2013年09月05日シリア情勢について。。。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
続きの続きで税金のお話をしようと思ってたんですが、17日からスタートする「第13期東京原原」のメンバーにどれだけ知ってるか、ちょいと聞いてみようかなと思いまして、税金の話はやめます。
全国には420万社もありますが、そのほとんど(99.7%)は中小零細企業です。で、今回お話ししようと思ってた税制は、大企業・輸出企業にとっての還付税みたいなものでね。
周囲のビジネスパースンに聞くと、だれ1人として知りませんでした。そのメリットというか、特典をね。まあ、6000万人の勤め人はほとんどが経理部から源泉徴収票もらって終わりですからね。全額、国税に捕捉されてるわけでね。
全国420万人の中小零細経営者でも知ってるのはごくわずか。。。ここまで話せばピンと来る経営者もいるかも。つうか、知らなきゃ大損でっせ。ま、チャンスがあればいつかお話しましょう。
さてシリアです。「化学兵器使ったやろ!」つうことで、オバマがアサド政権を問答無用で攻撃することになってましたね。
イギリスはまたもや「わてもつきあいまっせ」としゃしゃり出ましたけど、議会のお許しが出なくてパー。ブレアのときに痛い目に遭ってますからね。「ブッシュに騙されてイラクなんか攻撃して大切な息子を失った」とイギリス中で嫌われています。ウイリアム王子の結婚披露宴にも招待されなかったほど。
結論。化学兵器を使用したのは政府軍か反政府軍か不明です。国連の調査結果が出るでしょうが、限りなく黒なのは反政府軍。(またイギリスはバカを見るところでした)。
オバマはなんとしても反政府軍にアサド政権を倒させたい。大量破壊兵器なんぞもってなかったフセインにイチャモンつけて倒したブッシュと同じ。
なんでそんなことすんの? イラクから撤退、アフガンから撤退。軍事産業が干上がってるわけ。どこかで戦争しないと儲からんわけ。
日本のメディアだけでなく、どこも(FTもWSJも)同じ報道してますね。アサド政権が市民を虐殺してる、と。
シリアのどこに市民なんているんでしょうか? 国ができて50年。例によってイギリスとフランスが勝手に線引きして領土を決めちゃった。で、いろんな部族が入り乱れて戦ってるわけ。彼らに国家意識なんぞありません。あるのは部族意識。市民なんて1人もいませんよ。
アサド大統領はイランと同じシーア派のしかも少数派。敵対する反政府軍はアル・カイーダ。
アル・カイーダとオバマがどうしてコンビプレイ? 「戦争ビジネス」と考えれば、武器を売りたい人、武器を買いたい人。オールハッピーてなわけです。
「アサド政権は独裁だから危険」と日本のメディアはバカなこと書いてますが、独裁だから安全なわけでしょ。フセインの重しをとったからイラクは混乱してるわけでね。
イランだってそう。79年のホメイニ革命。シャー・パーレビから空爆を懇願されたカーターがスルーしたから、イランは無政府状態に陥り、原理主義者によって厳格な生活を強制されるようになったわけでしょ。
チュニジアしかり。リビアしかり。重しが取れたけどぜんぜん「アラブの春」などやってきません。原理主義者の顔色をうかがう窮屈な国になっちゃった。エジプトもそうなりかねませんよ。軍部が頑張らないと。
独裁が悪い? 軍部が悪い? 自由を抑圧してる? 民主主義を抑圧してる?
まったく逆です。独裁だから国単位でマネジメントできてるわけ。独裁という重しをとることはパンドラの箱を開けるに等しいんです。勝手に開けて、あとは野となれ山となれでは9.11テロが起きるはずですよ。
もし英仏米がリビアのカダフィ政権を倒していなかったら? たぶんアルジェリアの原油プラントのテロは起きなかったでしょう。
中東やアフリカという地域は理想主義者がしゃしゃり出て、かき回したら大変なことになります。独裁だろうがなんだろうが、バランスが取れてたら手出し無用。崩れたら責任払い。
責任払いができるならやればいい。
アメリカの議会はイギリスとはちがいますな。アサド政権攻撃を認めちゃった。民主党も共和党もしょせん同じ穴の狢。スポンサーには逆らえんわな。
今回は、プーチンの意見が正論だと思います。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『いつまでもアメリカが守ってくれると思うなよ』(古森義久著・幻冬舎)です。詳細はこちらからどうぞ。
全国には420万社もありますが、そのほとんど(99.7%)は中小零細企業です。で、今回お話ししようと思ってた税制は、大企業・輸出企業にとっての還付税みたいなものでね。
周囲のビジネスパースンに聞くと、だれ1人として知りませんでした。そのメリットというか、特典をね。まあ、6000万人の勤め人はほとんどが経理部から源泉徴収票もらって終わりですからね。全額、国税に捕捉されてるわけでね。
全国420万人の中小零細経営者でも知ってるのはごくわずか。。。ここまで話せばピンと来る経営者もいるかも。つうか、知らなきゃ大損でっせ。ま、チャンスがあればいつかお話しましょう。
さてシリアです。「化学兵器使ったやろ!」つうことで、オバマがアサド政権を問答無用で攻撃することになってましたね。
イギリスはまたもや「わてもつきあいまっせ」としゃしゃり出ましたけど、議会のお許しが出なくてパー。ブレアのときに痛い目に遭ってますからね。「ブッシュに騙されてイラクなんか攻撃して大切な息子を失った」とイギリス中で嫌われています。ウイリアム王子の結婚披露宴にも招待されなかったほど。
結論。化学兵器を使用したのは政府軍か反政府軍か不明です。国連の調査結果が出るでしょうが、限りなく黒なのは反政府軍。(またイギリスはバカを見るところでした)。
オバマはなんとしても反政府軍にアサド政権を倒させたい。大量破壊兵器なんぞもってなかったフセインにイチャモンつけて倒したブッシュと同じ。
なんでそんなことすんの? イラクから撤退、アフガンから撤退。軍事産業が干上がってるわけ。どこかで戦争しないと儲からんわけ。
日本のメディアだけでなく、どこも(FTもWSJも)同じ報道してますね。アサド政権が市民を虐殺してる、と。
シリアのどこに市民なんているんでしょうか? 国ができて50年。例によってイギリスとフランスが勝手に線引きして領土を決めちゃった。で、いろんな部族が入り乱れて戦ってるわけ。彼らに国家意識なんぞありません。あるのは部族意識。市民なんて1人もいませんよ。
アサド大統領はイランと同じシーア派のしかも少数派。敵対する反政府軍はアル・カイーダ。
アル・カイーダとオバマがどうしてコンビプレイ? 「戦争ビジネス」と考えれば、武器を売りたい人、武器を買いたい人。オールハッピーてなわけです。
「アサド政権は独裁だから危険」と日本のメディアはバカなこと書いてますが、独裁だから安全なわけでしょ。フセインの重しをとったからイラクは混乱してるわけでね。
イランだってそう。79年のホメイニ革命。シャー・パーレビから空爆を懇願されたカーターがスルーしたから、イランは無政府状態に陥り、原理主義者によって厳格な生活を強制されるようになったわけでしょ。
チュニジアしかり。リビアしかり。重しが取れたけどぜんぜん「アラブの春」などやってきません。原理主義者の顔色をうかがう窮屈な国になっちゃった。エジプトもそうなりかねませんよ。軍部が頑張らないと。
独裁が悪い? 軍部が悪い? 自由を抑圧してる? 民主主義を抑圧してる?
まったく逆です。独裁だから国単位でマネジメントできてるわけ。独裁という重しをとることはパンドラの箱を開けるに等しいんです。勝手に開けて、あとは野となれ山となれでは9.11テロが起きるはずですよ。
もし英仏米がリビアのカダフィ政権を倒していなかったら? たぶんアルジェリアの原油プラントのテロは起きなかったでしょう。
中東やアフリカという地域は理想主義者がしゃしゃり出て、かき回したら大変なことになります。独裁だろうがなんだろうが、バランスが取れてたら手出し無用。崩れたら責任払い。
責任払いができるならやればいい。
アメリカの議会はイギリスとはちがいますな。アサド政権攻撃を認めちゃった。民主党も共和党もしょせん同じ穴の狢。スポンサーには逆らえんわな。
今回は、プーチンの意見が正論だと思います。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『いつまでもアメリカが守ってくれると思うなよ』(古森義久著・幻冬舎)です。詳細はこちらからどうぞ。