔、息子が中学受験するとき、たぶんわが家でいちばん忙しかったのは彼だと思うのね。スケジュール帳を見ないとアポが取れないほど。受験生って、基本、そうだわな。
で、どんな話をしたか。。。
「To do list」というのがありますよね。今日はこれやんなきゃ、というやつね。けど、ホントにできる人って選択と集中が巧くてね。これはやんない、これもやんない。つまり、「Not To do list」が冴えてるわけ・・・。
受験生なら、「この1時間はケータイに絶対出ない」とか「休み時間の半分は友達と雑談しない」とか「部活のあとはマクドに行かない」とかね。まあ緩いルールでいいわけ。厳しくすると続かないしハブられちゃうしね。こどもの世界も人間関係はいちばん大切だもんね。
つまり、「しないことリスト」のねらいは「メリハリ=集中」にあんの。集中できる時間をいかに仕掛けるか、がポイントなわけ。
まあ、そんな話をしたんだけど、私の独演会じゃありませんからね。けど、巧くつくってたと思うよ。ディレクターがなかなか優秀でした。さすが国営放送ですな。ドラマだけじゃありませんな。
できる人は「できない約束」をしないもん。できる人は「安請け合い」なんてしない。できる人は「わからないこと」に手を出さない。できる人は「好き嫌い」で動かない。。。
これって受験生もビジネスの世界で生きている人も同じ。
できない約束をする――これはビジネスをする上で大変危険なことです。大きなビジネスであればあるほどその危険度は高まります。
ビジネスは「信頼」で成り立ってますからね。できると約束をしたのに、「やっぱりダメでした。ごめんちゃい」では信頼は地に落ちてしまいます。一発で終わることもあります。「信頼がある」ということは他人から評価されている云々といったレベルの話ではありません。
ここを勘違いしている人がたくさんいますね。
「自信」が「自分への信仰」であると同じように、「信頼」とは「自分との誓約」なんですね。約束などという生やさしいものではありません。誰かとの約束ではなく、自分への誓いがベースにあります。それが結果として、周りからの評価につながってわけですね。
なんか偉そうなことばかり言ってますけど、自分を戒めながら書いてますから。
「コミットメント」という言葉は日産自動車再建に乗り込んできたカルロス・ゴーンさんが盛んに使ったことで有名になりましたが、これも「約束する」という、そんななまやさしい言葉ではありません。英語で使われるときは必達目標――「死ぬ気でやる」「絶対にやり抜く」「200パーセントやる!」という強烈な言葉ですね。
ですから、外国人は軽い気持ちでこの言葉は使いません。ビジネスパースンの言葉は重たく、一度、約束したことを履行できないと、腹切り=辞任につながります。
その点、政治家の言葉は鴻毛よりも軽く、「総理辞任後は政界から引退します」なんて言葉も「辞めると約束した(菅直人・前首相)」、「シロアリ退治をしてから増税します。増税する前に民意を問います(野田佳彦・現首相)」なんて言葉もすべて「嘘」でした。
だから政治家は信頼されないのです。
「できない約束」をしないのがプロです。「不言実行」という言葉もあります。期待をさせるだけさせて、「できませんでした」と謝罪もしない。政治家というのは嘘に慣れているのでしょう。
仕事ができる人になるコツは「有言実行」にあります。「不言実行」だと、誰の目を気にすることもありません。しかし周囲に宣言してしまうと、まわりの目を気にしなければならなくなります。「進捗状況はどうですか?」と、ことあるたびにチェックが入ります。だから真剣になるのです。
「すぐにとりかかります」「時間内に終わらせます」と宣言したら、脳が強く意識するようになります。「宣言する」という行為は周囲の脳だけでなく、あなたの脳にもしっかりインプット=コミットメント=脳に定着するのです。
「いますぐやります」「さっそくやります」という口ぐせもあなたの意識を変えます。意識が変わることで行動が変わり、行動が変わることで習慣が変わります。
「できない約束」ならしない。約束をしたからには何がなんでもやる。そして結果を出す。それが賢明だと思います。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『アイデアの直前 タグボート岡康道の昨日・今日・明日』(岡康道著・河出書房新社)です。詳細はこちらからどうぞ。
けど、これ、中高生とか受験生向けの番組ですよ。どうすれば部活と勉強が両立できるかとか、勉強に集中するにはどうすればいいかとか、上手な時間活用法とか。。。
う〜ん、ぜんぶ、ビジネスパースンにもあてはまんじゃん。そういう意味では下手なビジネス書よりずっとわかりやすいかも。
で、NHKがインタビューに来たのは三笠書房から出版した「しないことリスト」つう本を読んで、これ、高校生にも使えますよ、と思ったらしいのね。
まあ、そうかもしれませんな。つうのは、昔、息子が中学受験するとき、たぶんわが家でいちばん忙しかったのは彼だと思うのね。スケジュール帳を見ないとアポが取れないほど。受験生って、基本、そうだわな。
で、どんな話をしたか。。。
「To do list」というのがありますよね。今日はこれやんなきゃ、というやつね。けど、ホントにできる人って選択と集中が巧くてね。これはやんない、これもやんない。つまり、「Not To do list」が冴えてるわけ・・・。
受験生なら、「この1時間はケータイに絶対出ない」とか「休み時間の半分は友達と雑談しない」とか「部活のあとはマクドに行かない」とかね。まあ緩いルールでいいわけ。厳しくすると続かないしハブられちゃうしね。こどもの世界も人間関係はいちばん大切だもんね。
つまり、「しないことリスト」のねらいは「メリハリ=集中」にあんの。集中できる時間をいかに仕掛けるか、がポイントなわけ。
まあ、そんな話をしたんだけど、私の独演会じゃありませんからね。けど、巧くつくってたと思うよ。ディレクターがなかなか優秀でした。さすが国営放送ですな。ドラマだけじゃありませんな。
できる人は「できない約束」をしないもん。できる人は「安請け合い」なんてしない。できる人は「わからないこと」に手を出さない。できる人は「好き嫌い」で動かない。。。
これって受験生もビジネスの世界で生きている人も同じ。
できない約束をする――これはビジネスをする上で大変危険なことです。大きなビジネスであればあるほどその危険度は高まります。
ビジネスは「信頼」で成り立ってますからね。できると約束をしたのに、「やっぱりダメでした。ごめんちゃい」では信頼は地に落ちてしまいます。一発で終わることもあります。「信頼がある」ということは他人から評価されている云々といったレベルの話ではありません。
ここを勘違いしている人がたくさんいますね。
「自信」が「自分への信仰」であると同じように、「信頼」とは「自分との誓約」なんですね。約束などという生やさしいものではありません。誰かとの約束ではなく、自分への誓いがベースにあります。それが結果として、周りからの評価につながってわけですね。
なんか偉そうなことばかり言ってますけど、自分を戒めながら書いてますから。
「コミットメント」という言葉は日産自動車再建に乗り込んできたカルロス・ゴーンさんが盛んに使ったことで有名になりましたが、これも「約束する」という、そんななまやさしい言葉ではありません。英語で使われるときは必達目標――「死ぬ気でやる」「絶対にやり抜く」「200パーセントやる!」という強烈な言葉ですね。
ですから、外国人は軽い気持ちでこの言葉は使いません。ビジネスパースンの言葉は重たく、一度、約束したことを履行できないと、腹切り=辞任につながります。
その点、政治家の言葉は鴻毛よりも軽く、「総理辞任後は政界から引退します」なんて言葉も「辞めると約束した(菅直人・前首相)」、「シロアリ退治をしてから増税します。増税する前に民意を問います(野田佳彦・現首相)」なんて言葉もすべて「嘘」でした。
だから政治家は信頼されないのです。
「できない約束」をしないのがプロです。「不言実行」という言葉もあります。期待をさせるだけさせて、「できませんでした」と謝罪もしない。政治家というのは嘘に慣れているのでしょう。
仕事ができる人になるコツは「有言実行」にあります。「不言実行」だと、誰の目を気にすることもありません。しかし周囲に宣言してしまうと、まわりの目を気にしなければならなくなります。「進捗状況はどうですか?」と、ことあるたびにチェックが入ります。だから真剣になるのです。
「すぐにとりかかります」「時間内に終わらせます」と宣言したら、脳が強く意識するようになります。「宣言する」という行為は周囲の脳だけでなく、あなたの脳にもしっかりインプット=コミットメント=脳に定着するのです。
「いますぐやります」「さっそくやります」という口ぐせもあなたの意識を変えます。意識が変わることで行動が変わり、行動が変わることで習慣が変わります。
「できない約束」ならしない。約束をしたからには何がなんでもやる。そして結果を出す。それが賢明だと思います。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『アイデアの直前 タグボート岡康道の昨日・今日・明日』(岡康道著・河出書房新社)です。詳細はこちらからどうぞ。