2013年09月25日やられたらやり返す! 倍返し、10倍返し、100倍返しの世界。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

「半沢直樹」が終わってしまいましたね。今世紀最高視聴率だとか。たしかにね。痛快でしたもんねえ。まさかの結末も、なんだかんだで原作通りでございました。

 テレビ局は思わぬ大ヒットでてんやわんや。来年のこの帯のCM費はドカンと跳ね上がるでしょうね。あとはいつやるか。正月の特番? 4月からシリーズ化?

 2クールであっという間に部長待遇。やっぱ証券会社に出向させないと終わってしまいますわなあ。役員になったらおもろなくなりますもんね。悪代官をこらしめるところに日本人は拍手喝采するわけでね。そういう意味では、水戸黄門や遠山の金さんと同じですね。

 今年の流行語大賞はこれで決まりです。1位、2位、3位独占じゃつまんないので、まとめて1位つうことになるんでしょうな。

 やられたらやり返す、倍返し、復讐、リベンジ、仕返し。泣き寝入りはしない。

 よく考えてみたら、これって、どこぞの人がよく言ってることではないっすか。そこにあるのは競争、好き嫌い、勝ち負け、損得、所有、支配、プライド、嫉妬。。。自己武装するためにたくさんの武器を身につけなければなりません。もはや武器が重たすぎて歩けません。

 自我にとらわわれることを「迷い」といい、自我を捨てることを「悟り」といいます。無我の境地つうやつですね。無我とは悟りですが、悟りとは自分の役割に気づくことにほかなりません。
 
 み〜んな、それぞれ役割があるわけでね。他人の役割を羨んでもしかたありません。自分の不幸や不遇を哀しんでもしょうがありません。不幸を数えたら、私ほど不幸な人間はあまりいないかもしれませんな。
 けど役割を果たしていると考えたら、なんとか前を向いて歩けるようになります。自分の人生なんすから受け容れるしかありませんもんね。

 そうすると神様を味方につけられるんですな。そこに気づきました。神様でも仏さんでもキリストでもなんでもいいんです。「宇宙の法則」とか「自然のルール」みたいなもんに順応して生きられるようになります。

 それでは視聴率はとれませんな。まだまだ役割に気づいている人は少ない、つうことですな。このドラマがヒットするつうことは。

 実は昨日、刑務所から出所した女性から手紙が届いたんす。版元経由ですけどね。ムショに私の本があるらしいすっよ。読んで感動されたとか。目覚めたとか。ありがたいお話ですが、私の本など読まなくたって目覚めたと思いますな。

 けど、これがご縁なんでしょうな。

 実は、去年は男性からメールが届きました。これもムショで読まれたとか。ムショは私の本しかないんでしょうか。これまたご縁なんでしょうな。

 ご縁つうのは不思議ですな。求めても求めても得られないのもご縁ですし、求めなくても得られるのもご縁です。グルメが好きでこのブログにたどり着いて、あれ、おや、よし、ってんで、原原に飛び込んできて、いつの間にかミイラ取りがミイラになって、いまも原原で勉強してるメンバーが少なくありません。

 ご縁ですな。

 飛び込むか飛び込まないか。この違いは1センチもありません。ま、飛び込まない人には永遠にわからん。飛び込めばだれにでもわかる。。。人が変われるのはご縁ですな。それ以外にはな〜んにもありませんな。

 ご縁はつくづく不可思議なもんですな。思惟も議論も超越しているから不可思議つうんでしょうな。霊妙なもんですな。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『日本と台湾 なぜ、両国は運命共同体なのか』(加瀬英明著・祥伝社)です。詳細はこちらからどうぞ。